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テレビ局アナウンサーからYouTubeチャンネル制作へ。切磋琢磨し合うメディア業界のトレンドを生み出す、仕掛け人とは?

動画の活用で企業のDX推進を支援する株式会社エビリー。

企業支援はもちろん、12月には2023年注目のYouTuberを予測した『ネクストトレンドYouTuber調査』、2022年のYouTube上でトレンドになったキーワード調査から『2022YouTube流行語大賞』を発表。業界のトレンドを牽引しながら、SNSデータから見る「Z世代の注目企業2022」に選出されるなど、止まらぬ勢いを見せています。

今年9月には動画DX推進企業「エビリー」とクリエイターポータル「セカンダリ」の提携で、今までにない映像コンテンツでYouTube活用を推進するなど、新たな試みも展開しています。

今回は、元局アナという経歴を持ち、現在ではプロダクション部にて数々の企業チャンネルの企画・制作を担当している庄野数馬さんにインタビュー。

これまでテレビ業界で活躍されてきた庄野さんが、メディア業界の中でもオンライン動画活用を手掛けるエビリーを選んだ理由、さらに現在のお仕事について詳しくお話を伺いました。


プロフィール|庄野数馬 京都府出身。大学卒業後の2010年に山口放送に入社。アナウンサーとして高校野球をはじめとしたスポーツ実況や、ラジオパーソナリティを務める。その後、2015年にテレビ大阪に移籍。2019年8月にテレビ大阪を退社し、PR兼映像制作会社へ。制作現場での経験を積み、2020年4月に独立。2022年3月に株式会社エビリーに入社し、現在はプロダクション部にて様々な企業チャンネルの企画・制作を担当している。


テレビ局アナウンサー時代の経験と人脈を活かし、テレビとITを繋ぐ架け橋になりたい

庄野さんがアナウンサーという仕事に着目したきっかけは、1995年に起きた阪神・淡路大震災だったと言います。

「当時小学2年生だった私は、テレビ画面越しに連日流れてくるニュースを通じて、震災の惨状を見つめていました。当時のライフラインはテレビかラジオしかなかった中、ニュースキャスターとして活躍されていた久米宏さんのアナウンスに感動し、感銘を受けたのがきっかけです」

その出来事が起点となり、大学卒業後の2010年に、アナウンサーとして山口放送に入社。在籍中はスポーツ実況や、ラジオパーソナリティなどを担当され、入社翌年には、NNSアナウンス大賞で西日本ブロック新人賞を受賞するなど、安定感のあるアナウンスで視聴者の心を掴んでいきます。

その後、2015年にテレビ大阪へ移籍。プロ野球などのスポーツ実況やニュースキャスターとして活躍されました。

「2019年にテレビ大阪を退社し、PR兼映像制作会社へ入社し、YouTubeチャンネルの立ち上げや動画制作を通して経験を積み、編集のスキルはもちろん、アナウンススキル以外のビジネススキルについても勉強させていただきました。2020年春にフリーアナウンサーとして独立し、周囲の方々に支えていただきながら、ナレーション、スポーツ実況や司会を務めておりました。2022年3月に知人を通してエビリーと出会い、今のポジションに入社させていただきました」

これまでは、男性アナウンサーは入局後は部署異動で定年まで勤めたり、フリーとして独立が定説だった中、今ではテレビ局を退職し、一般企業に入社するアナウンサーの方も増えてきています。

「アナウンサー時代に得たものは、経験やスキルなど様々なものが挙げられますが、最も大きなものとしては『出会い』ではないでしょうか。

仕事を通して、スポーツ選手や俳優、政治家の方など、あらゆる業界のトップの方と一対一で直接お話を伺えるという経験は、アナウンサーと言う職業柄、最も得られた貴重な経験であると感じています。

その方々への対談やインタビューを通して、知識や感性を得られたことはもちろん、私の財産となって蓄積されていますし、仕事の出会いを通じてその後も良いお付き合いをさせていただいている方がたくさんいらっしゃいます。

いただいたご縁の中で、プロの方々がエビリーと協働することでより良いものが生まれるのではないか、というアイデアを企画に落とし込みながら、番組制作やこれまでになかった全く新しいサービスの企画・提案を行っています」


点と点が繋がって、新しいものを生み出していく。トレンドを生み出す仕掛け人が語る「テレビ」と「YouTube」の違いとは?

入社して9ヶ月が経つ中で、これまで数々の企業や著名人、芸能人の方々のYouTubeチャンネルの企画・制作に携わってきた庄野さん。

タレントとして活躍されている松村邦洋さんは山口県ご出身。山口放送でキャリアをスタートした庄野さんにとっては「山口繋がり」ということもあり、チャンネルプロデューサーとして番組制作に携わる中で、話せないけれど、マニアックな松村さんの好きな事、興味のある事などYouTubeだからこそ見れる面白動画の制作を担当しています。

「松村邦洋さんの『松村邦洋のタメにならないチャンネル』の他、日本航空株式会社様の『JAL FURUSATO PROJECT』や、輸入およびオリジナルの衣料品や雑貨を販売するセレクトショップであるベイクルーズ様の『BAYCREWS Official channel』など、様々な番組制作のお手伝いをさせていただいています。

また、TOKYO MXの『キングオブモルックのモルック大作戦‼︎』でナレーション・実況を担当させていただいていたことがご縁で、『JMAのモルック大冒険』という日本モルック協会公認YouTubeチャンネルも担当させていただいております。

モルックはユニバーサルデザインで老若男女問わず、誰でも簡単に楽しめるスポーツで、今非常に盛り上がってきているスポーツのひとつです。

地上波番組の終了に伴い、この熱を止めたくないという思いからチャンネル制作に携わり、その後、アパレルブランドのJOUNAL STANDARD relume(株式会社ベイクルーズ)様が日本モルック協会とコラボしてモルックウェアやモルックグッズの開発に取り組み、アパレルを通してモルック界をサポートしてくださっています」

庄野さんキッカケで発展した企業コラボも好評進行中です。

この他にも、エビリーでは、テレビや広告などメディアを手掛けてきたクリエイターたちのクリエイターユニット「セカンダリ」とタッグを組み、YouTubeの制作における動画の演出面や、プロデュースなどの質をさらに高めるべく、YouTubeでの効果を拡大する新しい映像制作スキームを展開するなど新しい試みが次々と生まれてきています。

これまでテレビ業界で活躍されてきた庄野さんが思う、テレビとYouTubeの違いとは何なのでしょうか?

「テレビとYouTubeの違いはミクロな話で言うと規模感やテンポ感、予算感、求められている映像の美しさなど様々な違いがありますが、根本的には変わらないと思います。元々テレビを模範として始められてきたYouTubeの番組も、今ではYouTubeの世界観がしっかりと確立されてきており、テレビもまたテロップの打ち方などYouTubeの良いところを採用していったりと、お互いに切磋琢磨していますよね。

テレビもYouTubeも視聴者が何を求めているのか、ターゲットが求めているものをしっかりと企画やコンテンツに落とし込めているのかは共通して大事な部分なのではないかと思います」


「テレビ好き」こそエビリーへ!その感性がYouTubeの成長を牽引していきます

華々しいメディア業界から異業種への転職。ギャップはなかったのでしょうか?

「アナウンス業は好きだったので、人一倍勉強し、練習をしていましたね。でもアナウンサー時代の評価軸は、実は視聴率ではないんです。ミスをしない、分かりやすいアナウンスで、周囲と連携して成し遂げるが基本です。

エビリーではミッションツリーの元、しっかりとした評価軸が用意されています。

自分の得意分野や苦手なものは掌握しているので、強みを生かしながらも新たな可能性を自分の中でも模索しているところですね。

入社する前に、社長の中川さんにもお伝えしたのですが、私の役目はITとテレビの懸け橋になることだと自覚しております。背伸びせず、ワクワクする気持ちを大切にしながらこれからも新たな挑戦を続けていきたいですね」

エビリーの制作スタッフとしてだけでなく、フリーアナウンサーとしても活躍している庄野さん。

庄野さんが思う、エビリーの魅力とは何なのでしょうか?

「アナウンス業界では『桃栗3年柿8年』が当たり前だったなか、エビリーでは、ベンチャ―企業ということもあり若くてできる人がたくさんいることに感動を覚えました。入社早々から戦力となって頑張っている人で溢れており、尊敬できる人がいっぱいいます。

エビリーで活躍している人は見えないところでしっかりと勉強されていますし、相手の行動の一歩先を想像してアクションをサラッとできる気遣いやセンスがあり、いつもニコニコしている人が多いですね。

エビリーには様々なスキルや経験をお持ちの方が多いので、自分の世界をしっかりと持っている人はもちろんですが、誰かと一緒にやることでより相乗効果が生まれる、その掛け算ができる人、そういうセンスが備わっている方はより一層活躍できるのではないかと思います。

敢えて言いますが、テレビが好きな人にはぜひエビリーに入社してほしいと伝えたいです。

連日のようにタレントさんや大手企業様と顔を合わせて番組制作にイチから携わることができます。エビリーならばあなたが実現したかったことがきっとできるはずです。

テレビが好きな方は、小さな頃から様々な番組を見て、その人の好きな番組への感性、こだわりがきっとあると思うんです。そのこだわりはしっかりと実になると思いますので、あなたの『こだわり』をエビリーでぜひ活かしてもらえたらと思います」


(取材・ライター/山本エミ)

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