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フェンリルのテックリードをご紹介 vol.1「フロントエンドとバックエンド」

フェンリルには、開発センターのエンジニアを率いる7名のテックリードがいます。
テックリードとは何か、そして彼らが遂行する任務とは?
今回より、全4記事にわたりテックリードについてご紹介します!


テックリードとは

テックリードは、フェンリルのエンジニアの規範となり、組織を戦略的に率いる技術の第一人者です。最高のプロダクトを作ることを目指し、フェンリルのエンジニアリングを推進するために、テックリードは普段の業務とは別に、テックチームという組織の任務を遂行しています。

テックチームは開発センターと、クラウド事業推進部、ND部に所属するエンジニアで構成されます。テックチームにはフェンリルの主要な技術領域ごとに分類された「ユニット」があり、ユニットごとに1名のテックリードがいます。


テックリードの役割

テックリードは、フェンリルの技術の強みやエンジニアの個々の能力を最大限に生かすための活動を牽引しています。役割は大きく分けて2つ。

1. 技術的な成長促進
開発プロセス全体を見渡し、チームメンバーの技術的な問題解決や指導によって、チーム全体の成長を促進すること。社内での技術勉強会の実施や、知識の共有の場を設けるなど、チームワークの向上とフェンリル全体の技術的な成長を目指します。今年度からは、ユニットメンバーの努力や成果を十分に把握することを目的に、テックチームがエンジニアのパフォーマンスを評価することになりました。

2. 戦略立案・実行
開発センターの戦略立案です。プロジェクトの進捗状況を把握し、技術的な観点からプロジェクトの成功に貢献することです。最高技術責任者(CTO)である社長の柏木、開発センター長の高木、そしてテックリードで構成される会議体を実施し、目標達成に向け経営層に対しても働き掛けながら戦略を立案、実行しています。

ここからは、フロントエンドユニットとバックエンドユニットのテックリードをご紹介します。彼らにフェンリルに入社したきっかけや、テックリードとして取り組んでいること、今後の目標を聞きました。

フロントエンドとバックエンドのテックリード

フロントエンドユニット:小原一哉(開発センター開発1部2課)2015年入社
バックエンドユニット:友村亮太(ND部)2016年入社


ーフェンリルに入社したきっかけは?

小原
大学の研究室の先輩や後輩が、フェンリルでアルバイトをしていました。プログラミングを仕事にしたいと考えて就職活動をしているときにその話を聞いて興味を持ち、面接を受けました。

友村
前職でフェンリルの方と一緒に仕事をしていたのですが、その方の人柄や考え方に共感し一緒に働きたいと思い、入社を決めました。


ーテックリードとして具体的にどのようなことに取り組んでいますか?

小原
会社組織やエンジニアの問題・課題をテックチームなどで議論し、対策を立て、実施しています。直近ではエンジニアがエンジニアの評価をして技術力を評価できるような体制を整えました。また、フロントエンドユニットというエンジニア10名ほどの組織を持ち、活動をゼロから考えて実施しています。ユニットメンバーの基礎技術力向上、プロジェクトへの貢献能力向上、交流やサポートを実践するための取り組みをしています。

友村
私が所属するND部では、エンジニアラインのマネジメント、戦略立案、採用、評価、教育 (1on1)、案件への参加など、エンジニア的思考を武器にして、さまざまなアクションを起こしています。それ以外では、他のテックリードと協力して、最高のプロダクトを作るための取り組みを組織全体へ反映できるように取り組んでいます。


ーメンバーにスキルアップを促すため、どんな取り組みをしていますか?

小原
メンバー全員にやりたいことや目標を明示してもらい、自己学習と進捗報告を課しています。各自の自由な発想を許容した上で、初学者向けには「フロントユニットロードマップ」を提供しています。これは、フェンリルのウェブフロントエンドの業務を担うに当たって、必要最低限の知識を網羅的に身に付けるための目標一覧です。

友村
バックエンドユニットでは、初学者、中級者以上のメンバーに向けて、それぞれにワーキンググループを作成しました。今年度は、目的やゴールを見直して再編成する予定です。バックエンドユニットは人数が多いので、今後個人へのサポートは1on1やサブユニットでの活動でカバーし、業務外の技術的な取り組みはワーキンググループで成果を出せるようにできないかと模索しています。


ーメンバーとのコミュニケーションについて、どのように意識していますか?

小原
ユニットメンバーの第一の相談先になれるような関係を作るのが目標です。直近の課題を乗り越えられるよう、メンバーの意見を引き出すことを意識しています。

友村
傾聴して相手の伝えたいことの本質を第一に理解すること。そして、いろいろな人の視点に立って考えることです。


ー今後の取り組みたい課題はありますか?

小原
ウェブフロントエンド技術の範囲で、今まで以上に直接プロジェクトに貢献したいと考えています。全ての案件を把握し、それぞれに必要なアドバイスができる環境を作りたいです。

友村
今後の課題は、ユニットの文化を作ることです。まだできていないことが多いですが、今後目指していきたい姿や、やりたいことはあるので、それに向かって取り組んでユニットの文化を作りたいと考えています。

ーテックリードとして一番大切だと思うことを教えてください。

小原
行動力が一番大切だと思います。テックチームが今取り組まなければいけないことの多くは、今までにないことや、大きな変化を要するものです。迅速に、強力に推進していくための行動力が重要です。

友村
不確実性の高いことに積極的に挑戦し、方向性を決めていくことです。


ーおすすめの技術書はありますか?

小原
わくわくしながら読めた技術書は『関数型リアクティブプログラミング』です。

友村
良い意味でも悪い意味でも、自分に影響を受けた『メタプログラミングRuby』という技術書は記憶に残っています。直近1年では『エンジニアリングマネージャーのしごと』という本の内容が一番簡潔に書かれていると感じました。


ー好きな技術、技術知識の情報収集方法を教えてください。

小原
Rust言語を使ってプログラムを書いてるときが楽しいです。X(旧Twitter)、Zenn、はてなブックマーク・テクノロジー、JSer.info、web.devをよく見てます。

友村
X(旧Twitter)と、はてなブックマークから得ることが多いですが、なるべくXに集約できるようにしています。深掘りしたいことや、分からない領域が明確になっている場合には、本を読みます。Rails認定試験の作成を担当したり、バックエンドユニットをリードしたりしているのでRubyが好きそうと言われますが、型付け言語を書くのが楽しいので、好きなのかもしれないですね。

ー今後の個人的な目標、挑戦したいことはありますか?

小原
将来的にAIや、ノーコードが台頭しソフトウェアUIの実装はより省力化され、仕様設計からコードまでの距離が短くなります。そのような流れの先頭に立ち、プロダクトの仕様に軸足を置く人間になりたいです。

友村
AWSの資格を全部取りたいです! 個人でプロダクト開発にも挑戦したいです。


ーフェンリルのどんなところが好きですか?

小原
フェンリルのメンバーが、良いものを作りたいと思っているところです。デザインと技術の双方を重視して、それぞれの力の向上を追求する体質を持っています。デザイナーやエンジニアが働きやすい設備・制度・文化がそろっており、継続的な改善を続けています。それらを支え、生かし、ビジネスを成立させるための多くのプロフェッショナルがいます。

友村
個人の裁量によるかもしれませんが、やりたいことをやらせてくれるところです。ほかには、拠点間のメンバーの扱いがフラットなところ、さまざまな職種の方とコラボレーションをしながら働けるところ。受託ではなく共同開発と表現をしているところも好きです。

ーフェンリルに興味を持っている方へメッセージ

小原
フェンリルは「デザインと技術のフェンリル」という言葉を掲げています。一見すると当たり障りのないフレーズかのように思いますが、デザインと技術を軽視することなく良いものを作るために真摯に取り組むことは、努力なしに達成されるものではありません。掲げている言葉の通り高いデザイン力・高い技術力で良いものを作りたいと思っている人がいる会社です。

友村
フェンリルはエンジニアのための組織作りにも力を入れていて、自分たちで組織をより良くしていける仕組みがあります。勤務形態は融通が利くので、子育てや趣味など私生活とのバランスを取りやすく働きやすいです。フェンリルに興味をお持ちの方、まずは気軽に見学やカジュアル面談をしましょう!

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