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地方→東京フルリモート勤務って実際どう? 対談&インタビュー

こんにちは!
フェリックス広報/デザイナーのイワキです。

今回はフェリックスに入社して半年が経ったエンジニアの井上さんに、
フルリモートで勤務してみて、実際どう?という所のお話を伺いました!
リモート勤務話の他、様々な働き方の可能性について、イワキとの対談でお送りします。
(対談はオンラインツールで実施)

これからリモートワークをしようかなぁと考えてる人、色んな働き方に興味がある人には参考になる経験談かも?是非チェックしてみて下さいね!


漫画家アシスタントからエンジニアへ大胆なキャリアチェンジ

イワキ:まずは自己紹介をどうぞ!

井上:フェリックスのエンジニアの井上です。今年2019年1月に中途入社して、現在 岐阜県の自宅からフルリモートで勤務しています。


― エンジニアへ転身したキッカケは?

井上:実は漫画家アシスタント時代もプログラミング自体は趣味で続けていました。プログラミングは中学の時からやっていて、その頃はエンジニアになりたかったんですが…まぁ途中で色々あって(笑) 仕事としては漫画家アシスタントに。

イワキ:そうだったんですね。じゃあもうプログラミング自体には抵抗感なく…ご自身の持ってるスキルの中から転職を選んだ感じなんでしょうか?

井上:そうですね、ずっと続けていたのでプログラミングに対してブランク的なものは感じずに済みました。もちろん、趣味で好きにやっていて良いのと実務でやるのとでは感覚や難しさは別ですが。あとは経済的な面で…(苦笑) 漫画家アシスタントはやっぱり大変で。

イワキ:たしかに大変だと聞きますね。漫画家のアシスタントさんと言えば私、作家先生のご自宅に行ってる…というイメージがいまだにあったんですが(古いですね…)、井上さんはリモートでアシスタントされてたんですよね?

井上:そうです。地方でアシスタントやるならそっちの方が多いと思いますね。都心に住んでたら通ってる方も居ると思いますが…。

イワキ:やり取りするのも今はデータ原稿って多いですしね。

井上:そうですね。で、アシスタント時代にリモートワークをしていたのもあって、そういう働き方の方が自分に合っているなと思いました。


―― 重視したのは「自分に合った働き方」×「やりたい技術」

イワキ:エンジニアへの転向理由にその辺も絡んで来るんでしょうか?

井上:そうですね、リモートで出来る可能性があるというのも大きかったです。そこを重視してフリーランスのエンジニアになる道も考えました。漫画家アシスタントを辞めた後、フェリックス入社前は、岐阜県のWEB系企業で保守・開発に携わっていて、その時は通勤していたのですが、やはりリモートでの勤務が自分に合っていたのと、もっと新しい技術に関わりたくて。

イワキ:その時は何が一番やりたかったんですか?

井上:機械学習ですね。そこに興味があったので自分でも独学を始めてて。一方で、リモートワークが出来るなら…という理由でフリーランスエンジニアになるか迷いながら転職活動をしていた時に、機械学習を事業として扱っていて且つリモートワークも視野に入れた求人を出していたフェリックスを知ったんです。確かサイトはPARAFTっていう…。

イワキ:あっ井上さんもPARAFTだったんでしたっけ。(私もそこからでした)多様な働き方の求人に強いWEBメディアですよね、PARAFTさん。

PARAFT 株式会社フェリックスのページ

井上:そうそう。で、そこからコンタクトを取って面接、技術テストと進んで行って…

イワキ:フェリックスの技術テスト(プログラミングスキルをチェックするもの)、難しかったですか?

井上:難しかったです。自分は解けなかったので、これは落ちたと思いましたね…。

イワキ:でも受かってますね。(笑)

井上:なんででしょう…(笑)

イワキ:採用サイドからは、技術テストでは解けたか解けなかったという結果だけではなく、コードの書き方や考え方、答えに至るまでの…例えば検索の仕方とか。そういった物も見ての総合的な判断だと聞いてます。

井上:なるほど。


リモートワークあるあるなメリット/デメリット


―― ずばりリモートワークのメリットとは?

井上:良い点と言えばやっぱり、「好きな音楽を聴きながら作業できる」とか「何か食べてても良い」とか仕事してる時のスタイルが自由な点じゃないですかね。

イワキ:なるほど。確かに普通の(?)会社員の人からしたらリモートになった途端その自由なスタイルを手に入れられたらメリットかも。…あ、でも一応言うとフェリックスの社内でもそれは…できます…(笑)

井上:えっ そうなんですか?(笑)

イワキ:もちろん節度を持ってですけどね!集中したい時とか、音楽聞いててイヤホンしてる人とかは結構いますね。社長の川原さんもそうですね。イヤホンしてるのが分かったら、声をかける時にslack使ったり…、でも基本は皆近くに居るので、席まで行って目の前でアピールするとかして声をかけてます。あとはオフィスグリコとか皆のお土産スペースに置かれてるお菓子とか…わりと…食べてますね…。

井上:意外としてた(笑) でもまぁ、在宅だと人目が気にならないっていうのはありますね。好きな体勢で仕事できたり。座ってするのに飽きたら寝転んでても良いですからね。

イワキ:好きな体勢…(バランスボールでボヨボヨし出したり突然筋トレ始める社内の光景を思い浮かべながら)まぁそうですね!場所にとらわれないっていうのはあるかも知れません。何処でも好きな場所で出来るのを利点にカフェで仕事する人とか居るわけですもんね。

―― 在宅リモート最大のメリットは「通勤時間ゼロ」

イワキ:というか、そういえば一番の利点がまだ出てないのでは?個人的に「通勤時間ゼロ」は最大の利点だと思うのですが…その辺どうですか。

井上:あ!それは最大の利点ですね!当たり前に受けてた恩恵で忘れてました。(笑) 通勤時間が無いのは良いですねー。在宅であれば、すぐに仕事始められますからね。

イワキ:通勤している間はいくら移動時間とは言え…気分的にはもう、仕事はじまってるじゃないですか。帰る時もそう。電車に乗ってる間はまだ仕事終わってない

井上:分かります。その点リモートワークでは仕事を即始められるし、仕事終わった瞬間からもう家ですしね。これはやっぱり大きい。


―― リモートワークで「困る事」「大変な事」は?

イワキ:逆にリモートで困る事や大変な事と言えば何ですか?

井上:「指示の認識違い」が発生しやすい事とかでしょうか。リモートだと指示はテキストで貰う場合が多いんですが、単純なミスだと読み間違えをしてたりとか。もしくは、抽象的な指示だったりすると自分が解釈した作業内容と指示者の求めていた作業が結果的に違った、という事もあります。顔を合わせて近くで仕事をする時以上に、その辺のリスクは高くなる気がしますね。

イワキ:なるほど、やっぱりコミュニケーション面での課題が多いんですね…。対面であれば「あれ?どういう事かな?」と疑問に思った事なんかも指示を貰った時点で聞き返せるけど、コミュニケーションの速度と密度が違いますもんね。それが減った分のハンデはありそう。どうやって解決したら良いと思いますか?

井上:指示を貰う側は細かく確認するようにする、という事と、指示を出す側の人にお願い出来るとすれば、ある程度レールを敷いて貰えると勿論助かりますね。ざっくりとした指示で自由にやってというよりは、具体的に細かく。

イワキ:目標達成までの道のりとかやり方はそれぞれの考え方に任せて良いかも知れないけど、ゴールのイメージの共有とか、揃ってなきゃいけない最低条件とかは、しっかり擦り合わせが必要ですね。

―― 2職種でリモートワークしてみて気づいた違い

イワキ:井上さんは元々リモートワーク経験者だったわけですが、漫画家アシスタントをしていた時とエンジニアをしている今で、エンジニアだからこそ発生してる作業とか、漫画家アシスタントをしてる時は困難に感じなかったのに、みたいな事ってありますか?

井上:うーん、圧倒的に調べなきゃいけない事が多くなった事とかでしょうか。何かの機能を実現する為に、そのやり方が分からず一人で悩んで、分からなくてググッて…みたいな時間が増えましたね。自分がよく分かってない技術を扱う事も多くて。これは単に僕の経験不足もあるかも知れませんが。
例えば漫画家アシスタントの時は「背景を描いて」と言われた場合、参考資料として明確なヒントを貰ってたんですよ。「こういう雰囲気の建物ね」とかそういう指示から、ニュアンスを汲み取って角度とかを変えながら自分の想像上の建物を描いていく。エンジニアでの業務の場合、どうやってやるかとか、何を参考にすべきかは指示に含まれてない事が多いので、ひたすら調べてる時間が長いですね。リモートだとそんなに頻繁には質問しにくい(技術的な事について)、というのもあります。

イワキ:なるほど。その辺のやりづらさは絶えずリモートワーカ―の…というより特にエンジニア業務でリモートワークする人の課題かも知れませんね。


リモートワークで気を付けたいこと


―― リモートでの業務をスムーズに進めるためには?

イワキ:井上さんが普段から気を付けている事で、リモートワークをする上でこれは意識しておいた方が良いな、という事やこれからやる人へのアドバイスってありますか?

井上:さき程の話でも出ていましたが、何かを聞く時は情報漏れや認識齟齬が無いように「細かく」「具体的に」聞くようにすることですかね。自分から報告を行う時もそうです。
あとは画面のキャプチャとかも多様した方が良いと思います。同じ画面を見れてるとは限らないですからね。

イワキ:画面キャプチャ良いですね。リモートの人とやりとりする側としても助かります。

―― 「ちゃんと作業してる」ってどうアピールする?

イワキ:リモートだと作業している姿が見えない分、「信頼してもらう」っていうのがとても重要ですよね。どんな工夫をしてますか?

井上:フェリックス上でのルールで言えば、「toggl* で作業を細かく記録する」、「どれぐらい出来たのかを細かい単位で記録する」という事でしょうか。作業報告にも具体性があるように心がけてます。togglもちゃんと細かく付けていれば、現実でそれを実行しなきゃ出ない数字とかが出るので。

イワキ:toggl、フェリックスに来るまでは使った事なかったですが、自分が何の作業にどれくらい費やしてるのか集計するのに良いツールですよね。なるほどリモートワークでの仕組みにも活きるとは。

toggl:ブラウザ上で使えるタイムトラッカー。フェリックスでは作業ごとにこのtogglを付け、作業に使った時間を記録している。



多様化する「働き方」。こんな働き方ってできる?


イワキ:リモートワークに限らず、最近は様々なスタイルの働き方が出て来てますよね。今後どんな働き方が注目されてくると思いますか?「こんな働き方って良いな!」っていうのも含めて。

井上:社名は忘れてしまったんですが、毎週 水曜日がお休みの所があるってtwitterで回って来たのを見て…良いなと思いましたね。

イワキ:あ!それ私も見ました。600株式会社さんじゃないですか?週休3日の!

理想の週休3日を実現する「600」の組織体制とは--毎日が「休日」か「休日明け」か「休日前」

井上:あー!そうですそうです!週4勤務や水曜日休みって、アイディア自体はよく聞くけど実際にやるのはかなり難しいと思うので…それを実現してるのは凄いですよね。

イワキ:難しそうですよねー。でも私も水曜日休み、すごく良いなって思います。フェリックスでも働き方に関しては結構色んな取り組みをしてる方だと思うんですが…、いつか週休3日も普通に取り入れられないかな…。フェリックスって「制度を作る」というよりは、その人と一緒に働く為にはどうしたら良いんだろう?と考えた延長戦上にリモート勤務とかがあって、いわゆる「個人に合わせて働き方もカスタマイズしてる」がニュアンスとして近いので、絶対に週4勤務の方がパフォーマンス上がる(と証明できる)人とか出てきたら実現するのかも…?

井上:実現できるかどうかだけで言うと、祝日とかの関係で月曜日が休みになったりして週4日になる時ってあるじゃないですか。そういう時は仕事をいつも以上に前倒しでやっておくとか、1日足りないとしても、その時はその時でちゃんと調整して上手くいってると思うんですよね。だから週4日で働く事も実際無理ではないと思うんですけども。

イワキ:確かに週4日の週は、だから仕事が回らないっていう状況でもないですよね。それがずっと続くとどうなるのかという事ですけど…。週4を続けたらどうなるのか、どの辺が課題になってくるのか誰かに試してみて欲しいですね。例えばですけど、本人の同意を得られるなら有休を毎週1日取って貰って…1~2ヶ月くらいずっと週4勤務(週休3日)を実践してもらうとか!妄想ばっかり言っちゃいますけど(笑)

井上:出来たら面白そうですね。

イワキ:実際に試す事さえ出来れば、選択肢として取り入れられるのかどうか考えられそうだと思うんですよね。でもまぁ、今後もっとメンバーが増えたり、世の中的にも色んなアイディアが出て来たら、それらを取り入れつつ…フェリックスのスタンダードもどんどん変わっていくのかも。
最後は妄想話も多めになっちゃいましたが、今日はリモート話から働き方全般の話まで、ありがとうございました!

井上:ありがとうございました!

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