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はじめての株主総会

2017年12月16日(土) FP-MYS はじめての株主総会。決算直後ではないので通常総会ではなく、

「臨時」株主総会。

Facebookなどで繋がっている方はよく僕のことをご存じかと思うが、僕はスタートアップの社長になるまで、独立のFP(ファイナンシャルプランナー)として御飯を食べていた。月60本から80本のWEBコラムを書いて生活していた。本数は著しく減ったが、今も時々その仕事は継続している。言い換えると、つい2年ほど前まで、出資を受けて会社を経営し、サービスをつくるという日々は「無縁」だった。

端的にいえば、「スタートアップって何ですか」という具合。それがスタートアップになるのだから、世の中は本当に面白い。

当然、「バリュエーション」も「エクイティ」も「ピボット」もわからない。投資家を訪問してPostValueを計算されて、「そちらでも計算して?」と言われても確認しようがない。そんな日々だった。「工藤君にはスタートアップの社長は無理だよ」と言われたことも一度や二度ではない。スタートアップやベンチャーの世界にはこういう異端児は珍しいようで、Facebookに「スタートアップのことわかってないじゃない」と書かれたこともあった。まあ、正解なのだけど。

ところが、様々なコンテストに出場して最終選考に残り、もがき続けていると(こんな僕にも)出資者が現れる。FPは投資のアドバイスもひとつの仕事なのだけど、もしお客が「FP-MYSは相続のサービスを作っていて、社長に熱意があるので投資したい」と言われたら、少なくとも賛成はしないだろう。「わかっていると思いますがリスクは高いですよ」と返すだろうか。

「わかっていますが工藤君には可能性がありますよ」と投資家が思わなければ、僕は今日何をしていたのだろうか。

ただ、2017年はそんな投資家・投資会社が現れ、僕は引き続き開発を進めている。いわば起業時の目標を今も追っている。起業時に調達の目途がつかなくて頭を抱えた100万円の何倍の額が、いま当社の口座にて出番を待っている。そんな状態だ。

上場したあの会社も、大型MAとして話題になったあの会社も、みんなここからスタートだったんだな、とりあえずスタートには立ったな、という2017年12月、クリスマスツリーが映える本社所在のシェアオフィスにて。

当社としてはじめての臨時株主総会、無事終了。

付記ながら、3日連続の忘年会を経て、セミナー講師もなかに挟み、さすがに疲れていたら、「仕事しすぎですよ、良いから休むことも大切ですよ」と株主に言われたことを付け加えておく。まあ、仕事ではあるのですが、はい・・・、今日は忘年会は休みます、と。

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