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5つの選択とは〜①〜

「5つの選択」とは「卓越した成果」を生み出すための知識とスキルと動機を獲得し、「卓越した生産性」を実現することを目的としたプログラムです。

私たちは今かつて経験のない時代に突入している。情報技術の急速な発展で、どこでも誰とでも連絡が取れるようになり、多くの知識や情報に容易にアクセスできるようになり、卓越した成果を創出できるようになった。

ところが現実は大きく異なり、情報技術に膨大な投資を行なったが、労働者の生産性は大きく伸びることはなかった。情報技術の急速な発展は仕事のプロセスを一変させたが、人間そのものの生産性を向上させはしなかった。その理由は、現在の「知識労働」は過去の「工業労働」とはことなることに起因する。 工業労働はシンプルなタスクで意思決定が必要な場面はごくわずかであった。一方、現在は優れた知識やアイデアで人々を説得し動かしたりして成果を生み出すことが求められている。工業労働に比べて、知識労働ははるかに多くの場面で複雑な意思決定が求められ、それが組織に価値をもたらす。今後は時間の使い方をどうするのかが非常に大事になってくる。しかし、新たな情報技術は生産性を大きく飛躍させる可能性と共に混乱を持ち込んでいる。メールやSNS、電話などで緊急の割り込みも多くなっており、仕事を中断する場面が増えてきている。そのため情報技術の発展と共に多くの情報がもたらせられるようになっている。どうすれば情報に左右されず、高い生産性を実現できるのか。インプットの時間を削ってアウトプットを最大化させることではなく、何をインプットするのかを取捨選択をし、限られた自分自身のエネルギーを何にどれくらい費やすかについて卓越したマネジメントをした上で、アウトプットをし、卓越した生産性を実現させることができる。



しかし、緊急対応に追われると脳は自動的に反応をするようになり、緊急対応の中毒になってしまう可能性になる。緊急対応が多い現在は中毒になっている可能性が高く、そうした状況から脱しない限り、主体性がなくなってしまう。緊急対応が多いと脳は感情などを司る原始的な部分を使って情報処理することが多い。主体的な対応をするときは、計画や注意力などを司る、前頭前野と言われる部分を使い創造的な思考を行なっている。                                      卓越した成果を生み出すには、前頭前野を活用し、創造的な思考を実現させることが必要になる。「5つの選択」はその方法を明示し、主体的な選択を取れるようにするためのものである。

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