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千葉銀行からフラーに出向して知った、デジタルの最前線と“正解のないもの創り”

「ヒトに寄り添うデジタルを、みんなの手元に。」をミッションに掲げるフラーは、教育機関での長期の講義実施やインターン生の受け入れなど、人材教育にも力を入れています。

このたび、他業種人材の育成の一環として、千葉銀行から出向者を受け入れ、DXにまつわるスキルのトレーニングを半年間にわたって実施しました。

そこで、フラーで実際にトレーニングを受けた千葉銀行・松田さんと、そのトレーナーを担当したフラーメンバーに、トレーニングの内容や感想、得られたものなどについて、話を聞いてみました。

——簡単な自己紹介をお願いします

松田さん(千葉銀行・フラー出向):
今回、フラーさんに出向者として受け入れていただきました、千葉銀行の松田と申します。
千葉銀行に2009年に入行し、営業店窓口で住宅ローンやマイカーローン等を担当する融資係として従事していました。デジタルに関連する業務としては、ご来店されたお客様にちばぎんアプリや通帳アプリ、インターネットバンキングのご案内などを行っていました。

フラーさんでは、クライアント業務のプロジェクトの一員としてディレクター職で配属となり、アジャイル開発の現場で実際のクライアント案件のプロジェクト業務に携わりました。

大藤(ディレクター兼担当トレーナー):
ディレクターの大藤です。現在、ディレクター歴は9年目になります。
松田さんに研修先として入っていただいたプロジェクトの担当ディレクターを務めており、その流れで今回、トレーナーとしても関わりました。
松田さんが仕事しやすいよう、各種ディレクションスキルの教育や業務サポートを行ってきました。

——フラーへ研修に来てくださった背景や理由を教えてください

松田さん(千葉銀行・フラー出向):
フラーさんには、デジタル人材の育成を目的とした、千葉銀行の「DXトレーニー研修」の一環で出向しました。

(DXトレーニー研修について、詳しくはこちらの記事をご覧ください)


DXトレーニー研修に応募したのは、普段の銀行業務において、タブレット端末を使った新規口座作成受付や、相続業務のリモート端末での受付開始など、業界の急速なデジタル化を感じていたこと、そしてそんな中で、「自分自身に何か強みが欲しい」と思っていたことが理由です。

幸い研修生として採用され、分野としてアプリ関連を希望したところ、フラーさんへの出向が決まりました。
アプリ関連を希望したのは、窓口業務においてお客様に当行のアプリのご案内をする際、さまざなご要望を聞く機会が多く、その改善となるようなより良いUI/UX作り・CX向上に携わってみたいという思いがあったためです。

——フラーが他業種の方を研修生として受け入れた理由を教えてください

大藤(ディレクター兼担当トレーナー):

まず、フラーはデジタル領域を支援する会社です。「企業がプロダクトを開発する」ことを長く支援してきました。
しかし、DXと叫ばれる昨今、「企業がプロダクトを作れない」だけでなく、「企業にデジタル人材が足りない」という課題が露見してきています。
デジタル領域での支援を事業とするフラーとしては、これからは前者のプロダクト開発支援だけでなく、後者の人材支援も行うのが今後の日本のデジタルを推進する上で必要なのではないかと考えました。

「企業にデジタル人材を生み出す」ために何をしたらよいかと考えた際、セミナーを行ったり教育プログラムを実施したりするなど様々な方法がある中、フラーが選んだのは「企業の人材を受け入れ、デジタル知識を身に着けて戻ってもらう」という、出向の形です。
そして、「どの業界の方を出向として受け入れるか」ですが、今回、デジタル化を求められている背景も強い金融業界から受け入れさせていただくこととしました。

……という経緯であると、社長の山﨑から、私自身も説明を受けました。

——大藤をはじめとしたトレーナー・メンター陣や、フラーの印象はいかがでしたか?

松田さん(千葉銀行・フラー出向):
研修当初の7、8月はコロナ禍が激しい時期でオフィスに出社できず、なかなか社員の方とコミュニケーションを取るのも難しい状況でした。そんな中で大藤さんはトレーナーになる前から話しかけてくださっていて、すごく優しい方だなと。
また、業務の上では、ドキュメント作りのスキルの高さが印象的です。

そんな大藤さんをはじめ、トレーナーやメンターの皆さんは、まったく別の分野から飛び込んできた私を手厚くフォローし、基本中の基本から丁寧に教えてくださいました。とても感謝しております。

フラーさんについては、事前にオウンドメディアの『フラーのデジタルノート』を読んでいたり、オフィスに遊びに行かせていただいたりしていたのですが、そのときに得たイメージ通りの、とても明るい会社さんだなと。トレーナーやメンターの皆さま以外の方々も、気さくに声をかけ、優しく受け入れてくださいました。

また、フラーさんは経営陣と社員の皆さんの距離感が近く、社員同士では自発的に勉強会を開いたりSlackで情報共有をしたりと、コミュニケーションを大切にしていることと、スキル面のレベルアップを常に意識して行動していることが印象的です。

もしイメージと違ったなと思うことがあるとすれば、思っていたよりもさらに、皆さんの仲が良いことでしょうか。業務後だけでなく土日も遊んでいたりと、すごく交流が活発で驚きました。

——トレーナーとして、松田さんの印象はいかがでしたか?

大藤(ディレクター兼担当トレーナー):
銀行勤めの方なので、挨拶が丁寧できちんとした、まず礼儀作法の部分でしっかりされているという第一印象が強かったことを覚えています。僕の方はというと、まさか自分が銀行の方のトレーナーになるなんてと、ちょっとびっくりしていました(笑)

実際に仕事が始まってみると、積極的にコミュニケーションを取れる明るい方だなと。自分が新プロジェクトに入るのと同じタイミングで松田さんもそこへ入ったので、一緒に二人三脚でお仕事をやれたなと思っています。

——フラーでの研修では、実際にどのようなことをされましたか?

松田さん(千葉銀行・フラー出向):
まずオンボーディング(教育・研修)期間中には、さまざまな職種の社員さん計20名と、それぞれ1on1で30分間お話をさせていただく、ヒアリングマラソンを実施していただきました。
オフィスは柏の葉・新潟・沖縄オフィス、職種も経営陣・コーポレート・セールス・マーケター・ディレクター・エンジニア・デザイナー・データサイエンティストと、幅広く交流をさせていただいて、業務内容だけでなく社風や皆さんの人柄を知ることができたと思います。
フラーさんが、オフィス拠点間に距離を感じることなく仕事ができている秘訣も、わかった気がしています。

OJT期間に入ってからは、クライアントとの会議に同席させていただいたり、アプリバージョンアップの進行管理、QAテストの実施、既存アプリの今後の施策・企画の検討、デザインレビュー会などに参加させていただきました。
どれも銀行員生活では関わることのなかった業務で、勉強になりました。

——特に達成感があったことや、逆に大変だったことなどを教えてください

松田さん(千葉銀行・フラー出向):
目に見えない仕事の多かったディレクター業務の中で、目に見える形になるという面で、動作テスト用のQAシートをゼロから作れたことは印象強いですね。
出来上がったものを大藤さんたちに見ていただき、オーケーをもらって、実際にそれを元にテストをする——というのは、達成感がありました。

大変だったことでいうと、本当に違う業種から来たので悩むところは多かったのですが、特に『施策の企画』では悩みました。企画をするというのも初めてでしたし、銀行員生活の中で、こんなに先が読めないことはなかったなと……。

銀行の窓口業務では厳格なルールがあり、曖昧な答えは出せません。その場でわからない時でも、過去の事例を参考にしたり、上席や本部に相談をしたりして明確な答えを出します。
一方で、アプリ開発の企画においては、すでに決まった一つの正解があるわけではありませんでした。どのようなことが求められているのか、未来的なことを推測し、課題・仮説を出して思考して、自分で新しい答えを創る必要があります。
行くべき着地点が決まっているわけではない中で進んでいく大変さ、自分で終わりを決めなくてはならない難しさについては、色々悩みました。

ですが、だからこそ今後に繋がる経験になったと思っています。

また、フラーさんが、ご自身の事業を『デジタルパートナー事業』と名付けた意味がよくわかりました。必ずしも、クライアントだけが主導権を持つわけじゃない。時には相手の社長さんにも自分たちの意見を言って、正解のないもの創りを一緒にしていく姿やその熱量は、すごく印象的でした。
そういった世界に触れることができ、すごく充実した時間を過ごせました。

——今回の研修で得たものを今後、どのような形で活かしていきたいですか?

松田さん(千葉銀行・フラー出向):
今まで窓口来店が主流だった銀行業務ですが、デジタル化が推進され、非対面取引が増えています。銀行とお客様をつなぐプラットフォームとして、今後は特に、アプリやポータルサイトの活用の機会が増えていくと思います。

それらのユーザーがちばぎんファンとなってくださるような、UI/UXの良さ、CXの向上、新たなサービスや価値創造に貢献できるように、フラーさんで学んだ「施策検討における思考プロセスのノウハウやその柔軟性」「ディレクター・デザイナー・エンジニアが、各々の知識と技術と考えを補い合いながらプロジェクトを成長させていく、職種を超えたコミュニケーションの良さ」などを自分のものとして吸収し、千葉銀行に還元できるよう、今後に活かしていきたいです。

大藤(ディレクター兼担当トレーナー):
それぞれの職場で職務上や環境上での制約が、それこそ銀行さんではもちろん色々あるとは思うのですが、せっかく研修に来てくださったので、フラーの良いところを良い感じに持ち帰っていただけたら、すごく嬉しいです。

フラーは、自由な文化を愛しながら、人を大事にする会社。それを、銀行さんの業務にフィットする形でぜひ活かしてもらえたらなと思います。

——最後に、こういったデジタル教育を社外で受けようと検討されている方々へ、メッセージをお願いします

松田さん(千葉銀行・フラー出向):
ITベンチャー企業で実際に働きながらデジタル教育を受けることは、すごく貴重な経験だと思います。
IT業界特有の言葉やツールの活用方法など、調べることは常にたくさんありますが、書籍やWEB、講座などではわからない、実際の空気感や温度感、質問に対するプラスαの経験談や、目から鱗の手法を直接得ることができる環境に身を置いた経験は、自分自身の財産となります。
興味のある方は、どんどん手を挙げてチャレンジすることをお勧めします!

フラーでは、新メンバーを随時お迎え中。ご興味お持ちいただけましたら、こちら↓の採用ピッチ資料もぜひご覧ください。

採用ページ↓もぜひ覗いてみてください!

(文章・校正:平山、インタビュー:松岡、写真撮影:島)

なおこの記事は、フラー公式note「フラーのデジタルノート」に掲載中の記事を転載したものです。

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