前編はこちら▶▶

【後編】
2023年に中途入社後、旧金谷小学校廃校利活用事業の一環で旧金谷小学校のコミュニティーマネジャーをしている下里さん。業務での取り組みやキャリア観についてインタビューを行いました。

今回の話し手
下里 凌輔（しもさと りょうすけ）
地域マーケティング部 カスタマーサクセスグループ・事業戦略グループ
旧金谷小学校コミュニティマネージャー
2023年中途入社

ここからは、下里さんご本人についてもお話を伺っていきたいと思います。

＞どのようなキャリアアップを描いて入社しましたか？

20代の頃は営業やコンサルの仕事をしていたので、出張が多くて色々な地域をまわっていました。僕は出張が好きだったので、様々な地域をまわる中で、出張先の居酒屋で出会った人と話して連絡先を交換したりしていたんです。地元の方の話を聞いていると、「若い人がいなくなっちゃった」「働き口も少ない」「うちの地元だめだよ」みないな声が多くて。そういう話から、各地域で困ってる人を助けたくて、20代後半くらいから地域活性化の仕事をしたいと考えるようになりました。

ただ、地域を変えるためには提案力や営業力が必要だと思い、さらにスキルを身につけるために28才ぐらいの時にSaaS系のIT会社で新規営業を始めました。自分の想定していたくらいの成果が出せたので、次は実際に地域に入り込み、現場で地域を変えていくということがしたいと思ってFLNに転職しました。コミュニティーマネージャーという役職にはあまりこだわってはいなかったです。

＞（金谷オフィスは物理的に本社オフィスから離れているのもあって）、実は前編のインタビューで、ようやくコミュニティマネージャーの具体的な業務内容を理解できたように思います笑

コミュニティーマネージャーとしては、他社の同じ立場の方がどんな風に働いているのかは分からないんですけど、かなり自由な部分が多いので。マニュアルや定められた仕事がないぶん、自分でやることを見つけていかなければならないんですよね。

＞では仕事としての目標やミッションといったところも、かなり自由なのでしょうか？

そうですね。僕は中途入社ですが、自由に定めています。もちろん、自分で具体的な目標を立てていかなければならないという難しさもありますね。例えばおらが市なら、「今月の来場者を1.5倍に増やそう」のような目標をたてて、その達成に向けて一生懸命やっていく中で関係人口を増やしていきたいなと思ってます。

類似した企業や仕事もある中で、入社の決め手はなんでしたか？

正直、決め手は金谷小の業務内容が一番ですね。実は、面接を受ける前におらが市に実際に訪れたんですよ。そこで色々な人と話している時に、FLNの社員の感じがすごく良くて。こういう人たちと仕事をしたら楽しいんじゃないかなと直感的に感じました。仕事なのに、それを仕事として割り切ってやっていない志の高い感じが印象的でした。

＞他の企業も経験してきたからこそわかる、FLNのユニークな部分や特長はどこだと思いますか？

すごく仲がいい会社だと思います。立場上、上下関係はあるのに、あまりそれも感じないですね。逆に言うとシステマチックに働きたい人には向いてないのかもしれないですけど…。

僕は結構人見知りな部分があるので、実は最初、輪の中に入れるか不安なところもありました笑。ただ想像していたよりも皆さん気さくに迎えてくれて、外から入ってきた人たちを受け入れるムードがすごくあるなという感じがしました。

あとは、志が高い人も多いと思います。皆さんちゃんと、自分の仕事や人生の意味を考えながら働いている感じがします。

＞下里さん自身の今後の展望を教えてください！

コミュニティマネージャーという仕事は定義がなく難しい仕事です。地域によって色が全然違うので、「ここでこういうふうにやれば正解」というのがないです。地域によってニーズや課題が全然違うからこそ、その地域でニーズを引き出すにはどうしたら良いのかを探して、それをパッケージ化して実践して…みたいなことを、日本全国でやっていきたいです。

まずは金谷から一つの形にしたいなとは思ってるんですけど、なかなかすぐには難しくて。時間がかかるし、終わりもないですし。一歩一歩コツコツと歩んでいくしかないと思っているので、これからの金谷に注目していてくださいね！

＞ありがとうございました！