Gastroduce Japanは“食品×インターネット”に特化した総合支援企業として、企業規模を問わずさまざまなEC店舗をトップ店舗に導いてきました。『楽天市場』『Yahoo!ショッピング』など、国内を代表するECモールで数々の受賞歴もあります。
当社は「EC店舗を維持し、事業化できる状態に導く」ことを大切にしています。その結果、施策によって売上が大きく伸びたクライアントさまや担当者さまから、「人生が変わった」といった感謝の言葉をいただくことも少なくありません。
本記事では、当社設立時から支援を続け大きく売上を伸ばした「下町バームクーヘン」さま、同じく初期からの支援で飛躍を遂げた「上原本店」さま、そしてEC店舗の事業化に成功した「ふみこ農園」さまをピックアップし、それぞれの施策を詳しくご紹介します。
目次
【事例①】下町バームクーヘンさま ~わずか2ヶ月で約4,000万円を売り上げた爆発的ヒットの裏側~
<改善策【1】>新商品「スーパージャンボクーヘン」の開発
<改善策【2】>魅力をわかりやすく訴求できる商品ページの作成
<改善策【3】>ギフト戦略も強化
<結果>
【事例②】上原本店さま ~月商50万円から1000万円へ飛躍的成長~
<改善策【1】>「買いやすい商品」と「ボリュームセット商品」の同時販売
<改善策【2】>商品ページの情報を整理
<改善策【3】>福袋を販売
<結果>
【事例③】ふみこ農園さま ~道の駅からECへ、年間2億円の大台を突破~
<改善策【1】>母の日ギフト商戦で軸となる商品を展開
<改善策【2】>関連商品を展開
<改善策【3】>直前配送にも対応
<結果>
ECを軸に可能性を広げていく
中小企業の支援や地方創生に寄与
誰もが知る大手企業との協業も実現
これからも本質的な支援を
【事例①】下町バームクーヘンさま ~わずか2ヶ月で約4,000万円を売り上げた爆発的ヒットの裏側~
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<改善策【1】>新商品「スーパージャンボクーヘン」の開発
当社の支援前まで、同店舗ではいわゆる「わけあり商品」を1,500円(内容量1kg)のセール商品として販売していました。送料は500円~600円です(※金額はいずれも販売当時)。
■「1,999円」のノウハウで利益を出せる価格設定に
当社は、1アクセスあたりの費用対効果を最大化するための価格設定は「1,000円」でも「1,999円」でも変わらないと考えます。
ECモールでのランキング経由で購入する場合も「1,999円」が最も“販売しやすい価格”と、これまでの支援を通じて蓄積したノウハウから仮説を立てています。
■ボリューム感を訴求できる商品を企画
同社の主力商品・バームクーヘンの原材料は小麦粉で原価を抑えられます。そこで
・「内容量を1kgから1.5kg」に
・「価格を1,500円から1,999円」に
それぞれ変更し、ボリューム感を軸に訴求できる新商品「スーパージャンボクーヘン」を企画しました。送料は500円~600円と据え置き(当時)です。
1個500g×3個というボリュームはインパクト十分で、コストパフォーマンスの面でも優れて注目を集めます。
■お客さまの声も大切に
以前の商品レビューには「自分の好みの味を選べたらリピートする」と書かれていました。そこで、味を選べるように商品をラインナップしました。
<改善策【2】>魅力をわかりやすく訴求できる商品ページの作成
求めやすい価格帯の商品を販売していたものの、「お得感」が伝わる商品ページが作成できていなかったことから、改善に着手。
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「半額」ではなく、この画像のように「56%OFF」と具体的に記載することで訴求力を高めています。
また、ページ内の画像やテキスト部分にもセールに関連した文言を記載。「たいへんお得な商品がついに完成!」のようなキャッチコピーも交え、お客さまが「この機会に買わなければもったいない」と思えるように制作しました。
■「シズル感」の高い画像や「コスパ」の良さを訴求できる画像を作成
バームクーヘンの場合は、はちみつやチョコをかけることで「シズル感(視覚・聴覚・嗅覚などの感覚を刺激する要素を使って強い印象を出す)」の高い画像を作ります。
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“コスパ”の良さを伝えるために「メガ盛り感」のある画像も制作。
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こうした「ひと目で訴求できる」画像が大切です(ちなみに、商品の写真撮影にも対応しています)。
■検索施策も
インターネット通販やECモール内のランキングに最適化した検索流入の施策(SEO)も、やはり重要です。キーワード設定などの各種施策も実施しています。
<改善策【3】>ギフト戦略も強化
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■ホワイトデー商戦で「アップルクーヘン」が大ヒット
当時、当社代表の若松が初見で「とてもいい商品」と話した「アップルクーヘン」は、バームクーヘンのなかにリンゴが丸々1個入っているインパクト大の商品です。
ホワイトデー商戦を控え「アップルクーヘン」は中心商品になります。ホワイトデー商戦のニーズは、主に「義理返し(義理チョコのお返し)」です。
義理返し商品の主な価格帯は、1,000円~1,500円ほど。そこで「アップルクーヘン」は1,620円で販売することになりました。
結果は、楽天市場で1,000万円以上の売上をマークし、同市場では当年のホワイトデー商戦で2番目に売れた商品に。その要因は、“フルーツまるごと”商品が昔から訴求力があること、りんごがまるごと入った“映える”商品であること、ニーズに合った価格設定です。
《母の日やお中元でもヒット》
「アップルクーヘン」はホワイトデーも含め、家族に贈るニーズも高い商品です。家族向けには3,000円~4,000円前後で送料無料のセット商品を企画。
▼2個セット
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▼スティッククーヘンとのセット
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パッケージは汎用性の高いシンプルなデザインを採用。「アップルクーヘン」の関連商品は最高で月1,000万ほどの売上を記録しました。
<結果>
2017年10月に支援を開始し、同年11月には1,000万円、12月には4,000万円の売上を達成。わずか2ヶ月目で、同店舗の最高売上記録をマークしました。2018年3月には6,000万円を売り上げるなど、大きな反響を獲得しています。
■メルマガでも大きな反響あり
「スーパージャンボクーヘン」は、メルマガを活用した販促によって、販売開始直後の2~3日間で約1,000万円を売り上げました。想定以上の受注が入り、出荷が追いつかなくなる事態を避けるため、一時的に販売をストップ。その後は12月の楽天スーパーセールに向けて事前告知を徹底し、さらなる売上拡大につなげました。
販売再開に合わせて、競合を参考に1日あたりの在庫数を設定。希少価値がより高まった結果、12月のスーパーセール期間で検索ランキング1位となり、期間中に4,000万円を売り上げました。
■最適な商品価格を設定し、中長期的に利益を出す
お客様のニーズや「1,999円商品」などのノウハウをベースにした各種施策がヒットし、原価を抑えながらもお客さまに訴求できる商品の企画・販売に成功しました。一時的に売上を伸ばすために安売りをしてしまうと、実は“赤字を垂れ流す”状態になりやすく、継続的に事業を伸ばすことができなくなります。下町バームクーヘンさまのEC店舗も、当社が支援に入るまでは商品自体はよく売れていたものの、赤字経営に悩まれていました。
そこで当社は、安易に価格を下げるのではなく、「利益を確保しながら売上を伸ばす土台づくり」に注力。具体的には、販売価格や広告費、利益率を総合的に管理することで、赤字を招かずに売上を拡大できる仕組みを整備しました。こうした視点をもって施策を立案することで、店舗が自立し、ECを“事業化”できるようにサポート。中長期的に健全な利益を出せる状態をつくることが、Gastroduce Japanの支援方針です。
【事例②】上原本店さま ~月商50万円から1000万円へ飛躍的成長~
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<改善策【1】>「買いやすい商品」と「ボリュームセット商品」の同時販売
商品ラインナップから検討し「1,000円」「2,000円」の低価格帯で買いやすい商品と、しっかりと値引きができ広告を出しやすいボリュームセット商品の二軸による施策を立案。
▼買いやすい商品「おつまみこんにゃく」
「罪悪感がない間食」としてヒット。商品ページを作り込んで販促した結果、リピート注文が増加し着実に売上を伸ばしました。
▼ボリュームセット商品「こんにゃくラーメン」
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“低カロリー×低糖質”ながら、特殊製法によって味にもこだわることで多くの支持を獲得。累計販売個数1,000万を突破しました。
<改善策【2】>商品ページの情報を整理
商品ページの宣伝部分(LP)の情報を整理し、より“お得感”を得られるクリエイティブを制作しました。
ページの上部には「1,000円+10倍ポイント」の買いやすい商品の情報を、その下にボリュームセット商品の情報を掲載。
メルマガも同様の構成でしっかり販促し、よりお得感を得られる形でボリュームセット商品の購入比率がアップし、売上単価が向上しました。
<改善策【3】>福袋を販売
年末年始に販売する福袋は広告の費用対効果が高く、当社では福袋の販売に力を入れています。
1月は新たなスタートということで目標を立てる時期です。ヘルシーなこんにゃくの製品はダイエット訴求として「今年こそ痩せよう」と思い立った方に向けた訴求をすることで、大きな反響があります。
4月には「1月に決めた目標を忘れていませんか?」と、メッセージ性の高い訴求を通じて、お客さまの感情に訴えかける施策に取り組みました。
こうした施策は、ノウハウとして社内に蓄積されています。
<結果>
当初の月間売上50万円から、1,000万円に大きく伸長。クライアントさまから信頼を獲得し、当社設立時から今も継続して支援しています。
【事例③】ふみこ農園さま ~道の駅からECへ、年間2億円の大台を突破~
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<改善策【1】>母の日ギフト商戦で軸となる商品を展開
当時は、フルーツサンドなどフルーツ系の商品がトレンドに。そこで、母の日ギフト商戦に合わせて「フルーツコンポート」セットを中心商品として販売しました。
▼フルーツがまるごと入った「フルーツコンポートセット」
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「母の日ギフトで最も売れる価格帯は2,980円~3,980円」という社内データをもとに、当時3999円で発売。
発売初年度は、母の日ギフト商戦で800万円の売上をマーク。翌年度は広告費を増やし、商品が完売するなど6,000万円近くの売上を記録。
<改善策【2】>関連商品を展開
フルーツを軸に、スムージーや甘酒などの商品を新たに展開。母の日ギフト商戦は「健康」や「美容」に関連したワードに反響があり、高級感のある商品も人気です。
健康でいえば「無添加」や「低糖質」というワードの商品が人気が高く、商品ページで訴求しています。
高級感のある商品は、普段は手が出しにくい「こだわりを感じられる」ものが人気です。「義理の母が味にかなりうるさい人なので、高級品を贈った」という声もしばしば聞こえます。
フルーツコンポートは3本のセットで約4,000円と安い商品ではないですが、華やかさを存分に感じられ、“映える”トレンドもキャッチしたブランド力の高い商品として好評を集めました。
■さまざまなギフト商戦に合わせて商品を展開
父の日ギフト商戦でもスイーツが好評で、その他、お中元・敬老の日・お歳暮・バレンタインデー・ホワイトデーなど各ギフト商戦に合わせてメイン商品を設定し、販売しています。
敬老の日には甘酒とあんぽ柿を、ホワイトデーにはゼリーをメイン商品としたところ、大きな反響がありました。
<改善策【3】>直前配送にも対応
直前の注文にも柔軟に対応できるよう、配送体制を充実させました。
「楽天市場」でいえば「365日出荷可能」「当日15時29分までの注文で翌日配送が利用できる」サービスに対応する配送会社を紹介するなど、利便性を高めています。
<結果>
フルーツコンポートは年間4,000万円ほどの売上をマーク。関連商品を含めて年々店舗の売上が伸び、今では年間売上2億円ほどに。道の駅などリアル店舗と同様に、クライアントさまの軸となる事業に成長しました。
ECを軸に可能性を広げていく
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下町バームクーヘンさま、ふみこ農園さまは「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を獲得し、両社の経営に大きなインパクトを残しました。
「人生が変わった」「一生サポートをしてほしい」など、感謝の言葉を伝えられた際に、メンバーたちは大きな達成感を覚えています。特に下町バームクーヘンさまからは、支援後に開催された記念パーティで「3人目の息子だと思っている」と言われたほど、ビジネスを超えた深い信頼関係を築けたケースも。こうした“絆”こそが、大きな成功を生み出す源泉のひとつだといえます。
中小企業の支援や地方創生に寄与
下町バームクーヘンさまは「スーパージャンボクーヘン」のヒットをきっかけに、大手スーパーからOEMでの商品製造の依頼を受けました。以前支援していたほかの店舗さまも、EC店舗でのヒットをきっかけに卸業務の規模が拡大したという話もあります。
インターネットで爆発的に売れたという事実は、多くのお客さまに支持されている証です。ECモール内のランキングも客観的な事実として営業面でアピールしやすく、リアル店舗とのシナジーも生まれています。
企業規模や地域にかかわらず、商機を得られる点がECの魅力です。
誰もが知る大手企業との協業も実現
Gastroduce Japanも食品ECの支援実績を評価され、新たな可能性を広げています。そのひとつが、株式会社松屋フーズさまとのジョイントベンチャー「株式会社モールハック」の設立です。
食品領域で両社が培ってきた相互のノウハウを存分に活用し、食品EC事業者の売上アップを支援する多様なサービスを提供する取り組みは反響を呼び、すでに全国展開する大手飲食店などの支援をスタートしています。
これからも本質的な支援を
当社は、支援する企業さまがEC店舗を維持し、事業化できるように売上を高めていく支援を信条としています。
当初は一人でスタートした店舗が事業化に成功して10名以上のチームに成長したり、EC事業での働きぶりが認められて担当者が幹部に登用されたりと、経営も人生も変わる瞬間を目のあたりにしてきました。
実績を重ね続けることで、ECモールのコンサルタントと密接に連携しながら施策を進められる関係を築けていることも強みです。
「量」よりも「質」を大切にするGastroduce Japanは、今後もハイレベルなマーケティングを追求し、“食品ECのプロフェッショナル”としてさらなる価値を提供していきます。