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外国人エンジニアとして東大発ベンチャーに転職-情熱を注げる仕事がそこにあったから-

ヒラソル初の外国人社員、そして一人目社員でもあるのが、コア博士です。
ベトナム生まれのコアさんは、ホーチミン市工科大学(HCMUT)大学院卒業後、同大学の研究職を経て日本に留学、早稲田大学で博士課程を修了しました。ヒラソルに入社後、ハードウェア開発のチーフ・エンジニアとして活躍しています。ヒラソルの特許もコア博士が第一号の出願者です。
優しい二児のお父さんでもあるコアさんのこれまでの歩みとヒラソルでの仕事のやりがい、今後のビジョンについてインタビューしました。

Q:どんな子供時代を送りましたか?

私はベトナム南部最大の都市であるホーチミンの近くの田舎町で生まれました。
ベトナムの多くの子供たちは子供の頃、技術者か医者を志します。私も同じで、幼少時代はエンジニアか医者になりたいと思っていました。実は、私には何ひとつ熱中することがなかったんです。スポーツやゲーム、特にローテクゲームが好きでした。貧しい国に住んでいて、何もかもが不足していましたから。でも、美しい思い出がたくさん詰まった故郷には心から感謝しています。

Q:田舎町で子供時代を過ごしたコアさんですが、大都市ホーチミンの大学に進学されました。進学の際、重視したことは何ですか?

私の大学選びの基準は、有名な工学部であることです。在学中は、常に自分の専門分野で高い成果を出すことを心がけていました。将来の仕事のために、できるだけ多くのスキルと、多くの知識を蓄えることを目指していました。

Q:大学では何を専攻しましたか?

大学での専攻はパワーエレクトロニクス(PE)です。学部の最終学年から修士課程の2年間は、パワーエレクトロニクスの研究をしました。修士課程修了後は、ホーチミン市工科大学(HCMUT)の電気電子学部で研究員、講師として働きました。モーターを制御したり、再生可能エネルギーを変換するための電力変換器を研究していました。

Q:日本に留学したのはいつですか、またなぜですか?

自分をさらに高めたいと思い、2011年9月に博士課程に進学しました。日本の博士号取得のための奨学金について多くの情報を得ることができたので、私は日本の2つの奨学金に応募しました。この年、日本では東日本大震災が起きましたが、日本での進学や生活に全く不安はありませんでした。
幸運にも2つのオファーをいただき、私は早稲田大学の研究室を選びました。指導教授の再生可能エネルギーに関する研究の方向性に共感したからです。当時、再生可能エネルギーは近い将来、非常に強く発展すると考えていました。2011年から現在まで、私は再生可能エネルギーに情熱を持って研究を続けています。

Q:日本で就職を決めた理由と、ヒラソルとの出会いは?

早稲田大学を卒業後、帰国してHCMUTで講師の職に戻りました。結婚もしました。当時の妻は、研究大学院大学の博士課程の学生として、東京で生活していました。
私は、妻と一緒に暮らすためにHCMUTでの職はそのまま続けながら、再び来日して日本で生活することにしました。そのような生活を3年間続けた後、日本で永住することを決め、日本で仕事を探すことにしました。
私の日本語は上手ではありません。日本語能力試験のN2資格を必要とする日本の大企業に入社するのは難しいです。ある日、就職支援サービスに履歴書を提出しました。そこで紹介されたのがヒラソルです。面接では、ヒラソルの仕事が自分の経歴や興味に合致していることを確認できました。また、リミンさんは気さくな人で、自分の思いや考えを率直に話すことができました。そして、ヒラソルCEO、李さんから正式なオファーを受けました。

Q:入社後のヒラソルでの仕事のやりがいや働きやすさなどについて教えてください。

ヒラソルはまだ小さな会社なので、私にとってこの職場環境はとても快適です。メンバー間の関係もとてもフレンドリー。自由に、フランクにコミュニケーションがとれます。そのおかげで、仕事も早く進みす。ヒラソルでは、できる限り効率的に進めることができます。

今の仕事にはかなり満足していますし、まったく飽きることがありません。日々新しい知識や方法を試しながら解決すべき課題があり、新しいチャレンジにあふれています。このような環境のもと、私は専門的な知識や技術をより磨くことができています。

Q:日常生活で大切にしていることは何ですか?

結婚して子供が2人生まれ、4人家族になりました。私は家族との時間を大切にしたいと思っています。妻も仕事をしているため、私が家にいて子供の面倒を見なければならないこともあります。ヒラソルでは、自宅で仕事をすることもできます。この制度のおかげで、家庭と仕事の時間を柔軟に調整することができるようになりました。今の私には会社での仕事と家庭の時間以外に趣味はありません。ですから、家庭と仕事を両立できれば、自分の日常にとって大きな問題はありません。

Q:今後ヒラソルで実現したいことを教えてください。

ヒラソルに入社してすぐの頃、東大のスタートアップ支援の専門家とお会いする機会がありました。その方は、「ヒラソルは1000万ドル企業になり、株式上場もできる」とおっしゃっていました。私は、ヒラソルが成長し、創業期に話をしたこのマイルストーンに到達するために、常に努力しています。しかし、それは私が志す最終的なマイルストーンではありません。実はもっと高い目標もありますが、ここではあえてベトナムの言い伝えを紹介しましょう。

「nói trước bước không qua-Don't count your chickens before they hatch-」
「あすのことをいえば、 おにがわらう」
(予測不可能な未来のことは言わないよ)

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