こんにちは。Natureで事業開発を担当している劉 暢です。
Natureでは、スマートホームとエネルギーマネジメントの領域で、新しい事業やパートナーシップを形にしていく役割を担っています。
なぜかCEOの塩出さんには「ミスター」と呼ばれていますが、私にとってこの名前が似合うのは、大好きな長嶋茂雄さんだけです。
ちなみに野球はDeNAベイスターズのファンです。最近は、次世代のベイファンも育成中です↓。笑
目次
- 事業開発とはどんな仕事か
- Natureで取り組んでいること
- なぜNatureに?
事業開発とはどんな仕事か
事業開発は、一言でいうと「まだ形になっていない事業の可能性を、現実のプロジェクトに変えていく仕事」です。
具体的には、以下のようなことをしています。
- 新規事業やアライアンスの企画立案
- 市場・業界・競合のリサーチ
- ユーザーやパートナーの課題整理
- PoCやスモールスタートの設計・推進
- パートナー企業との協業スキーム、役割分担、KPI設計
- プロダクト、エンジニア、マーケ、営業、経営との連携
必要なのは、戦略を考える力だけではありません。顧客課題を聞き取り、仮説をつくり、自分で手を動かしながら前に進める実務力も大切です。
エネルギー、IoT、SaaS、ハードウェアとソフトウェアが交わる領域に関心がある方にとっては、とても面白い職種だと思います。
Natureで取り組んでいること
私が主に関わっているのは、家庭の中にあるエネルギー機器をより賢く活用するための事業開発です。
たとえば、太陽光発電、蓄電池、EV、スマートメーター、HEMSなどをどうつなぎ、ユーザーにとって便利で、社会にとっても意味のあるサービスにしていくかを考えています。
私がよく使う比喩があります。事業計画はRPGの「攻略チャート」に似ている、というものです。
「この分岐でいくとエンディングAに向かう、この分岐でいくとエンディングBに向かう」——そして「タイムリミットまでにゲームをクリアしないといけない」。
しかも市場環境という名の「バージョンアップ」が定期的に走るので、攻略法をその都度作り直す必要があります。
エネルギー業界は制度改正や技術革新のサイクルが速く、まさに瞬息万変の世界です。
だからこそ、状況の変化を素早く読み取る情報収集が欠かせません。
私にとって電気新聞と日経新聞を毎朝チェックするのは、ゲームのバージョンノートを確認するようなものです。
日々の仕事は、社内外のさまざまな人と対話しながら、事業の仮説を少しずつ具体化していく時間が多いです。
たとえばある日は、午前中にエネルギー業界の制度動向や競合サービスを調べ、Natureとしてどのような事業機会がありそうかを整理します。
そのうえで、プロダクトやエンジニアのメンバーと話しながら、「技術的に実現できること」と「事業として成立しそうなこと」の接点を探っていきます。
午後は、パートナー候補の企業との打ち合わせに参加し、相手が抱えている課題や、Natureの技術・プロダクトを活かせる領域をヒアリングします。打ち合わせ後は、協業の方向性、役割分担、最初に検証すべき仮説などをまとめ、次のアクションにつなげていきます。
最近は事業アイデアの評価をもっと速く回したいと思い、AIを使った事業性評価ツールを自作して社内のGrowthチームに展開しました。
新しいプロダクトや事業仮説の初期スクリーニングに使えるもので、評価の速度と質が上がっています。こういうツール自作も、事業開発の仕事の一部だと思っています。
事業開発の仕事は、最初から正解が見えていることは多くありません。
だからこそ、外部環境を読み、パートナーやユーザーの声を聞き、社内の仲間と議論しながら、「これは事業になるかもしれない」という可能性を一つずつ形にしていくことが大切だと感じています。
最近は、エネルギーマネジメント領域の新規事業や、パートナー企業との協業検討、DR・VPPに関わる事業仮説の整理などに取り組んでいます。
まだ世の中に当たり前に存在していない仕組みを、社内外の人と一緒に一つずつ前に進めていくところに、この仕事の醍醐味があります。
なぜNatureに?
私が電力に本気で向き合うようになったのは、エネルギー特化のコンサル会社に入った2014年頃からです。
電力システム改革が本格的に動き出したタイミングで、日本のエネルギー産業が変わろうとしている最前線を、数字とデータで追い続けていました。
気づいたら、電力市場の制度設計から気候変動対策まで、エネルギーに関することなら何でも調べずにいられない「電力マニアック」になっていました。
その後、経営企画を担当していたスタートアップが日経のユニコーン企業にも選ばれ、成長の手応えを感じていた矢先、会社は経営的な困難に直面して事業を閉じることになりました。
その経験から学んだのは、技術があり、市場があり、資金があっても、「事業として持続する仕組み」を丁寧に作らなければ意味がない、ということです。
エネルギー業界はインフラ産業であるため、どうしても古くて重いイメージを持たれがちです。
しかし実際には、どの時代においても人類の文明の中心を支え続けてきた、非常に本質的な産業だと思っています。
だからこそ、この業界において、もっと新しく、もっと身近で、もっと人に優しいイノベーションを起こすことができれば、これ以上に面白い仕事はないと感じ、Natureに入社しました。
仕事で大切にしているのは、「技術・事業・ユーザー価値をつなぐこと」です。技術的に正しいだけでも、事業として成り立つだけでも不十分で、最後はユーザーや社会にとって意味がある形に落とし込む必要があります。
ちなみに小学校にノーベル物理学賞受賞者の出身者がいて、父も物理の教師だったこともあり、昔から理論物理の本を読むのが好きでした。
将来は、地球周回軌道に太陽光だけで賄うAI用データセンターを作ってみたいです。
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