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【ガラパゴス代表中平とは?】ガラパゴス設立の背景と組織のこれから

こんにちは!ガラパゴス採用担当です。本日は弊社代表である中平に「ガラパゴス設立の背景」や「会社についての考え方」を聞いてみました。
この記事を通して、代表中平の考え方や原動力についてお伝えできればと思いますので、是非最後までご覧ください。

ーガラパゴス設立のきっかけを教えてください。

きっかけは二つ。一つ目が祖父の影響です。
僕の祖父は現国土交通省である建設省に役人として務めた後に、公園財団という財団を創った、ある種の経営者でした。
立川の「国営昭和記念公園」を創ったのが祖父なんですが、そのような大きなことを成し遂げた祖父と一緒に住んでいる中で「祖父よりも大きなものを残す人間になりたい」という思いを漠然と抱えていました。
そんな理由で、幼少期より経営者を意識していたんです。

二つ目のきっかけは偶然とノリでした。
僕は新卒で大手製造メーカーのプロセス改善コンサルティングに従事していました。
きっかけの一つ目でお伝えした通り、僕は「経営者」として祖父を超えることを常に意識していたため、新卒入社した会社でももちろん「社長」になることを目指していました。

入社当時は「5年くらいで社長になろう」という意識を持って入ったのですが、実際に働いてみると年功序列で。新卒2年目のある日、飲みの2次会で「自分が社長だったら会社をこうするのにな」なんて同期と話をしていたら、その内の一人が「じゃあ中平、明日この会社辞めろよ」って言ってきて(笑)。

“明日は無理だろ”となったんですが、僕も負けず嫌いなので「ちょうど1年後にここにいるメンバーで辞めて会社作ろうぜ」ということで、その言葉通りに1年後にそこにいたメンバー+同期の一人だった細羽とガラパゴスを創業しました。


ー起業した際、皆さんの中で何かテーマはあったんですか?

起業自体は本当にノリで、何も考えていなかったです。
只々社長になりたかった、只々仲間と楽しいことがしたかった。
そこには高邁な思想もなく、27歳の僕らは会社を創っただけでした。

そこから約10年間、さまざまなテーマで事業にチャレンジをしていましたが、なかなか思うようにはいかず、試行錯誤する中で生まれたのが「AI×デザイン」のサービスでした。

これまでクリエイターの方々の働き方を見てきて「素晴らしいものを生み出す職人が貧乏である」という世の中の構造を痛いほど目の当たりにしてきたこともありましたし、経営者としてお給料を上げたいけど上げられないもどかしさがずっとあって。

「真面目で愚直な職人たちが正当な対価を得られる世の中を創っていきたい」という思いがガラパゴスのテーマになっていきました。

ーなるほど。実際経営者としてやってきた中で「社長を志して起業をした」ことから「社会を変える」というふうに考え方が変化していった経緯を教えていただきたいです。

まず大前提、僕は「起業家」「事業家」「経営者」は全然別物であると考えています。
「起業家」というのは何かを起こす人で、0から1を創り上げる人。
「事業家」というのは起こしたものを上手く回していく人。1から5くらいまでですかね。
「経営者」はまた違うフェーズの話だと思っていて、組織や仕組みを創ってマネジメントしていく人だと考えています。

僕らは2009年に会社を建て「起業家」としてアプリ開発の事業を0→1で起こし、2010年から2014〜2015年くらいまでは事業家として会社を成長させてきました。ところが、その時にふと思い悩むんですよ。

「これって単なる事業家じゃない?」って。

「会社は回っているけれど、まだ社会を何も変えていないし、何のためにリスクをとって会社を辞めたんだろう。幼少期からの目標であった昭和記念公園を何一つ超えてないじゃん」と。

そんな悩みに苛まれる中で、2016〜2018年にかけて「AI×デザイン」の研究開発を進めていきましたが、なかなか上手くいかず。
でも、どうにかこの技術を転用したらデザイン産業の構造から変えられるんじゃないかという思いで挑戦を続け、ついに2019年、現在の主軸事業であるAIデザインを立ち上げました。

ここではまた0→1の起業をしたような認識で、本当の意味での起業だったなと。
その後、2019年から2年間で一気に事業化し、今になって自分がやっと経営者になりつつあると思っていますし、経営者として挑戦を続けている毎日です。


ー中平さんの中で「起業家」「事業家」「経営者」どの瞬間が好きみたいなものはあるのでしょうか?

瞬間でいうと0→1はやっぱり面白いなと思います。

何かを生み出すのはかなりパワーを使いますし、当たるも当たらないも分からない博打に近いと思うんですが、生み出すことの楽しさというのは何事にも代えられない楽しさがあります。

経営者になろうとしている今のフェーズもとても面白くて、今までやったことのない知らないこと、分からないことにチャレンジしているなという面にすごくワクワクしています。

結局全部楽しいんですよね(笑)

ガラパゴスという社名もきっとその辺が関係していると思うんですが、僕自身大事にしていることとして『変化』というのがあって。やはりダーウィンも言う通り、強いものが生き残るのではなく「変化するものが生き残る」と思うので。

僕自身『変化』が好きだし楽しいし、会社自体もそう在りたいと思っています。

ー現在はデザイン業界に『変化(革命)』を起こそうとされていますが、そこに対する覚悟を伺ってもよろしいでしょうか?

実は何か大きな覚悟を持って始めたことってなくて、会社もそうですし、現在の事業もそうですが、最初の方は「これで絶対にやっていくんだ!」という確固たる覚悟みたいなものはを持ってはいませんでした。

ただ、がむしゃらに自分で起こしたい変化を追い続けているうちに覚悟は決まり、今はそこに向かって真っ直ぐに進んでいますね。

デザインというアナログで多重下請け構造の産業構造を変えると、そこに関わる人の待遇をより良くできて、100年以上変化がなかった「デザイナー=稼げない」という考えを根底から覆せるなと。「歴史に残る、ワクワクした挑戦」だと思っています。

そして同時に、それをやれるのは自分しかいないっていう確信も持っています。
今やっている「デザイン」の領域に変化を起こそうとしている人が100人に1人、「ディープランニング」の領域が100人に1人、「製造業」の領域が100人に1人、それらの課題に取り組む人が100人に1人、実行に移す図々しさを持つ人が100人に1人。

そうするとそれを実現できる人間って100億分の1になるので、僕は100億人に1人の人間になります。つまり、地球上にそれを成し遂げられる人って1人しかいないということなんですよね。

そう思うと、このジャンルで真剣に革命を起こそうと考えている人って実質僕しかいないですし、それをやると未来の数千人が喜ぶじゃないですか。
そう思い込んじゃっているからこそ楽しくて、人生を賭ける意味があると思っています。

ーありがとうございます!最後に、ガラパゴスをこれからどんな組織にしていきたいかを教えてください。

やはり『変化』の部分だと思っていて、組織の中の当たり前を常に更新できるような組織にしていきたいと思っています。

そもそも僕らには、“デザイン産業に対してその思想自体を広げていく”という使命があります。思想を広げるということは組織を大きくしていく必要がありますし、その分人数を増やして拡大していかなければなりません。

そうすると必然的に人が集まるような時代性が必要だと考えているので、変化する時代に合わせて「みんながここで働きたい」と思える組織・環境にしていかなければならない。

例えばリモートワークを当たり前にするとか、過重労働な状態を辞めるとか、時代に合わせた変化をし続け、使命に向かって拡大していける組織でありたいと思います。

ー中平さん、ありがとうございました!


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