Design Night vol,1

バレンタインデー明けの2月15日(Fri)、Grand Design の表参道オフィスで第一回Design Nightを開催しました。スピーカーは以下の3組。ここに加え我々クリエイティブに関わる友人たちを中心に集まってもらい、一晩語り明かす夜です。


【to nine】増田智士/吉岡芳明
http://to-nine.com
Makuakeで1100万円以上を集め、SEIKO, CITIZENに続く3つ目の純日本製腕時計「Knot」のプロモーションを支えた増田くん。また植原亮輔・渡邉良重のKIGIとも共同事業を立ち上げるなど、さまざまなブランドの立ち上げをデジタルマーケティングやプロモーションでサポートしている。「Knot」の成功で得た知見と、その後を語ってもらいます。

【CEKAI / モーフィング】鈴木亮太郎/吉田裕紀氏
http://cekai.jp/
http://www.m-inc.jp/
「いいものをつくる。」というシンプルな思想の元に、純度の高いクリエイティブを発信し続けるクリエイティブ アソシエーションCEKAI。CEKAIのグループ企業として、クリエイターの可能性を最大化するインフラ構築を目指す株式会社モーフィング。今回はCEKAI所属の鈴木亮太郎氏、モーフィング所属の吉田裕紀氏に両社の現在を解説してもらいます。

【Helixes / Maxilla / 600 / 名NA】志村龍之介/八木光平
https://helixes.co/
http://maxilla.jp/
http://roppyaku.com/
http://naisthename.com/
Maxillaでエッジーな映像表現を請け負いつつ、600でデジタルサービスを開発し、naではアニメの名前の権利を買いTシャツブランドを展開するなど、相当ハイブリッドなHelixies。B to B、B to C、そしてコミュニティ運営とボーダレス極まりない活動の全容を話してもらいます。

広告写真の大御所や、コピーライター、クリエイティブディレクターの大御所など続々来社。

飲み物を手にすると自然と仕事以外の会話が始まります。「どうなの、最近?」的なね。(笑)
今回のテーマはこれ。

「自らブランドを持ちながら、華やかな受託仕事もこなすハイブリッドな若者たち」

少し長いですが、そういうことです。10年前まではちょっと考えられなかった訳です、こういう働き方。でも今になったら「何でダメなの?」と思える程度に当たり前だったりします。小さいながらもブランドを運営するということには色んな苦労がつきもの。まさにキレイゴトだけで何もかもうまくいくわけがない訳です。でもそういった苦労って必ず自らの受託仕事にも役に立つ訳です。グランドデザインも「個人プロジェクト制」という仕組みを持っていて自分の好きなことを突き詰めていくことをサポートしています。そんなGDメンバーへの刺激にもなり、レガシーな世界で頑張ってる僕の友人にも非常に関心の高いテーマであることは間違いないと思い、開催に至りました。

放っておくとみんなのお喋りが終わらないので、開催!!まずは集まってくれたゲストのみんなの紹介からスタートします。ゲストといっても学生などではなく、それぞれみんなその業界でのメインプレーヤー達です。しかもちょっと変わり者。ゲスト達がお互いが何者かを知らないまま帰るのはもったいないので、最初の30分間ほどはみっちり自己紹介タイムです。ちなみにみんなが座る椅子の背景にあるモニターからは集まってくれたゲスト達の紹介が流れています。

今回話してくれるスピーカーはみんなまだ30代と若く、ゲストのの自己紹介が終わると和やかムードに。そこで先頭を切って「To Nine」の増田くんから自己紹介の始まり。奥で笑うのは吉岡くん。

受託と自社プロジェクトをシームレスに繋ぐ「To Nine」

彼らのやっていることの実績紹介が始まるとゲストもマジで聞き入る。彼らの全てをここでは紹介できないけど、衝撃を覚えた例をひとつだけ。彼らのオーダーメイドシャツの自社ブランドは、消費者が購入ボタンを押すと、ベトナムにある工場のシャツ生地の裁断が始まり、自動でシャツが出来上がり、梱包されて、消費者の元に届くのだと。だから基本的にはその仕組みのメンテナンス以外何もする必要がない。どーです?それって2人でできるの?っていう驚き。

そしてその自社ブランドで得た知見を、彼らは受託仕事にも還元していく。いまはいくつかの企業と共同出資をして吉岡くんが代表となり、新ブランドを育成中だ。これも正確な情報は、彼らの正式なリリースを参照してほしい。しかし2人だけでよくもこんなに幅広く手がけられるもんだと関心。しかも一つ一つに「やっつけ」感がないのがいい。丁寧にやっている感じが。色んなトライをすればあまりうまくいかないことも多いだろうけど、その中で一つでもうまくいけば大成功と言える。なにより自社ブランドを立ち上げ運用する中で得た知見は、ちゃんと受託仕事に還元しているところが彼らの秘訣。そして、やりたいことがあればMAKUAKEなどで、資金調達すればいいじゃないですか?的な身軽さがなんとも羨ましい。

【to nine】http://to-nine.com

特異なクリエイティブの集団を築き上げた「CEKAI」とBAUSネットワークを次のステージに引き上げる「モーフィング」

彼らの面白さの真ん中には「既存の仕組みを疑う」という姿勢が通底しているように思う。武蔵野美術大学在学中に「TYMOTE」を立ち上げた井口皓太氏がその後作ったクリエイティブチームが「CEKAI」。その仲間で作ったクリエイティブコミュニティが「BAUS」。いまそのBAUSを運営するのが「モーフィング」。今日はそのCEKAIから鈴木くんと、モーフィングから吉田くんが来てくれて話してくれました。まずは鈴木くんから、最近長野県諏訪市にある時計メーカーと立ち上げたブランドについて、詳しく話してくれました。概要はリンクを見てもらうとして、ここではぶっちゃけ話がメイン。僕自身はレベニューシェアで事業会社と共に事業を起こすことに俄然興味が湧きました。

続いて話してくれるのは吉田くん。彼はモーフィング所属でいま運用しているBAUSの「ステージ2」を進めています。リリースされていない内容なので詳しく話すのはよくないと思うので、かいつまんで話すとこうなります。「クリエイターの信用とはその実績にある。ならばそのクリエイターとその実績を繋ぐブロックチェーンが、最大の信用コミュニティになるんじゃないか?」という仮説を元にBAUSの「ステージ2」を計画中であると。。。いやいや面白い。彼らは仕組みの再構築が非常に面白い。勉強になるなぁ。


やんちゃっぷりがカッコいい。そのくせ事業構造が素晴らしいHelixies。

少しの休憩を挟んで、ラストバッターはHelixesの志村くんと八木くん。「MAXILLA(マキシラ)」と言った方が分かりやすいかもしれない。MAXILLAはNIKEなどのカッコいい映像をいっぱい作っていて、非常におしゃれな映像チームとして目を引いているけれど、それよりも面白いところはその事業構造だと思う。彼らは映像制作で得た資金で、「Na(名)」というファッションブランドを立ち上げていて、すでにミラノでのポップアップショップなども成功させている。そしてその「Na」の周辺に集まる漫画好きで「600」というWEBコミュニティを作り運用している。なんというか、彼らの好きなことを中心に全て仕事に昇華している。非常に鮮やかだ。

「映像受託仕事」×「自社ブランド」×「WEBコミュニティサービス」それらを統括するのが「Helixes」である。そして何より彼らが面白いのは日本のクリエイティブとしては王道の、美大ルートを通っていない。帰国子女チームと言っていいか分からないが、英語話者が多い。そこに理由があるからか分からないが、日本のクリエイティブ業界の隙間を突くのが上手い。何と言っても代表の志村くんのヤンチャな笑顔が素敵だ。そして非常に身軽に新規事業を立ち上げていく。「Na」のアイデアは素晴らしいけど、そういうのって思いつくだけで実行しないことが多いけど、どうやって版権の持ち主を探したのか?と聞いたら、「ググって会いに行きました」だって。やっぱりその実行力が素敵。

セブンイレブンのCMを9年作っているクリエイティブディレクターも真剣に聞き入る。「新しいってことはそれだけで面白いな」と。「ただ飽きないってことがもっと大事だな」と。なるほどキャリアを積んだなりの重み。そうね、、、仕事人生って長いものね。

スピーカーの話の後はみんなで雑談。同じ関心を持つもの同士がここで繋がる。おそらくだけど、全員がここにいた全員と話したんじゃないかな?僕にとってはこういう場を作ることが今の関心事。

実はこの夜は大御所クリエイターが中心ではあるけど、世界一のコンサルティング会社でパートナーを務める人や、東大で哲学をやって、いま上智大学で宇宙論を教えつつ、哲学シンキングを事業内容として起業した方など様々なジャンルの方が集まってくれました。彼らにとっても刺激的な夜であったならよかったと思う。

主催したグランドデザインの仲間も疲れたけど、非常に刺激になったし勉強になったし楽しめました。また暖かくなったら第二回を開催します。

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