技術だけがエンジニアの仕事ではない

こんにちは、株式会社GunosyにてCTOをしております松本です。

弊社にもこの4月から初めての正式な新卒採用で3名の方が入社しました。

実は自分も、3年ほどまえの大学4年の終わりごろにGunosyに入社しまして、そういう意味では新卒入社とも言えるのかなと思います。

社会人経験としては新卒の皆さんとそう大きく違うわけではないのであまり偉そうなことが言えるわけでもないのですが、自分が新卒の時にどんなことを聞いておきたかったかなと考えながら、主に今年新卒入社された皆さんになにかアドバイスになればと思い久々に技術の話以外でブログを書いています。

今回、3年間働く中で長くエンジニアとして必要とされるために大事だと感じたことについて書きます。

# 長くエンジニアとして活躍していくために

自分がエンジニアを始めてからの数年の間にもベースになる技術は多くの進化を遂げており、1年前の状況が今では古いなどと言われることもしばしばです。

例えばJavascriptのフロントエンド開発界隈は今も日進月歩でヘタすると毎年デファクトスタンダードが入れ替わるような状況ですね。

インフラ開発に関しても気づけばオンプレの環境は減り、コードで全てをマネージする段階になっています。そして最近では「サーバを持たない」アーキテクチャも台頭しつつあります。

要素技術の賞味期限と自分では呼んでるのですが、一つの技術がデファクトで在り続ける期間は年々短くなっているように感じます。

こうした技術の進化の素早さの中で、エンジニアとしてビジネスに貢献するために最も必要とされるものは何か。

それが自分の関わる事業に対する課題の解決力なのではないかと思います。

例えば、エンドユーザーに提供するアプリは一昔前はガラケー向け、今はiOS/Androidを通してネイティブアプリとして提供するようになりました。

必要な技術はガラッと変わっています。

しかし一方で、ユーザーの課題は技術と比較して大きく変わっているわけではなく、違う技術で同じ課題を解決せねばならない場面も多く出ているのではないでしょうか。

いつまでも同じ技術で課題は解決できず、都度最適な技術を選んでいく必要があります。

技術の新旧にこだわらず、今の課題に必要な技術を選ぶ術は、仕事をただ任された通りにこなしていくだけでは身につかないものです。

今の事業は何を解決するもので、それに対してどんな課題があり、そこにエンジニアとしてどうコミットできるか。エンジニアという領域において自分のプロダクトだと考えて、自分の今いる位置で最適な技術を使い続けようと努力し、また学ぶことで、より課題に貢献できる開発者になれるのではないでしょうか。

# オーナーシップを持つ

課題を解決していく上で重要な要素が、オーナーシップなのではないかと思います。

オーナーシップ(Ownership)とは、直訳すれば所有となりますが、いわゆる「仕事を自分のものと捉えること」という意味でGunosy社内でよく使われています。

自分のものとする、というのはただ単に目の前の仕事に必死に取り組むということではなく、成果を上げるためにやれることを見つけ、自ら牽引していくことです。

自分はGunosyに入ったばかりの頃から、とにかくサービスを大きくすることを自分のミッションとして、ひたすら出来ることを全て、ひとつずつやって来ました。

入社したばかりのころは簡単なKPI管理系の整備から入ったのですが、簡単に思える業務でも単に今あるフローのなかでやるのではなく、よりよいアーキテクチャを提示し、プロトタイプを見せ、メリット・デメリットを示したうえで根本から作り変えるなど、サービスが伸ばせると思った全てに手を出しています。

今でもこの考え方は変わっていません。

仕事を自分のものと捉えることとは、仕事がどういった構造になっているか、どうすればより牽引できるか考え抜き、実行していくことだといえます。

今ある仕事の中で、

● 事業の目的に対してなにか他にも出来ることはないか。

● 例えば隣のチームでやっていることと協力できないか。

● なにか別な技術をつかってショートカットすることができないか。

● 無駄な開発をしていないか。

など、こういった今任されているタスク以上の成果を上げるための思考を回し、自分の専門性から如何に貢献できるのか考える。日々こうしたことを繰り返すことで、自分がいる組織により成果を残せる施策を牽引していきましょう。

ただ、会社に所属して研修など終われば皆さんもすぐ何らかのプロジェクトに参画してタスクを任されていくことと思います。最初は余裕が無く目の前のタスクに追われるかもしれません。

そんな中であっても、仕事に着手する前、また一日の仕事を終えたあと、自分の事業をより伸ばすため、一度立ち止まって考えてみてください。この短い時間を取れるかどうかで、その後の3年はずいぶん変わってきます。より先を見据えた開発を進めることで、プロダクトも自分も、思っていたより多くのことを達成している場合がほとんどです。逆に今ある仕事に埋もれている限りは技術力にしても事業にしても、漸次的な成長しか望めないでしょう。

自分は仕事を振り返る中で次のようなことに目を向けることが多いかなと思います。

まず自分がしている仕事は会社にとって何であるのか。会社のビジョンはなにか、また成長のエンジンはなにか、それらに対して、今自分が携わっている事業はどういった携わり方をしているのか、という自分と周囲の関係のマップです。

例えば、今の開発はユーザーの獲得を◯%効率化するための仕組みづくりをしている、その先で売上がこれだけ増える、など自分なりに定義をしてみると、今の仕事で求められていること、その影響、どうすればより効率的に解決すべきかが見えてきます。

事業の目的の中で自分は何を任されているのか、自分が守る砦はなんなのか意識することはとても重要で、より大きな責任を任される、成果を上げるための道筋はここから見えてくるものです。

# 最後に

だいぶ抽象的でエモいブログになってしまいましたが、自分の任された仕事をよりよく解決するための工夫を常に考えてみましょう。

それがエンジニアとして成長していく第一歩になればと思います。

Gunosyでは2017年も引き続き、新卒の方の入社をお待ちしております。

手を上げればそこにチャンスが生まれる会社です。

エンジニアとして、プロダクトをより伸ばしてみたい方からの応募をお待ちしています。

興味をお持ちの方はぜひWantedlyよりご応募下さい。

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