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【イベント報告】2017.02.28　FMによる、つくらない［　　 ］づくり@日本建築学会

森 明霞さんのプロフィール
森 明霞
採用・広報・総務・組織開発
on 2017/03/23


2017年2月28日、日本建築学会主催の第16回ファシリティマネジメント・シンポジウム「FMによる、つくらない［　　 ］づくり」にて、新たにつくることなく社会課題へのソリューションを提供している実践者として、事業推進部の日比野とプランニング事業部の八塚が登壇させていただきました！

場所は、こちら。田町にある日本建築学会。飲食店がにぎわう田町とは思えないほど、重厚感のある建物に入ると、荘厳な雰囲気が広がっていました。

当日紹介されたスライドをまとめた冊子も配布されました。

とっても濃厚な内容！

まずは、東北大学の本江正茂さんより今回のシンポジウムの主旨説明がありました。


空家問題が話題にもなっているように、現代は、空間がだぶついている。新しいものを作るのではなく、今あるものをうまく使って生み出すためには？FM的な観点から、様々なアクションで社会的価値を生み出すためのシンポジウムです。

基調講演には、著書『都市をたたむ』等で人口減少時代を見据えた都市のあり方について積極的に発言されている饗庭伸さんより、「人口減少時代の都市計画とまちづくり」について。


都市をつくることを目的とする人、都市を使うことを目的とする人、目的を持っている人、目的を喪失している人に分かれて、お互い嫌な気持ちをせずに暮らしていけるのがいい都市なのでは？という視点が印象的でした。


また、都市を「広げる」「つくる」ではなく、都市を「たたむ」という発想。国立市の古民家で新しいコミュニティスペース「やぼろじ」を始めた事例も興味深かったです。


◯やぼろじ

http://www.yabology.com/

事例報告（１）は、まずヒトカラメディアより事業推進部の日比野とプランニング事業部の八塚が「なるべくつくらないベンチャーのオフィスづくり」として、「居抜きでのオフィス移転」についてお話しさせていただきました。

過去のお客様のオフィス移転事例や、最近、居抜きで移転したばかりの自社オフィスのご紹介などなど。

居抜きのメリットは、まずは何より退去時の原状回復費用や入居時の什器類の購入費用、内装造作費用といった移転コストを抑えることが出来ること。そして、その分事業や人に投資をして会社を成長させられることが挙げられます。

また、居抜きで入居する場合、空間に何も手を入れないということではなくて、移転後の働き方に合わせてメリハリを効かせたオフィスづくりが重要になってきます。オフィスビルの選定・不動産仲介だけではなく内装・プランニングまで行なっているヒトカラメディアでは、経営陣だけではなく社員も納得感のあるオフィスデザインを完成させるために社員参加型のワークショップによるコンセプトづくりもサポートしています。


◯ヒトカラメディアのサービス紹介ページ

http://hitokara.co.jp/service/

事例報告（２）では、無印良品を展開する株式会社良品計画の林高平さんより、「感じ良いくらしの実現とはたらく場・まなぶ場」というお話がありました。


無印良品さんのオフィスは、「オフィスを美しくしても生産性は上がらない、もっと良くしよう！改善しよう！といった気づきや行動力を引き出すオフィスがコンセプト」とのこと。様々な課題を解決するための具体的なアイデアの数々は、普段オフィスづくりに関わっている私たちも刺激を受けました。

事例報告（３）では、青森県弘前市財務部財産管理課の福士一也さんからは、「魅力あるまちづくりをFMで（魅せるFM）ー文化財施設等の新しい価値の創造と次世代への継承ー」というお話がありました。公共施設FMの先進的取り組みとして2016年の第11回JFMA賞最優秀ファシリティマネジメント賞（鵜澤賞）を獲得したこともある弘前市です。


特に、公園外濠を観光資源に活用する事例として、有名な弘前公園外堀の桜の花びらが川面を埋めている花筏は、自然現象ではなく人工的に作り出しているというエピソードにびっくり。準用河川に指定して、水流を調整することで、作り出しているそうです・・！

パネルディスカッションでは、すべてのゲストの方々が集合！なかなかお会いする機会のないゲストの皆様と、それぞれの立場による意見や考えを共有することができて、新しい発見の多いシンポジウムでした。日本建築学会の皆様、ゲストの皆様をはじめ関係者の皆様、本当にありがとうございました。




★ヒトカラメディアでは、一緒に働くメンバー大募集中です★

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◎企画営業部オフィスプロデュースチーム：https://www.wantedly.com/projects/78513

◎プランニング事業部：https://www.wantedly.com/projects/51263

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株式会社ヒトカラメディア

オンラインミーティングが当たり前となり、場所を問わずに働ける時代になった今。 私たちにとってのオフィスの必要性はどこにあるのでしょうか？行きたくなるオフィスとは何か？ 作って貸す、が主流だったオフィスビル、商業施設はそのモデルのままで求められ続けるのだろうか？ 地域の賑わいを持続的なものにするために、どのように人や想いを巻き込んでいくのだろうか？ そんな問いのもと、多くの企業の働き方、様々な場のプロデュース・運営をしてきたヒトカラメディアだからこそ提案できることがあるのではないかと考えています。 ◆ビジョン 「都市」も「地方」も「働く」も「暮らす」も もっとオモシロくできる！ ◆バリュー 熱源を、ともにつくる ◆事業内容 【ワークデザイン事業】 　自社にとって最適な「働き方」と「働く場」を実現したい企業に対して、拠点戦略作り、最適な物件紹介・仲介、内装設計/デザイン、施工などを一気通貫で行っています。 　「オフィス構築をきっかけに、どんな状況を作りたいのか？ そのために、どんなことを大切に、どうメンバーを巻き込みながらやれるといいのか？」 　など、ただ物件や空間の要件を満たすだけではなく、本質的に目指すべきことをまずは一緒になって発見し、その実現に向けて多様な専門性を掛け合わせながら、プロジェクトを作っていきます。 ------------------------------------------ 【デベロップデザイン事業】 　土地や建物など不動産のアセットを持つデベロッパーや電鉄系企業に対して、それらを活かしながら未来に求められる状況づくりのための構想作り・実現支援・運営などを一気通貫で行っています。 　「不動産開発の文脈において、このまちでどんなコトが起きるといいのか？ どんなプレイヤーが増えるとそれが実現できるのか？ そういった人たちをどう集めてくるのか？ 集めた後は、どんなコミュニティをどう育んでいくといいのか？」 　など、「作って貸す」だけではない、「これからの不動産開発」を、構想から実行、運営まで担っています。一気通貫で伴走することで、 「何をどう目指すのか」のストーリーやプロジェクトの軸をぶらさずに、長きにわたってプロジェクトを推進していくことができます。 ------------------------------------------ 【エリアカルティベート事業】 　地域の行政や企業に対して、地域内外のプレイヤー（企業・個人）を繋げ、コトが生まれやすい土壌を作るために、地域のハブとなる拠点の企画・運営や、関係人口創出プログラムの企画・運営、地域内の産業振興に資するプロジェクトの企画・運営などを行っています。 　コロナ禍を経て、テレワークの普及や多拠点居住の増加、ワーケーションの興隆、地域内でのDX推進の強化など、世の中の動きは大きく変化しました。また従来からの企業誘致、地域事業者の支援、産業クラスター形成のニーズ、高齢化に伴う健康福祉の課題や公共交通、空き家の課題、効果的な官民連携の在り方など、地域を取り巻くアジェンダ・課題はさまざまです。 エリアカルティベート事業部では、こういった複雑な地域の状況をクリティカルにとらえて、場の企画やプレイヤー（企業・個人）との接点づくり、チャレンジを生み出すための仕組みづくりを支援。さまざまな観点から、その地域・その街だからこそできる、未来への変化をもたらすきっかけづくりを提供しています。

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