くじゅうへの想い
当館は昭和30年、学校の先生だった母がひとりではじめた小さな小さな山小屋でした。母は父と出会うまでの7年間、まだ道もなかったような山奥の山小屋でひとりで旅館をはじめたそうです。その状況だけ考えても、母はかなりの変わり者だったと思います。建て替えの為、工事に来た建築士の父との出会い、結婚。私は兄と弟と3人兄弟の真ん中として生まれ、このくじゅうで中学校まで暮らしました。近くに家もないため、遊ぶといえば、ひとりか兄弟と自然の中で。遊ぶのは自然の中でしかありませんでしたし、当初は家族だけでやっている旅館でしたので、皿洗いや弁当作りなどお手伝いすることも普通にでした。高校で家を離れ、大分市内へ。大...