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ヘルスケアとベンチャーと私①

皆さん、こんにちは。

iCARE共同創業者で現在は主に営業と人事を担当しておりますイサカリです。


本日は私の初回投稿ということもあり、皆さんから良く受ける質問についてお答えしつつ、考えや人となりをご理解頂ければ幸甚です。


私は大学卒業後に大手企業2社でのサラリーマン生活を経て大学院(MBA)に進学し、在学中に同期で医師の山田(弊社代表)と共にiCAREを創業いたしました。 そんな私が周囲の友人知人から良くされる質問に

「なぜ事業としてヘルスケアビジネスを選んだのか?」

というものがありますので、今日は少しその話しをさせてください。


きっかけは、実は今から10年以上前のある出来事に遡ります。山手線の恵比寿駅で、偶然となりの部署の先輩に遭遇した時の話です。





先輩「おー、イサカリ。お前最近元気にやってるの?」

飯盛 「まぁボチボチですね〜 先輩こそどうなんですか?」

先輩「俺?そうねぇ プロジェクト忙しくてさ、先月なんて200時間残業だよ」

飯盛「え!?200時間??それまずいですよ。部長とか知ってるんですか?」

先輩「いや、このプロジェクトはさ、俺が責任者だし、俺がやり切るよ」

飯盛「うーん、そうですか。でも顔色も悪いし、体調には気をつけてくださいね。」





その会話の2週間後、先輩は亡くなりました。36歳。死因は心筋梗塞でした。お通夜、葬儀の風景は今でも忘れることが出来ません。ご家族やお子さんもいらっしゃり、私は正直どう声をかけて良いのかすらわからず、立ち尽くしていたのを覚えています。


あの時、何か出来たのではないか。そうすれば、結果はもしかしたら変わったのではないか。虚無感と無力感にしばらくの間苛まれていました。そしてその思いは、心の片隅にずっと残っていました。 その後も、うつ病で会社に来れなくなる方、脳梗塞や心筋梗塞で倒れる方、多くの「不健康なビジネスマン・ビジネスウーマン」を見るにつけ、機会があればこの領域でサービスを提供したい、貢献したいと朧げに考えていました。 そして2010年に山田という優秀な医師でありパートナーと出会い、現在の事業の原型にたどり着いたのです。


そこから、私の七転八倒のヘルスケアベンチャーライフがスタートしました。そこには大きな課題が横たわりながらも、なかなか前に進むことのできない、苦難の日々が待ち受けているとは知らずに・・・。(次回に続く)


※内容に一部シビアな情報を含むため、事実と多少設定を変更しております。ご了承ください。

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