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【IS学び場】オンラインのナレッジシェアを通して見えてきたもの。営業部門のミッションと、IS学び場の課題解決を連動させた結果。

1回目はナレッジシェア「IS学び場」を1年運営して一部の講師からのナレッジを共有した感想をまじえてどのようなテーマで開催してきたのかをお伝えしました。

【IS学び場】ナレッジシェアを通して社内全体のレベルの底上げを実現する場として運営してきた社内勉強会「 IS学び場」。半年間の実施内容を、全3回に分けてお届けします! | 社内制度/環境について
個人やグループ・事業部で積み重ねたナレッジを組織全体で横展開し、互いに学び合う場として2021年8月からスタートした、「 IS学び場 」。さまざまな角度からテーマを決め、毎月2~4回ほど、現在はオンライン形式で開催されています。 「IS学び場」は社員が持っているナレッジシェアを通して、社内全体のレベルの底上げをしていこうという経営陣の想いがあって開催されています。 ...
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そこからオンラインでのナレッジ共有のメリットとデメリットが見えてきました。

メリットはなんといっても開催のしやすさです。拠点に関係なく参加ができたり、リアルタイムの参加が難しくても録画と資料共有で学ぶことができます。

デメリットは一方向からの情報発信になってしまいがちなことです。参加者は事例をお土産として持ち帰れますが、講義形式の要素が濃くなるため、講師は知識の整理に留まってしまい共有した事例がどこまで活用されているのか不透明だったり、参加者同士の交流が図れずに得られるものが少ないという現状がありました。今回のブログでは、このデメリットを解消させるための取り組みを1つ紹介します。

デメリットの解消方法

繰り返しになりますがオンラインでのナレッジシェア「IS学び場」でのデメリット取り上げると、以下の2点です。

  • どうしても講義形式になりやすく、講師が得られるものが少ないということ
  • 受講者の反応が見えづらくアクションに繋がるか不明

その解消に向けて取り組んできたことは3点あります。

①講師を複数名にして横の繋がりを生んだり、それぞれの取り組みを学ぶ状況にする

②規模の大きい事業部に焦点をあて、事業部が重要視していることをテーマにすること

③実施後のアクションに直結しやすいコンテンツにすること

これまでは、「伝えたいことを伝える」というナレッジシェアになっていました。もちろんそれも正解だと思います。オンライン開催や講義形式、運営側が講師に対してもたらすメリット・お土産を考えた際は、コンテンツ作りを工夫することで解消できる部分もありました。これらを踏まえて、実際にやってみてどうだったか講師に伺いました!

Web広告事業とデータ部門それぞれの思いをテーマに、「データ活用事例」について学ぶ

■テーマ:データ活用事例 ※具体的事例についてはここでは省略しています

■講 師:データ戦略推進室 古田さん、パフォーマンスマーケティング事業部 メディア局 菅原さん、パフォーマンスマーケティング事業部 アフィリエイト局 寺嶋さん

Web広告でお客様の売上アップに努めるパフォーマンスマーケティング事業部と、データ活用で売上アップに貢献したいデータ戦略推進室のコラボ企画!

ここは上記で書いたデメリットの解消に向けて取り組んできたことの①と②に該当します。

パフォーマンスマーケティング事業部が考えるデータ活用

人事:今回、IS学び場での講師オファーを受けていかがでしたか?

寺嶋:広告主様には施策の根拠を提示したり、それにおける成功イメージを持っていただきたいと思っています。まずは自分達がその必要性を理解して落とし込んでいきたいと考えていたので、良い機会だと思いました。

菅原:今年のはじまりに局長からも、「データ元年にしたい!」というメッセージがありました。そのメッセージに応えるためにも、取り組みを事業部だけではなく、他の部門の人にも伝えられるのはメリットがあると感じました。

寺嶋:今回の開催は同じ事業部でも別の局に所属する菅原さんや、データ戦略推進室の古田さんとの共同開催だったので、自分自身もいろいろ知ることが多そう、楽しそうと感じる部分もありました。

菅原:実際に他の局の取り組みを知ることは少なかったので、やってみて楽しかったですね。

人事:業務の傍らで準備を進めるのは大変だったのではないでしょうか?

菅原:具体的な事例を用いて話したいと思っていました。社内向けの場だったので、そこは過去に使った提案資料をベースに準備して工数を調整させてもらいました。

寺嶋:工数やスケジュール的な部分は社内企画ということもあり柔軟に、一方で伝えたい点は一緒に講師をするメンバー間でとことんこだわらせてもらいました。IS学び場に登壇することが目的ではなく、事業部にデータ活用の必要性を伝え・活用してもらうことだったので、そこは何度も講師達で話し合いましたね。

菅原:話し合いの過程で、あーでもない、こーでもないとか結構盛り上がりました。(笑)

人事:パフォーマンスマーケティング事業部で推進したいこととその実績を、IS学び場で活用いただけたことは人事としても嬉しい限りです!

データ戦略推進室が考えるデータ活用

人事:今回、IS学び場での講師オファーを受けていかがでしたか?

古田:話をいただいた時はどこまで伝えられるのかが心配で正直悩みました。ただそれ以上に伝えていく必要性を感じていたため引き受けることを決めました。データから読み解ける情報はたくさんあります。その情報を使っていただくことで、提案の質もお客様の納得度も各段に上がるはずです。データと事業部の橋渡しのきっかけにしたいと思いました。

人事:葛藤のなか引き受けていただきありがとうございました!データへの想いを伝えることはできましたか?

古田:データ活用の重要性を理解されているパフォーマンスマーケティング事業部の方との登壇だったので、チャンスだと思いコンテンツの内容から関わらせてもらいました。講師同士の事前の擦り合わせから、絶対に伝えたいこと/見せ方に工夫をこらしたので、伝わっているはずです。(笑)

zoomだと発言しにくい参加者もいると考えたので、当日はアンケートをとってニーズのキャッチアップにも努めました。アンケートの一部ですが、「データ活用の頻度」「データ活用で難しいと感じる所」などです。データ活用の必要性を伝えるだけではなく、参加者がどこに悩んでいるのか、今後に活かせる情報の吸い上げに活用してもらえるようにしました。

ここは上記で書いたデメリットの解消に向けて取り組んできたことの③に該当します。

IS学び場に登壇してみて

古田:IS学び場でデータ活用事例を共有した後に、レポート作成時に登壇でお話したことを活用しているといった具体的な声を伺うことが増えました。言葉でデータを使ってくださいというのは簡単ですが、浸透させ、当たり前にしていくためには今回のように事例として共有していくことの大切さを再認識しました。

寺嶋:自グループの動きは知っていましたが、他グループの動きや事例を知る機会は少なかったので良い機会になりました。異なるジャンル(商材)の場合、直接的・タイムリーに活かせるものは多くはないと思います。それでも考え方の部分において柔軟な発想や気づきで思考の参考になる部分はあると感じています。今回は講師という立場でしたがそういった意味で自分自身の学びにもなりました。

菅原:今期の事業部・当社サービス「ACCESSTRADE」のミッション「高い価値とすばらしい体験をすべての人に」を実現するために、新たな課題を発掘し、プロダクトとデータを用いて解決することを日々推進しています。「データ活用したいけど、何をどうやったらいいのかわからない」という声もあがっていたので、そういった方のアプローチになったらと思っていました。データ活用の機会が増えれば、そのぶんお客様に提供できるバリューも増えます。そのきっかけを推進している立場でもあったので、IS学び場で話せて良かったです。

今回はIS学び場の課題に目を向けて取り組んでたことを紹介させていただきました。工夫の仕方で、オフラインにあってオンラインにない利点を補うことができると思います。ナレッジシェアの場を活用して参加してくれる人と、そこに対してどの講師も前のめりに取り組んでくれるからこそより良い仕組みにしていけたらと思います。

次回の3回目のブログではもう1つの課題である双方向の交流についてお伝えさせていただきます!

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