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【新規事業開発】証券営業からメディア立ち上げ責任者へ、自由な環境で充実した日々に満足

2022年8月にリリースされた投資の勉強をサポートするWebメディア「Bibro Media」の立ち上げ・運用を担当している事業推進部 新規事業開発アソシエイトの伊藤靖隆氏に話を伺いました。

Bibro Mediaの狙いやサービス開発において苦労した点、また今後の展開についても語っていただいています。

「Bibro」のマーケティング活動として2022年8月に「Bibro Media」を立ち上げ

-BibroとBibro Mediaのサービス概要についてご紹介いただけますか。

Bibroは一言で言うと「本の要約アプリ」です。当社が金融や投資に関する市場調査を行ったところ、投資の勉強をしたいが忙しい、また何から始めたらよいのかわからないというニーズが多くあることがわかったんですね。

そこで2022年3月にBibroという名称でアプリをリリースしました。毎日1冊、本の要約が届くという、投資について知識のない方でもお使いいただきやすいサービスになっています。

Bibroはユーザーごとにパーソナライズされる点が特徴で、初期診断として資産の状況や年齢などを伺い、マッチする書籍を個別にお届けする形としているんです。

さらに、Bibroが紹介する書籍について、「この本は難しかった」「こっちは簡単だった」などの理解度アンケートにお答えいただくことによって、オススメする書籍の最適化につなげています。難しかったなら次はもう少し易しい書籍を、また簡単だったという場合にはレベルアップした本を紹介することで、投資をするための知識を身に着けていただくことができるわけです。

現在はバージョンアップの準備に入っておりまして、ご紹介する書籍の数も大幅に増加する見込みとなっています。

パーソナライズの精度も高めており、ほかにもゲーム性を盛り込むなど楽しみながら投資について学べるアプリとして生まれ変わる予定ですので、期待していただければと思います。

一方、Bibro MediaはWebメディアで、より多くの方に投資に関する理解を深めていただこうと考え2022年8月に立ち上げました。もともとBibroのアプリは広告も出稿していませんでしたので、Bibroの認知を高めるためにもメディアは必要だよね、という意見が社内にあったんですね。

そこで、鶴見常務からBibroを補完できるオウンドメディアを作ったらどうか?と指示を受け準備を始めたんです。

Bibro MediaはBibro事業におけるマーケティング活動の一環でもありますので、ターゲットにマッチするキーワードの調査に利用しており、アクセスを解析しながらSEOの精度を高めつつ運用しています。

Bibro Mediaはリリースして2ヶ月ほどですし、金融は検索エンジンで上位表示させるのが難しいジャンルであることもあって、ページビュー自体はまだそれほどでもありません。また大規模なプロモーション活動もまだ行っていませんからね。でも、アクセス数は少しずつですが伸びているんです。

というのも、Bibro Mediaでは金融や投資の専門家にお話を伺う機会があり、彼らがホームページやSNSでBibro Mediaについて拡散してくださる場合があるんです。いわゆるインフルエンサーの方々ですから、おかげさまでBibro Mediaの認知が広がっているなと感じています。

Bibro Mediaでは著名投資家などへのインタビュー記事も充実させていく予定ですので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。


Bibroのオウンドメディアとして「書籍」関連のコンテンツに力点

-伊藤さんが担当している業務とミッションについて教えていただけますか。

はい、私は現在、Bibro Mediaが業務の中心となっています。

Bibroについては鎌田さんらと一緒にビジネス面の業務を担当していますが、サポート的な役割が中心で、アプリの使用感をチェックしてフィードバックするなどの作業を行っています。今後はコンテンツがしっかりと反映されているか、マッチングロジックが正確かどうか、などアプリのテストにも携わっていく予定です。

【新規事業開発】自分のリズムで情報収集やリサーチ繰り返しながら新サービスを企画 | インタビュー
インヴァスト株式会社で事業推進部ヴァイスプレジデントとして新規事業開発を担当している鎌田奈緒氏に、新規事業開発の業務とやりがいについて話を伺いました。 新サービスを企画・開発するために行っている業務の進め方や、未経験からの参加で戸惑った点と自信につながった点などインヴァストの新規事業開発体制について語って頂いています。 -プロフィールをご紹介頂けますか。 ...
https://www.wantedly.com/companies/invinc/post_articles/407093

Bibro Mediaではマイメイトの担当者に相談しながら、企画から記事のライティングまで基本的には私がメインで行っていますので、業務量はBibroよりずっと多くなっています。

任せるトレードAI 「マイメイト」公式ブログ|MAiMATE
任せるトレードAI 「マイメイト」公式ブログ|MAiMATE - AIでトレードする「マイメイト」の公式ガイドです。トレード結果を褒めたり、叱ったりしながら育てていく新感覚のFXトレードAIです。新着情報、リアルトレード情報などを掲載。
https://blog.mai-mate.com/

Webサイトの制作は一部を外部にお願いしましたが、立ち上げ段階ということもあってなるべく予算をかけずにスタートさせた形なので、やることが山積みなんです(笑)。記事を執筆するだけではなく、アイキャッチ画像を選んだり写真を加工したり、インタビューの場合は相手への許可を取ったりなど私が行っていますので。

ほかにもSEOなど専門的な知識が必要な業務も多いのに加え、Bibro自体のバージョンアップも見据えていますので、今後はCTAを向上させていくために外部の専門家の力も借りながら、Bibro Mediaを成長させていきたいと考えています。

あとは認知を高めていくための施策にも力を入れていかなければなりません。SNSで更新情報を配信するのもまだまだですし、リリースの際にプレスリリースを出したくらいなので、これからはBibro Mediaを本格的に成長させていくためのフェーズに力を入れていきたいですね。

-コンテンツを作成する上で、他のメディアとの差別化を図っているポイントはありますか?

Bibro MediaはBibroのオウンドメディアとして位置づけられていますから、「書籍」に関連するコンテンツになるよう意識しています。直近で投資家への取材記事を公開しましたが、その中でも当該投資家にとって転機となった書籍について紹介するなど、Bibroと紐付けられるような構成を心がけていますね。

失敗を経て長期配当株投資で成功した会社員投資家に聞く高配当株の魅力 | Bibro Media
株式投資に失敗はつきものです。成功している投資家の多くは過去の失敗が、自身の投資スタイルを形成する礎となっているといいます。 インタビュー企画の初回は日本の配当株専門の現役サラリーマン投資家として活躍されている長期株式投資さんにお話を伺いました。日本の配当株に長期投資をする投資スタイルを確立した長期株式投資さんの経験と知識は、長期の資産形成に役立つことでしょう。 ...
https://media.bibro.info/assetmanagement/1228/

Bibro Mediaが書籍として扱う対象は幅広く捉えており、マンガも含めています。すでに「通勤時でも株式投資の勉強ができるマンガ8選」や「『お金』について何から学べばいいか悩んでいる人向けマネーマンガ5選」として記事にもしているんですよ。

通勤時でも株式投資の勉強ができるマンガ8選 | Bibro Media
これから株取引を始めようと考えているけれど、書籍を読み勉強するとなると、ハードルが高いと感じる人も少なくないでしょう。そうした人向けに手軽に株式投資を学べる8冊のマンガを紹介します。 全21巻 著者:三田紀房 出版社:コルク 2013年6月から2017年6月まで『モーニング』(講談社)にて連載 東大合格を目指す高校生の物語『ドラゴン桜』の著者である三田紀房さんが書いたマンガです。 ...
https://media.bibro.info/study-investment/870/
「お金」について何から学べばいいか悩んでいる人向けマネー系マンガ5選 | Bibro Media
「お金」について何から学べばいいか悩んでいる人向けに、歴史的名著や貯金のやり方など違った角度からも「お金」について学べるマンガをピックアップしました。これからお金の勉強を始める人は、ここで紹介する本から手に取ってみてはいかがでしょう。 著者:ジョージ・S・クレイソン イラスト:坂野聡 企画・脚本:大橋弘祐  出版社:文嚮社 発売日:2019年10月4日 ...
https://media.bibro.info/study-investment/949/

扱うコンテンツは現在、「Bibroの要約」「投資の勉強」「資産運用」と3つのカテゴリーに分類して展開しており、新たな記事や読者の反応に合わせてジャンルを増やしていく予定です。

金融関連の書籍を扱っているWebサイトはブログなどを含めると非常に数多いですけれども、インヴァストは上場企業としての信頼性と安心感を武器に、付加価値を提供し差別化を図っていきたいと考えています。


手探り状態から3ヶ月間でメディア立ち上げ、充実した印象深い経験に

-Bibro Mediaを立ち上げるにあたり、どのような点に苦労されましたか?

全部ですね(笑)。強いてあげるなら一番は、自分にできるところとできないところを切り分けて、できない部分は他の人に任せる、という文化に馴染めていなかった点だと思います。

メディアを立ち上げて運用していくためには、幅広いジャンルのスキルが求められますよね。当時の私にはSEOに関する知識もなかったし、どのような順序でメディアを作り上げていけば良いのかもわからなかったんです。

そのため、コンセプトを企画するのも手探りで、メディアをゼロから生み出すのにとても苦労してしまった。記事のネタ探しからライティング、多くの方に見ていただくための施策、そしてKPIの管理に加え、デザインの知識も必要ですから。

記事を書くのも大変でした。それまでライティング未経験でしたから慣れていませんでしたし、書いた文章にまとまりがなかったり、記事中の要素がブレてしまったり結論を導き出すための理由がマッチしていなかったり。

コツを掴むまでがとても大変だったな、と思います。少し表現が変わるだけで読者に与えるニュアンスも変わってしまいますからね。

執筆した記事を外部の方に添削していただいているのですが、最初の頃は真っ赤の状態で戻ってきて、何度も書き直しさせられました(笑)。現在は正しい文章を書きながらどのように自分らしさ、マイスタイルを出していくかに腐心しています。

また、主観的になってはいけないし、一方で客観的なだけでは面白くないので、それらのバランスを調整しながら投資に興味を持っていただけるようなコンテンツとなるよう、心がけています。

-Bibro Mediaの立ち上げを指示されたのはいつ頃だったのですか?

4月末頃だったと思います。Bibro Mediaのリリースが8月でしたから、約3ヶ月で企画・制作・記事のライティングまで行いました。かなり大変でしたが、鶴見常務からは「もっと早くやろうよ」と急かされていたんです(笑)。

急いだのですが、私自身手探りしながら準備を進めていましたし、正解もわからない状態だったので3ヶ月かかってしまいましたね。でも、充実していましたし、私の人生の中でも特に印象深く満足できる3ヶ月間だったと感じています。

-現状のBibro Mediaで改善したいと考えている点はどこですか?

記事の質を高めることがいちばん大切だと考えています。SEOで成果を高めるためにも読者が求めるコンテンツ、役に立つ面白い記事をご提供していかなくてはなりません。

それから、サイト内の回遊率を高めていく必要性を感じています。PVを上げていくのはもちろん重要ですけれども、サイト内を回遊していただけていないというデータが出ているんです。目的の記事を読むと直帰してしまうという傾向が強いものですから、他の記事も読みたいと思わせる構成を作っていきたいですね。

特に金融のジャンルはメディア間の競争が激しいですから、他のサイトのようにクリックしたくなるタイトルのテクニックも取り入れたいとは思いますが、中身が薄かったらがっかりされてしまいますよね。内容に伴ったタイトルでありながら読みたいと思ってもらえるよう、頭をひねって考えるようにしています。

またBibro Mediaは現在、記事の更新が週1回となっていますが、ペースももう少し速めていきたいと思っています。ひとりで記事を書いていると更新頻度を高めていくのはなかなか大変なんですけれどね(笑)。記事のネタはたくさんあって、インタビューのストックも溜まっていますので、はやく読者の皆さんにお届けしたいんです。

社内からはBibro Mediaのデザインがシンプルなのでもう少し凝った作りにした方が良いのではないかという指摘もありますが、デザインより記事の質が大切だと思っていますから、限られたマンパワーを記事の充実に注ぐよう心がけています。


インヴァストのチャレンジできる環境に魅力、金融スキル活かしてサービスを開発したい

-伊藤さんのご経歴や入社時期などパーソナルな面についてお話いただけますか。

私は愛知県出身で、滋賀大学の経済学部に入学しました。当時は漠然と「社長になりたい」と考えていたので経済学部を選んだんです(笑)。

その考えは卒業の時もあまり変わっていなかったので、就職活動ではさまざまな業界や企業と接点を持ちやすい金融関係の会社を選択し、みずほ証券に入社しました。

私は20歳になると同時にスタートしたくらい投資が好きだったので、そうした事情も就職先の選択に影響していたのだと思います。学生時代から株式投資やFX、社会人になってからは不動産投資も行っているんです。

証券会社を退社した場合、1年間は株式取引を自粛する必要があるものですから現在は控えていますが、解禁されたらまた株式投資を再開したいですね。

みずほ証券では約6年間、金融コンサルタントとして営業を経験しました。入社すると最初は和歌山支店に配属され、個人宅への飛び込み営業から始まったのでかなり苦労したのを思い出します。

それから東京に転勤したのですが、仕事に関してはお客様のためになる提案がなかなか難しいという悩みを抱えていました。自分ではもっとより多くの方々にとってためになる金融サービスを知ってもらいたい、使ってもらいたいと考えていたんです。

そのため転職も検討していたのですが、2021年7月に結婚しまして。証券会社だとどうしても転勤を伴う勤務になりがちだった、という事情も転職を後押しした形となりました。

新たな分野に挑戦してみたいという気持ちが強くあったので、みずほ証券を2022年2月に退社し、3月にインヴァストへ入社したんです。私の場合、新卒で証券会社に入社した段階からいずれは転職したいと考えていましたから、インヴァストへの入社は自然な流れだったと感じています。

ただし、転職するにあたってはかなり多くの企業を研究しました。職種もIT企業の営業やIR関連の役職など複数を検討し、いくつかの内定もいただいていたんですけれども、みずほ証券を退社する決心まではつきませんでした。

でも、インヴァストではチャレンジできるんだろうな、と感じたんです。最終面接者は鶴見常務だったのですが、話をしていてとても頭の良い方だなと感じましたし、ストレートに誘っていただけたことも大きかったですね(笑)。

インヴァストでの新規事業は自分にとって勉強になるだろうと思いましたし、これまでに培ってきた金融のスキルを活用して新たな分野に挑戦できる環境である点にとても魅力を感じました。

とは言え、実際にジョインして自分の考えで業務に取り組んでいると「好きなようにやって」と言われるのもなかなか難しい面があるな、と実感しています。

やることが決まっている方がラクなんだと思います。その点、前職ではラクをしていましたね(笑)。インヴァストではやりがいはとてもあるのですけれども、一方で失敗を反省し、次にどう活かすかが重要なんだと痛感しているところです。

-現在、入社して8ヶ月が経過しましたが、インヴァストについて感じる点を教えてください。

そうですね、取締役など上の方々との距離が近いところが、他の会社にはない特徴だと思います。同じフロアで仕事していますし、人間関係もフラットですし風通しがいいですね。

新しい事業のアイデアも歓迎されますから、やりたいことがあればどんどん提案できてしまいます。手を挙げやすい、という会社は特に金融業界ではなかなかないのではないでしょうか。

-求職者の皆さんへインヴァストについてメッセージをお願いします。

インヴァストでは自由が与えられますから、自分を自制する必要性が高い会社だと思います。自分を厳しくコントロールするのが重要だと感じますね。向上心を持ってそれができる方なら活躍できると思います。

Bibro Media
c Copyright 2022 Bibro Media. All rights reserved.
https://media.bibro.info/

(取材日:2022年10月28日 聞き手:垣本陸)

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