私たちは、自社開発のエージェント連携プラットフォーム「JoBins」を軸に、企業と人材紹介エージェントをつなぐ事業を展開している会社です。
本記事では、私たちの事業が社会でどのような役割を担い、誰にどんな価値を届けているのかを、できるだけイメージしやすい形でお伝えしていきます。
そもそも「人材紹介エージェント」とは?
まずは、JoBinsが向き合っている「人材紹介」というビジネスから簡単に整理しましょう。
人材紹介エージェントとは、求職者に対して
- キャリアや将来像に関する相談に乗る
- 希望やスキルに合った求人を紹介する
- 面接調整や条件交渉など、選考全体をサポートする
といった役割を担う、いわばキャリアパートナーのような存在です。
一方で、企業にとっては、
- 自社だけでは出会えない候補者に出会える
- 採用要件をすり合わせながら候補者を口説いてもらえる
という大きなメリットがあります。
しかしその裏側では、人材紹介エージェント側・企業側それぞれに、次のような課題も生まれていました。
「機会が届かない」従来の仕組み
日本国内には数百万件もの求人が存在し、総務省の調査によると転職を希望する人は1,000万人を超えます。しかし、そのうち1年以内に転職を実現できるのは全体の約13%程度。さらに人材紹介エージェント経由で決定に至る人は、その中のわずか10%にとどまっているのが現状です。
裏を返せば、「転職したい」と考えている多くの人が、本来出会えるはずの企業や仕事にまだ十分に出会えていないということでもあります。
その背景には、次のような構造的な課題があります。
人材紹介エージェント側の課題
- 求人企業を開拓するだけで膨大な時間がかかる
- せっかく候補者を預かっても、紹介できる求人が限られてしまう
※「求人企業の開拓」とは、人材紹介エージェントが自ら企業へ営業し、求職者に紹介するための求人案件を確保する活動のこと
採用企業側の課題
- 自社の業界や採用したい職種に強い人材紹介エージェントを見つけるのが難しい
- エージェントが増えるほど、契約・窓口・請求対応などの事務作業が煩雑になる
結果として、優秀な人材紹介エージェントが十分に活躍しきれず、候補者が自分に最適な求人に出会えないといった機会損失が、転職市場のあちこちで生まれていました。
JoBins自身も創業当初は、一般的な人材紹介会社として、個別の企業と向き合いながら採用支援を行っていました。
しかし、どれだけ営業しても出会える企業と候補者には限りがあること、良い候補者がいても「自社が持っている求人」の範囲でしか提案できないことに、次第に限界を感じるようになりました。
この“構造そのもの”を変えない限り、機会の偏りはなくならない__そう痛感したことが、現在の事業モデルの出発点です。
エージェント連携プラットフォーム「JoBins」とは?
不動産業界の「REINS」を、人材紹介業界で応用
不動産業界には「REINS(レインズ)」という物件情報ネットワークがあり、売り主・貸し主の物件情報が一元的に管理されています。
これによって、
- どの不動産会社に行っても、同じ物件情報にアクセスできる
- 特定の会社だけが物件を抱え込まず、借り手・買い手が機会を逃しにくい
という状態がつくられています。
この仕組みから着想を得て、「人材紹介の領域でも応用できないか」と開発されたのがエージェント連携プラットフォーム「JoBins」です。
企業がJoBinsに求人を載せると、その求人情報に約5,000社の人材紹介エージェントがアクセスできるようになります。
イメージとしては、
企業と人材紹介エージェントが「1社 対 1社」で個別につながっていた関係性を、「1社 対 約5,00社の人材紹介エージェント」へ拡張するハブのような存在
と捉えていただくと分かりやすいと思います。
人材紹介エージェントにとってのメリット
① 求人開拓に割いていた時間を「マッチング」に使える
これまで人材紹介エージェントは、企業開拓にかなりの時間を費やしていました。
JoBinsに登録すると、多くの企業の求人にまとめてアクセスできるようになるため、「企業に営業をかける時間」よりも「候補者と向き合う時間」 にリソースを使えるようになる。
② 得意領域に合う求人を選びやすい
JoBins上にはさまざまな業界・職種の求人が集まっています。その中から、自社の得意領域や支援している候補者に合う求人を選び、集中的に紹介できます。
③ 中小規模の人材紹介エージェントでも、大手と戦える土台ができる
大手と比べて営業リソースやブランド力で劣りがちな中小規模の人材紹介エージェントでも、JoBinsを通じて多くの企業と接点を持てるようになります。
採用企業にとってのメリット
① 一度の掲載で、複数の人材紹介エージェントからアプローチを受けられる
企業は、JoBinsに求人を掲載するだけで、そのポジションに強みを持つ複数の人材紹介エージェントから候補者の推薦を受けられるようになります。
② 契約・窓口・請求をまとめてシンプルに
通常、人材紹介エージェントを増やすほど
- 契約書の締結
- 請求・支払いの処理
- 社内調整や情報共有
といったバックオフィスの負担が増えていきます。
JoBinsを介することで、こうした手続きやコミュニケーションを極力シンプルにし、「採用というコアな部分」に集中できる状態をつくることができます。
候補者(求職者)にとってのメリット
① 「人材紹介エージェントの先にある企業」の幅が広がる
1社の人材紹介エージェントとつながるだけで、その先にあるJoBins上の多数の求人・企業にもアクセスできるようになります。
② 自分では出会えなかった企業・ポジションに出会える
人材紹介エージェントが企業の募集背景やカルチャーを理解した上で、候補者の経験・志向に合う求人を提案してくれることで、
- 自分では検索ワードに入れなかったような企業
- ネット上にはあまり出ていないポジション
と出会える確率が高まります。
JoBinsの事業で実現したいこと
JoBinsのVisionは「Chance for All」です。
生まれた環境や国籍、言語や経済状況に縛られず、誰もが挑戦の機会を得られる世界をつくりたい__その想いを、就職・転職というかたちで具体化していくのが、今のJoBinsの事業です。
そのうえで、私たちは次のMissionを掲げています。
世界一の就転職プラットフォームを創る ー 1億人/年の採用決定を生み出す ー
私たちが向き合っているのは、単なる「1件の採用」ではありません。就職・転職をきっかけに、人生が大きく動く瞬間そのものです。
そうした瞬間を、年間1億回生み出すこと。その実現に向けた今の手段のひとつが、人材紹介エージェントと企業をつなぐプラットフォームです。
これからもテクノロジーと仕組みの力を掛け合わせながら、Chance(機会)を世界中に広げていきたいと考えています。