医療機器メーカー事業・医療機器ディーラー事業・ナノテク事業を3本の柱として、科学文化の発展を追求する株式会社常光。
1947年の創業以来、時代の移り変わりを見極めながら、医療の領域で活動し続けてきました。
今回は、常光の事業・組織をITの力で支える情報システム部 部長の田村に「情報システム部の取り組み」や「仕事のやりがい」について話を聞きました。
▼略歴
情報システム部 部長 田村
地元北海道内の工業大学で機械工学を学んだ後、2001年4月に常光へ新卒入社。以降、札幌の情報システム部門に在籍し、常光のサーバー・ネットワーク管理や社内システムの保守運用等を牽引し続けている。情報システム部部長として、常光のIT環境最適化に邁進中。
※本記事に記載の所属・内容については公開時点のものです。
入社から一貫して情報システム領域に打ち込んできた
ーー本日はよろしくお願いします。まずは、常光に入社してから現在までの田村さんのキャリアについて教えてください。
私は地元北海道の工業大学を卒業後、2001年に常光へ新卒入社しました。入社後は、情報システム部門の主たる拠点である札幌に身を置き、社内のサーバー・ネットワーク管理やシステムの保守運用、さらには会社支給の端末・アカウントの管理などの業務を一貫して担当してきました。
そして、2023年4月からは情報システム部 部長に着任し、情報システム部全体の業務管理やメンバーマネジメントを推進しています。
ーーこれまでに田村さんが手掛けてきた中で印象に残っている業務はありますか?
大きくは二つあります。まずは、社内で利用している基幹システムの大規模更新です。入社後、初めての大規模なシステム更新だったこともあり、当時は手探りでなかなかうまく進められませんでした。しかし、多くの方々から大きな助力をいただいて、なんとか完遂できたというところで思い出深いプロジェクトでした。未熟ゆえに混乱もありましたが、あらためて社員の協調性の高さを感じた出来事でした。
直近はやはり2020年以降に一気に進んだ「働き方改革」ですね。それ以前にも話自体は出ていましたが、世の中の流れにも後押しされて急激に進んだ感覚がありました。制度改正を進める人事部と連携しながら、短期間でテレワークの対応等を整備していきました。多様な働き方や生産性向上が叫ばれる中、また整備した環境をさらに良くしていくために、今後も向き合い続ける課題になるでしょう。
北海道と本州の2拠点で常光の情報システムを支える
ーー常光の情報システム部について教えてください。
情報システム部の組織構成は全部で6名(2024年11月時点)。札幌に4名、東京技術研究所(川崎市)に2名配置されています。
主な業務内容は、社内システムの構築・運用保守やサーバー・ネットワークの運用管理 、会社支給端末やライセンスの管理、システムのトラブルシューティング等です。日々、ITに関するさまざまな問い合わせ対応や取り扱いデータの集計分析を行っています。
また、直近はとくに「社内情報セキュリティ施策」に注力しており、ISMSの運用・改善なども継続中です。
ーー札幌と東京技術研究所の2拠点に分かれていますが、業務分担や役割の違いはあるのでしょうか?
そもそも拠点を2つに分けている理由には、常光の事業特性が関係しています。常光の事業は、医療機器メーカー事業・医療機器ディーラー事業・ナノテク事業の三つです。医療機器ディーラー事業は北海道、医療機器メーカー事業とナノテク事業は本州で展開しており、その事業に合わせた役割を果たすために情報システム部も拠点を分けています。
医療機器ディーラー事業は全社売上の80%以上になることから、その売上規模やデータ量に比例してシステムの規模や業務量が大きくなります。それゆえ、情報システム部の主拠点は札幌になっているんです。
東京技術研究所のほうは「パソコンやスマートフォンなどの支給端末管理」や「ライセンス発行」、「システムの保守運用」、「問い合わせ対応窓口」などが主な役割です。
もちろん共通業務も多いため、札幌と東京技術研究所合同で定例会議を実施して、目標の進捗管理や社員からの問い合わせ内容を共有したり、組織全体で取り組むべき対応を分担したりは日常的に行っています。
たとえば、DX推進などはその一例で、事業ごとに発生している課題の抽出とそこに対する対策に全員で取り組もうとしているところです。
もくもくと作業するだけではない。コミュニケーション力と学習意欲が情報システム部の鍵
ーー常光の情報システム部で成果を出していくためには、どのような姿勢が必要でしょうか?
いわゆる社内SEの仕事なので「内向きで黙々とやる仕事」というイメージがあるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。そういう仕事も多くありますが、社内のシステム導入を推進したり、外部ベンダーと折衝したりと、人と関わるシーンも多く、高いコミュニケーション能力が求められます。
社内の問い合わせ対応においても「ITの知見がない」「パソコンに不得手」な人たちもいるという前提のもと、苦手な人にも伝わるように丁寧かつ真摯に向き合わなくてはいけません。自分の常識にとらわれず、人に合わせた適切なコミュニケーションを取ろうという姿勢が大切です。
また、これは「もっと活躍してもらうために」という観点も含まれますが、やはり学びへの積極的な姿勢は持ち続けてほしいと考えています。情報システム部としての目標だけではなく「自分が何をやりたいのか」あるいは「時流を読んで組織と自分に足りないものは何か」を見つけに行ってほしいなと思うんですよね。実際に活躍しているメンバーたちは、私も気づかなかったような目線で「もっとこうしたほうが良い」「この技術は取り入れるべき」と提案してくれます。
そういった一人ひとりの意欲が組織にとっては財産ですし、本人たちにとっても大きなやりがいになるのではないかと思っています。
ーーあえて現在の情報システム部における課題を挙げるなら、どのような課題がありますか?
課題というよりも難しいなと感じているのは、人材育成ですね。情報システム部は長い間2名体制だったのですが、2023年度から一気に6名に拡大して体制を強化しました。優秀で良いメンバーが集まってくれたなと思っていますが、より一層、組織を強くしていくためには「次世代のリーダー」を育てていく必要性を感じています。
ーーメンバーを育てるための取り組みは何かあるのでしょうか?
得意不得意もやりたいことも人それぞれだと思っています。そのため、育成も基本的には「人に合わせる」がベースです。それを前提に、外部セミナー等を活用した自社内だけにとどまらない学びや相互に学び合う環境づくりを推進しています。
若手とベテランのバランスが良い情報システム部は、ベテランから若手へ「経験」を、若手からベテランへ「新しい視点」を学び合える組織です。社内勉強会などを通じて、相互にスキルアップしていけるような取り組みに力を入れています。
当たり前に「普通」を保つ難しさとやりがいがある
ーー情報システム部の展望を教えてください。
我々情報システム部は、当たり前に「普通」を保つことが仕事です。しかし、ITへの依存が増え続ける中で「普通」を保つのは容易なことではありません。天災やサイバー攻撃などの発生し得る脅威に対して、いかに「普通を保つのか」。これは我々の大きなミッションになります。
社内インフラ管理やIT関連の問い合わせ対応などの定常業務に加えて、DX推進や情報セキュリティの強化といった取り組みが今後のテーマです。うまく攻めと守りのバランスを取って、当たり前にIT技術を享受できる環境づくりを追求していきたいと考えています。
とくに、DX推進は社内にとどまらず、社外の取引先等も巻き込むプロジェクトです。弊社だけが「進めたい」と思っていても簡単に進められるものではありません。部門ごとの体制や業界におけるデジタル化の進み具合といった情勢を鑑みながら、一歩ずつ着実に自社に合ったスタイルのDX化の波を広げていきたいですね。
ーー最後に、採用メッセージをお願いします!
全社的にも情報システム部的にも「チャレンジできる環境」があることは、常光の魅力だと思っています。私自身、約20年在籍してきましたが、その間、かなり多くの機会をいただいてきました。
自分がやりたいと思ったことを実現でき、その結果をきちんと評価してもらえたからこそ、常光という会社に身を置き続けているのだと思います。
情報システム部は、売上などのかたちで直接的な利益を生み出すことはできませんが、会社全体の収益を高めるために業務の圧縮や効率化を実現できる部門です。会社全体の価値を大きく高め、課題を根本的に解決できるような提案をすることも少なくありません。
自分たちが納得できるだけの解決策を考え抜き、それを経営層に直接ぶつけていける。そんなやりがいのある仕事に挑戦したい方は、ぜひ常光の門を叩いてみてください。