カディンチェ株式会社は、「XR & AI Engineering Firm」として、バーチャルリアリティ(VR)をはじめとする先端技術を使って、世の中に新しい価値や体験を生み出している会社です。
ソニーで画像信号処理や映像技術に長けていたスタッフが中心となって2008年に設立された会社なので、映像、特に実写系のVRについては得意です。
これまでどんなことを手掛けてきたのか、その具体的な実績を「エンタメ」「ビジネス」「実証実験・研究開発分野」の3つのカテゴリに分けて少しご紹介します。
目次
- 【エンタメ分野】
- 【ビジネス分野】
- 【実証実験・研究開発分野】
- 【まとめ】
【エンタメ分野】
VR技術を使って、もっと楽しいエンターテインメント体験。
・スポーツをアスリート目線で:大日本プロレスの「VRプロレス×BJW」大会で、迫力あるプロレスの様子をVRで生配信しました。
その他にも「スポーツバーチャリティ動画」として、トップアスリートの視点をVRで体験できるコンテンツを作っています。パラリンピック選手の競技目線映像や、キックボクサーの練習風景などなど…東京マラソンで360度中継に協力したこともあります。
VRプロレス×BJW
・音楽ライブをVRで楽しむ:2020年6月28日に実施した、世界初 無料配信360°バーチャル ライブ『STADIUM LIVE IMAGINATION』にてダンス&ボーカルグループ「NEVA GIVE UP」さんの360°ライブ配信の技術サポートを行いました。
https://www.youtube.com/watch?v=On2UA-ma-6g
・イベントでのVR活用:VRやARを活用した3Dバーチャルチェキ会や、施設型アミューズメントでのVRアトラクション(「老婆の呪面」や 体験型教材「
偽装サークルの勧誘を疑似体験!」消費者庁」、星空観光案内「星取県」鳥取県庁など) のVRシステム導入事例もあります。
複数の人が同時に同じVR動画を見られる「PanoPlaza Sync:VR同時再生システム」という自社システムを利用したり、用途にあわせてフルスクラッチでのシステム開発を実施しています。
https://www.youtube.com/watch?v=pVipikAS0oI
VRアトラクション:老婆の呪面
https://www.youtube.com/watch?v=A5IjgyO8-iM
・VRプラットホームの基盤開発:「ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition」や「VRデビルマン展~悪魔の心、人間の心~」などのVRを活用したIPの基盤技術開発などを行っています。
ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition
VRデビルマン展~悪魔の心、人間の心~
【ビジネス分野】
VRはビジネスの現場でも色々な課題解決に役立っています。研修やプロモーション、遠隔での情報共有などにVRを活用されています。
・車のバーチャル試乗体験:ジャガー・ランドローバー・ジャパン社向けに、VRを使ったバーチャル試乗体験システムを開発しました。お店に行かなくても、車の運転する楽しさをVRで感じられます。
https://www.youtube.com/watch?v=h9sTXocvp7E
・VRを使った企業研修:セコム株式会社と共同で、警備員さん向けの『VR研修アプリ』を制作しました。危険な状況や実際の現場をVRで再現し、ゲームの要素をゲーム以外の領域で活用するアプローチ「ゲーミフィケーション」を取り入れた新たな研修向けのアプリケーションを開発しました。危険体感や安全衛生研修、装置操作、接客シミュレーションなど、幅広い研修に活用できます。
ゲーミフィケーションを利用したVR研修トレーニング
・バーチャル工場見学:ファイザー社の工場見学をVRで体験できるシステムを開発し、学会で展示されました。弊社はドローンによる名古屋工場上空からの空撮を含む360度パノラマ動画の撮影・制作、GearVR専用アプリケーションの開発などを担当しました。遠隔地にいても、工場の製造工程や品質管理の取り組みを詳しく見学できます。
ドローンによる名古屋工場上空から360度映像を撮影
・メタバース研修システム「meesh®︎」:医療分野での実績(東京大学医学部附属病院、日本エイズ学会、名古屋医療センターなど)を元に開発された、VRヘッドセットを使ったコミュニケーショントレーニングアプリです。今後は医療以外にも、ビジネス、教育、サービス業など様々な業界での展開を目指しています。遠隔地からでもリアルな対人トレーニングが可能になります。
https://www.youtube.com/watch?v=Q4kJhiMYNuU
・クラウド型バーチャルツアー「PanoPlaza Tour」:360度パノラマ写真を使って、お店や施設のバーチャルツアーコンテンツを簡単に作れるオンラインツールです。不動産や小売店、展示会などで使われていて、ドン・キホーテ社では新店舗の様子を社内共有するために活用されています。音声案内付きで複数人が参加できるツアーも提供しています。
https://www.youtube.com/watch?v=6lwUw492QW8
・建設現場の「バーチャル現場巡回」:竹中工務店社向け建設現場向けIoTプラットフォーム「TSUNAGATE」の一部として、360度カメラを使って現場内を遠隔で確認できるシステムを開発しました。
「TSUNAGATE CLOUD」の構成図
「TUNAGATE」を電力線通信(PLC)を活用した「TUNAGATE VIEW」の設置図
【実証実験・研究開発分野】
新しい技術の可能性を探るための、大学や研究機関との共同での取り組みなども行っております。
・VRがんピアサポート 遠隔フィットネス:東京大学医学部の住谷昌彦先生と共同で、がん患者さん向けのVRシステムの実証実験を進めています。自宅からVR空間で他の患者さんと交流したり、体や手の動きを共有しながらフィットネスをしたりして、患者さんのケアをサポートする目的です。
https://www.youtube.com/watch?v=cZeImDPspkA
・VR下肢幻肢痛・幻肢イメージトレーニングシステム:下肢を失った方が経験する「幻肢痛」の緩和を目指した、VRイメージトレーニングシステムを開発し、東京大学医学部の住谷昌彦先生や畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの大住倫弘先生と共同で実証実験を行っています。VRで自分の足が動いている視覚的なフィードバックを与えることで、痛みを和らげることを目指しています。
https://www.youtube.com/watch?v=Rwa--3xsxZ8
・医師向けVR診察トレーニング:医師が患者にHIVなどの病名を伝えるトレーニングを、VR診察室で行えるアプリを開発し、日本エイズ学会で活用されました。リアルに近い環境でロールプレイングができます。
エイズ学会にて京都会場と東京会場をつなぐ遠隔の医師向けトレーニングの様子
・仮想未来都市創造技術:NICT(情報通信研究機構)のプロジェクトで、3D都市データやVR技術を活用した「仮想未来都市」に関する研究開発に取り組んでいます。スマートシティの実現に向けた可視化やシミュレーションに使われる技術です。
【まとめ】
カディンチェでは、エンタメから医療・教育、さらには都市開発に関わる研究まで、幅広い分野でVR技術を活用して、新しい体験や便利なシステムを生み出しています。
2008年から変わらず活動を続けているカディンチェのことを、もっと色々な側面でこれからもご紹介していきます。