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「まちづくりからうんこまで」会社と社会・地域の中間点に立ち、多様な領域の情報を発信!

都内大手企業の広報としてキャリアを積んできた梶さんは、鎌倉への引っ越しを機に40歳でカヤックに転職。転職後3年経った今、広報部長としてカヤック広報の面白さや今後チャレンジしたいこと、一緒に働きたい人について語ってもらいました。

梶 陽子
1979年生まれ、2019年入社
管理本部広報部/広報部長
謙・明・素(けん・めい・そ)
謙虚で明るく、素直。永遠の20歳、目指してます

転職の決め手は「地域資本主義」への共感

ーカヤックの広報部長として活躍されている梶さんですが、中途入社される前はどんなお仕事をしていましたか。

2003年から、都内の企業でファッションプレスとして働いていました。その後、新ブランド立ち上げのタイミングでPRにも挑戦し、新聞やテレビの記者発表、新規国でのPRやCSRなど、広報全般を経験させてもらいました。

ーカヤックへ転職した経緯や、転職の決め手について教えてください。

家族で鎌倉に引っ越すことが決まっていて、鎌倉近辺で広報の仕事を探していたことがきっかけです。知人からの紹介でカヤックを見つけて、その際に知ったカヤックの理念「地域資本主義」や、社長・柳澤の本『鎌倉資本主義』に衝撃を受けたんです。
特に、「誰とするか」を社会資本として重視する部分に共感しました。今まで自分も「この人と一緒だからやりたい」と思って仕事をしてきたのだと思い至り、すごくしっくりきたんです。

広報の仕事も「人」が大事。カヤックが「何をやっているのか」は把握していないけれど、一緒に働いたら面白そうだなと思い、まさに「誰とするか」で転職を決めました。

能動的な発信で、広報も「つくる人」になる

ー現在の仕事内容や環境について教えてください。

2019年に、広報としてカヤックに入社しました。仕事内容は、事業広報(面白プロデュース事業・ちいき資本主義事業・ゲーム・エンタメ事業・eスポーツ関連事業、その他子会社)と、自社オウンドメディアなどのコーポレート広報、採用、SNS運営などがあります。
今は3人体制で、その内ひとりは社長付きの広報管理が専門。私は、その他広報全般を担当しています。

ーカヤックと言えば「バズらせる」イメージがありますが、広報活動の目標・ゴールは何ですか。

クリエイターがつくった面白いものやサービスを、より広く知ってもらうための起爆剤になることも意識していますが、大きく言うとふたつのゴールがあります。
ひとつは、面白法人として、誰からも面白いと思ってもらえる会社になること。そして、カヤックが目指している地域資本主義の実現のため、広報でもその意義を伝えていくことです。

目標管理は、OKR(Objectives and Key Results 目標と成果指標)を使っています。四半期ごとに施策をざっくりと作り、メディア露出数、チャレンジした数やゼロイチでつくった数などを指標にしています。
カヤックは「自分でつくること」を求められる会社なので、ただPR会社に外注したりプレスリリースを書くだけということはしません。むしろ、広報自ら企画して能動的に発信することを心がけています。

ー広報主体となってチャレンジした事例には、どのようなものがありますか。

例えば、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が終わった後、カヤック社員がオフィスに出社したくなるようなアイデアを広報と人事、総務で企画し、鎌倉本社を改築しました。それが、3密回避の「NO密オフィス」。「対面での化学反応」「誰とするか」を大切にしたい、という思いから生まれた企画です。

「新しい日常」での出社事情は社会的に関心が高いトピック。世相を反映した企画とキャッチーなネーミングで、メディアの注目を集めることができました。感染対策を社外に発信しつつ、ブーメラン的にカヤック社員にも出社の楽しさを伝えることができたと思います。


▲2022年5月鎌倉本社オフィスを改築。緊急事態宣言解除後は、リモートワークに完全移行せず、分散出社を推進

また、地域に関するカヤックの事業「まちのコイン」では、秋葉原地域への導入に伴い、運営会社からPRを委託されて、記者発表を開きました。カヤック広報がPRエージェンシー的な立場で動き、露出拡大に成功した一例です。
鎌倉の「まちのコイン・クルッポ」への加盟がきっかけで知った「アルペなんみんセンター」に関しても、アルペの思いに共感し、カヤック広報がアルペと協働しながら自主的に、企画や発信を行っています。


▲2021年1月から導入された秋葉原のコミュニティ通貨「まちのコイン・アキコ」。運営会社GENDA GiGO Entertainmentからの委託で、カヤック広報が企画提案を行った



▲自社サービスの「まちのコイン」では、難民さんの現状を知り交流できる。社会・地域との架け橋をカヤックが担う

ーカヤックの広報のやりがいや、面白さとはどんなことでしょうか。

まず、ゼロから企画し、自分の手でつくり上げることができること。次に、発案者に一任されるので都度都度の承認が少なく、スピーディーに展開できること。社長は事後確認ということもザラにあります。社長が後から知るパターンなんて、普通は考えられないですよね、笑。

これも、撤退した事業を公開しているくらい、カヤックが失敗をネガティブに捉えない社風だから。360度評価の中でも、失敗するかもしれないけれどチャレンジしたことを聞かれ、シェアします。失敗を恐れて何もやらないより、失敗してもチャレンジすることを評価する会社なんです。

人と地域を大切に、多様な領域の情報発信に挑む

ー梶さんが、広報の仕事で大切にしていることとは何でしょうか。

「人」を大切にすること。カヤック社員だけでなく、一緒に仕事に関わるメディアの人との関係も大切にしています。
例えば、記者さんだったらその人の記事はしっかり読み、何を大切に考えているのかを知っておきます。こちらが発信したいことが、その記者さんにとって最適かどうか考えた上で合うものだけを持っていくんです。

それから、カヤックに転職したことで、「地域」を大切に思うようになりました。カヤックが地域に根付いた会社なので、私も地域の人との共創を重視していて、鎌倉自体を広報しているようなつもりで仕事をしているというか......。日頃から地域の人と話すことで課題が浮き彫りになるので、カヤックで何かお手伝いができることがあれば、結びつけていこうと意識しています。

会社と社会・地域の間に立てるのが、広報の楽しさだと思うんです。私は中間点で、「この発信が社会や地域にとって必要なのか、求められているのか」あるいは「カヤックが地域に対してどうあるべきか」ということを、常に第3者的な視点から考えています。その着地点から、興味を持ってもらえる切り口で発信していくんです。

ー広報の仕事での課題や悩みはありますか。

今は人のリソースが足りないですね。
それから、地方創生・広告・ゲーム・メタバースまで、カヤックでは「まちづくりからうんこまで」と言っているほど事業が多様なので、広報も多岐にわたります。お付き合いするメディアもそれぞれ違いますし、PRするものやサービスが異なるので、多種多様な勉強が必須です。

大変は大変なのですが、私にとっては課題というより、いつでも新しいチャレンジができて楽しいです。

ー今後挑戦したいことは何でしょうか。

メタバース、WEB3.0などについて学びを深めたいです。2022年2月に「メタバース専門部隊」という専門部署が設立されて、その広報をガッツリやっていきたいんです。

新聞や経済誌の記者、テレビのディレクターの方など、メタバース専門ではないメディアの人たちとの勉強会も考えています。ビジネス・技術的な話だけでなく、一般生活者にとってメタバースがどう影響するのか、というところまで理解できるような取り組みにしていきたいです。

ー先ほど広報部の人手不足の話が出ましたが、どんな人と一緒に働きたいですか。

チャレンジを恐れない人です。経験や過去の成功体験に捉われず、常に成長し続けたいと思える人。経験を活かせることも大切ですが、それを忘れてもいいという感覚でしょうか。

あと、カヤックの経営理念は「つくる人を増やす」なので、何かを自主的にやりたい人に合っていると思います。上下関係があまりないフラットな組織なので、放置プレイも多いのですが、笑。指示待ちよりも自分で仕事をつくれる人は楽しいと思います。
そして、自分のアイデアに乗っかって、一緒に協力してくれる仲間が見つかるのもカヤックの魅力ですね。広報しているサービスや商品がもっとこうなったらいいのでは、と提案できたり、自分で企画を作ってメディアに持ち込んだことがある人も大歓迎ですよ!

カヤックサイト インタビューより引用- https://www.kayac.com/news/2022/06/interview_kaji

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