空き家は住宅だけではない!賃貸オフィス業界の2018年問題、ご存知ですか?
賃貸オフィス業界の2018年問題ですが、オフィスビルは計画して、建築に入り、完成するまでに、約3年程度かかります。そのために、3年前から将来ビルがどのくらい供給されるか、予想できます。
画像参照:東京23区の大規模オフィスビル供給量調査
昨年は、過去10年の平均よりも供給量は少なく、約80万㎡/年でしたが、来年は約140万㎡/年と、過去平均を大きく超えてきます。
つまり2018年問題とは、過去平均を大きく超えるオフィス供給が果たしてきちんと消費されるのかということです。
日経平均株価は2万円を超えて企業も採用を増やしていますが、人口減少の影響もあり、思うように業務拡大できていない現実もあります。ビルが建設されて、新しいビルは賃貸が決まっていくと思いますが、それに応じて、古いビルが玉突きのように、空いてくるようになり、中小の古いビルの空室率が上がる可能性があります。
さらに追い討ちをかけるのは、2020年のオリンピックイヤーに、今年を超える供給量が、計画されています。
建築商売はこれからも、増え続ける空き家を再生させるために、空き家ドクターとして、邁進していきます。