なにをやっているのか
引きこもりの若者が、捨てられた犬のお世話やトレーニングを行います。
保護犬のプログラム以外にも、農業やPC作業などの就労体験、BBQなどの交流会も行っています。
キドックスは、『自立を目指す若者と保護犬たちの再出発の場』です。
社会で生き辛さを抱えている若者たち、殺処分されてしまうたくさんの捨て犬たち、
両者にとって再出発となる場をつくるために、キドックスは日々活動しています。
私たちは「人がその人らしく」「犬がその仔らしく」いきいきと人生(犬生)を歩める社会をつくります!
◆活動の必要性と目的
【問題1:2万人のひきこもり状態にある若者達】
ひきこもりの青少年は茨城県内だけでも約2万人いると言われています。それらの背景や要因は、精神疾病や発達障害のケース、不安定な家庭環境、学校や職場での人間関係や人生における失敗経験による自信喪失、など多種多様です。あまりにも要因が異なり、行政のサポートが受けられず解決策も見えず、ご両親もご本人も身動きがとれない事実があります。当法人の活動は現行の福祉制度ではサポートが受けられず、社会への足掛かりに困っている層にアプローチしています。7年間買い物以外は出られなかった青年が犬に会いに一歩踏み出し、犬の世話のため週5日通うなど、目に見えて変化が現れました。
【問題2:犬猫殺処分8年連続ワースト1位】
茨城県は犬猫の殺処分ワースト1位が8年続いています。捨てられて人間不信になった犬を譲渡できるよう、心と身体のケアをし、家庭で暮らすためのトレーニングを行うことで、犬の再スタートの場となっており、県の抱える殺処分問題の解決の一手を担っています。また、保護犬が社会貢献に活用される活動を広めていくことで、保護犬の認知度向上や、飼い主の意識改革、適正飼養の推進を図り、地域の環境衛生の向上にもつながります。
これら二つの問題を解決することで、人も動物も共生できる住みよい街づくりと若者たちが社会の未来を担うの一員として、生き生きと活躍できる地域社会の構成に寄与しています。
◆ビジョン(目指す社会のあり方)
子ども・若者が自ら学び考えて行動し、主体的に自分の人生を生きることができる、
犬が犬らしく人間社会の中で生きることができる、
“人がその人らしく””犬がその仔らしく”心身豊かに生きられる社会を目指します。
◆ミッション(果たす使命)
“若者が社会で自立するための基礎力を身につける教育機会”
”犬が人の社会で幸せに暮らすための教育機会”
の2つを同時につくることで、
双方に価値のある「ドッグ・プログラム」を提供します。
なぜやるのか
アメリカオレゴン州の「プロジェクト・プーチ」の創設者ジョアンと。
プロジェクトプーチの保護犬と非行少年たち。
〜この活動を始めた経緯〜
キドックス創設者の上山琴美と申します。私は小学生の頃に、たくさんの犬が殺処分されているということを知って衝撃を受けました。幼い頃から犬を飼っていたのですが、高校生の時に愛犬を病気で亡くし、「私は良い飼い主だったのだろうか?」と後悔する日々を過ごしました。犬たちのために何か出来る事はないか?とずっと考えてきました。
一方で、中学校の友人が非行に走る姿を見て問題意識を持ったことがきっかけで、大学時代にはボランティアで、非行や引きこもりなどの様々な悩みを抱える青少年の支援活動にも携わりました。
ある時、アメリカで行われている「少年院の受刑者が捨て犬を救う更生プログラム」を知り、
「悩みを抱える若者と、捨て犬の両者を救うことができる!」と夢を抱き、2013年には実際にキドックスのメンバーで上記のアメリカの少年院を訪問しました。アメリカで研修を受けて、プログラムを開始するにあたって主軸となる考え・支援者の立ち位置・教育計画の組み方等を学びました。
その後、日本とアメリカとでは社会問題も若者たちの置かれている環境も全く異なることから、日本版にプログラムを作り変えて、現在の活動に至ります。
どうやっているのか
NPO法人キドックスでは、人・犬のそれぞれに教育プログラムを提供しています。
私たちは、
・予防法(=問題が起きないよう事前に防ぐこと)と、
・対症法(=すでに問題が起きた後に対処すること)
の両方の観点から、以下の活動をしています。
私たちが目指すのは、人間も動物もお互いにメリットが生まれるものです。
どちらか一方がもう一方の利益のために犠牲になるのではなく、双方にとって幸せな未来に向かえるものなのかどうかを常に大切にしています。
◆子ども・若者が自ら学び考えて行動し、主体的に自分の人生を生きることができる社会にするために
1、子どもたちが社会で自立するための生きる力を育む機会をつくる
犬の授業や教育プログラム/講師の提供
キドックス代表理事 上山による講演会
2、引きこもり状態にある若者に、社会へ一歩踏み出す機会をつくる
若者自立支援プログラム「いぬのいえ」(2014/4/15〜現在)
各市町村の教育委員会が行っている適応指導教室への出張授業
◆犬が犬らしく人間社会の中で生きることができる社会にするために
1、犬を捨てない・生まさない・適正飼養のために、子どもたちや大人へ学びの機会をつくる
小学校・中学校・高校などの教育機関での命の大切さを伝える授業
犬の飼い主の方や、地域コミュニティでの犬の各種講座
2、保護犬に人間社会で暮らす学びの機会をつくり、里親家庭をみつける
若者自立支援プログラム「いぬのいえ」(2014/4/15〜)において、保護犬の家庭犬トレーニングを実施。
里親会の実施
◆人間福祉と動物愛護を両立する活動を日本に根付かせるために
保護犬のトレーニングを通じた、自立に悩む若者の自立支援・就労支援
人間福祉と動物愛護を両立した動物介在活動の開発・コンサルティング・人材育成