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謎多き「ヒット屋」。その正体に迫ってみると、とんでもない"熱意"と"細やかさ"こそがヒット商品を生み出すのだとわかりました。



こちらはコウダプロのヒット屋の象徴、スナイパーです。ヒット屋は、アイデアと知見を駆使して“売れる商品”を開発してクライアント様の事業価値を創造し、ビジネスモデル(商品)の解決を通じて、ビジネスの成功をご提供致します。

そんなヒット屋、普段はいったい何をしているのか??
黒子的立場のため情報があまり表に出ることもなく…。

そこで、広報担当の原口が、ヒット屋メンバーに根掘り葉掘りインタビューしてみました!
ホームページを見ただけでは怪しさしかないヒット屋ですが、話を伺ってみると、大変真摯に仕事に向き合っていることがわかりました。


ヒット屋
ヒット屋はアイデアと知見を駆使して"売れる商品"を開発してクライアント様の事業価値を創造しビジネスモデル(商品)の解決を通じてビジネスの成功をご提供致します。
https://hit-ya.jp/


今回インタビューしたのは、ヒット屋事業部長の江西と、入社3年目の金丸です。
江西はコウダプロで1番社歴の長い社員(5年!)で、コウダプロの酸いも甘いも知り尽くしています。
金丸は最近結婚して、仕事超がんばりモードです。

◆「面白屋・ワクワク屋」を踏襲しているヒット屋

ーさっそくですが、ヒット屋はどんな仕事をしているのでしょうか?
江西:化粧品やサプリメントを中心とした、さまざまな商品の企画・開発を通じてクライアント様の事業発展をサポートするお仕事をしています。経営者のアタマにある「ヒト」「モノ」「カネ」の内、「モノ」の部分にご協力させていただいています。「モノ」が解決したら(=ヒット商品があれば)、「ヒト」と「カネ」の問題を解決できると考えています。


ーなるほど、ヒット商品をつくるから「ヒット屋」なのですね。
江西:昔は「OEM事業部」と名乗っていて、当時も今もやっていることに変わりはありません。ですが、コウダプロは「面白屋・ワクワク屋」です。それを踏襲した事業部にしたいよね、ということで2020年7月に「ヒット屋」と名付け、リブランディングしました。ただ商品をつくってクライアント様にご提供するのではなく、私たちは「ヒット商品」をご提供しています。私たちのヒット商品を生み出すための執念はすごいですよ~(笑)

◆金丸さんの苦労

ー金丸さんは今年からヒット屋にジョインされましたよね。なぜ異動になったのでしょうか?また、異動が決まったときのお気持ちもお聞かせください。
金丸:もともと原口さんと一緒に揚げ物革命事業部をやっていたのですが、当時、原口さんに対してちょっとした反抗心があり、とある謀反を起こしてしまったんです…。それで、ちょうどそのとき社員が出入りしたこともあり、社長から「まるはヒット屋に行くべきだ」と言われました。丁寧さや誠実さが江西さんをサポートできると見ていただいたそうです。当時の心境としては、ヒット屋は会社の売上の9割以上をつくっている事業部なので少し不安がありました。1度の取引で動くお金の額も大きいので、もしかすると1つのミスが会社を飛ばしかねない…。そんなことも考えました。でも、不安よりも「やってやるぞ!」という気持ちのほうが大きかったです。先ほど謀反を起こした話をしましたが、僕は不満やいら立ちを感じやすいタイプです。僕のそんなところが江西さんの足枷になってヒット屋を潰すことになるのは絶対に嫌だったので、かなりのやる気に満ちてジョインしました。

Q.これまで、商品開発や化粧品には無縁だった金丸さん。初めてのことだらけで苦労もあるのではないでしょうか?
金丸:はい、初めてのことだらけで毎日苦労しています…。「バルク」、「マット加工」、「バージンシール」…。初めて聞く言葉だらけです…。ありがたいことにクライアント様からさまざまなお引き合いをいただいていて、それを2人でまわしているので時間の使い方も相当工夫しないと、いつまでも残業、なんてこともあり得ます。タスクの整理や優先順位付けが苦手で、江西さんから「まる、これ今日中にやらんといけんやったことよ。なんで漏れとったと?」と言われることもあります。それで焦ってしまって、今までできていた簡単なこともできない、なんてこともありました。業界の知識や商品の知識を早くインプットしないとな、と思っています。一方で、人と関わることは得意なのでクライアント様やパートナー様とのコミュニケーションは楽しいです。昔から、人と話していると自然と仲良くなれるんですよね(照笑)

◆言葉のチョイスに対する慎重さ

Q.クライアント様やパートナー様と仕事をするうえでどんなことを大事にしていますか?
江西:恥ずかし気もなく言いますが、私たちは企画料(=アイデア)と面倒巻き取り料をお客様からいただいていると思っています。それは形として目に見えるものではないので、お客様から価値を感じていただけなければ私たちの存在意義はありません。ただ商品をつくるだけであれば、クライアント様とパートナー様(=工場)が直接やり取りしてつくることもできます。ただ、それだとお互いになかなか難しいこともあるので私たちが間に入って通訳のような役割を担っています。言うべきことは言うけれど不快な気持ちにはさせないよう気を付けています。言葉のチョイスを間違えないこともそうですし、ネガティブなこともポジティブに捉えてもらえるように伝えたりしています。
金丸:この間、江西さんからとあるご指導をいただきました。クライアント様から商品の納期に関するリクエストをいただいたのですが、それがどうしても難しいものだったんです。納品まで半年かかるものを、2か月でお願いしたいと言われ…。クライアント様には「おそらく難しいですがなんとか頑張ってみます」と伝えました。パートナー様にご相談してみたのですが、やはりどうにもならず…。それをクライアント様にお伝えするとなったときに、江西さんから「まる、1人で話してきて」と言われました。ちゃんと話せるか不安だったので、事前に江西さんにロープレをお願いしました。そのロープレで僕は「すみません、力不足でご希望の納期に間に合いません」と言ったのですが、江西さんに「それは違う」と言われました。「力不足」と言ってしまうとこちらに怠慢があったことになります。ですが、僕たちは全力を尽くしていて、落ち度はないのです。それであれば、「力不足」ではなく「力及ばず」と言うべきなのです。「力及ばず」だと、「本当に全部を出し切った、もうこれ以上何も出ない」という意味になります。それまでの僕は、自分たちができなかったことはすべて謝らなければならないと思っていました。でも、そうではないのだ、言葉のチョイスひとつで意味がまったく変わってくるのだ、ということを身をもって学びました。僕はどこか「クライアント様のほうが上だ」と思ってしまっていたのですが、関係はあくまで対等なんですよね。
江西:そういえば、先日、クライアント様からとても嬉しいことを言っていただいたんです。「正直、御社を通さずに工場と直接やったこともあるんです。でも、そういう商品ってことごとく売れてないんですよね。御社からご提案いただくからこそ面白い商品になるんだ、と思いました。」と。「面白さ」という価値をご提供できていることがわかって本当に嬉しかったです。

◆パートナーシップがないと良い仕事はできない

Q.確かに、江西さんの普段の仕事ぶりを拝見していると、「クライアント様のために」の想いがひしひしと伝わってきます。その想いはどこからきているのでしょうか?
江西:コウダプロに入社する前は、OEMメーカーから提案を受ける側の仕事をしていました。そのときに、「事前にこういう情報を持ってきてもらいたいな」とか「こんなふうにやってもらえたらな」という物足りなさを感じていましたし、都度問い合わせをしなくちゃいけないのが手間でした。だから、「自分が提案を受ける側だったらこういうこともやってもらいたいな」という思考は常にあるかもしれません。また、幸田社長は創業以来一度も売上目標に関するお話をされたことがありません。幸田社長は、一貫して社員に「皆さんはお客様のために全力を尽くすことだけを考えてください」とおっしゃっています。もちろん、そこは双方向性で、「社長がそう言うなら、私たちは全力で売上のことを考えよう」と思っています。「社長がそう言うなら売上とか一切見なくていいや」だと成り立ちません。ただ、仮に「これ受注できたらデカいな」という案件があったとしても、そのクライアント様との想いが合致しなければお断りさせていただくこともあります。ヒット屋への信頼や商品への想いがなく、ただ売れるからという理由だけで商品をおつくりになりたい方に、私たちがご提供できる価値はないからです。やはり、信頼に基づくパートナーシップがないと良い仕事はできません。限られたリソースで運営しているので、本当に大切なクライアント様に全力を尽くしたいなと思っています。(頑張ってキャパを広げてリソースを増やします!)

仕事は楽しいもの

Q.おふたりが、そこまでクライアント様のために毎日頑張ってらっしゃる原動力って、いったい何なのでしょうか?
江西:楽しいから!です。毎日本当に全力なのでもちろん疲労も溜まりますし、面倒なことや難しいことも多くて前向きに考えられないときもあります。でも、なんか、とにかく楽しいんですよね。
金丸:僕も最近ようやく仕事が楽しいと思えるようになってきました。以前の僕は「仕事は楽しむものではなくて頑張るもの」と認識していて、「誰かの期待にこたえたい」と思いながら仕事をしていました。でもそれだけじゃあまり楽しいと思えなくて…。江西さんが隣で「仕事が楽しい」と言っているのを聞いたり、仕事に対する向き合い方を変えてからはじわじわと楽しくなってきました。
江西:そもそも、仕事って楽しいもののはずなんですよね。でも、コウダプロを辞めていった方や面接でお会いする方のお話を聞いていると「仕事は楽しいものではない」、「一度も仕事が楽しいと思ったことはない」との声をたくさん聞きます。人生の中で仕事の時間は大半を占めているのに、楽しくないことをしている感覚が逆によくわからないんですよね…。「この仕事が楽しい」とか「こういうときに楽しさを感じる」とかではなくて、「生きていることが楽しくて、その中に仕事もある」という、ちょっと宇宙的な感覚です

◆クライアント様のために武器をつくる

Q.ヒット屋は肌測定器など、いろんな機械を持っていますよね!どのように使っているのでしょうか?
江西:通常、工場にしかないような測定器具を保有しています。まだ表面には出てない肌の奥のシミを見れるものや、肌の弾力や水分量を測れるもの、血流測定器なんかも揃えています。クライアント様に商品のご提案をする際に、その商品の特徴や効果をメカニズムとして説明しても、「理論上はそうだよね」でしかありません。ですが、その効果を数値や写真でお見せできたら説得力は跳ね上がりますし、クライアント様がエンドユーザー様に訴求するアイテムにもなります。「商品をつくって納品して終わり」ではなくて、その商品がヒットするように、クライアント様がご販売しやすい武器をご提供するのも私たちの仕事です

◆みんなで補い合って強いチームをつくりたい

Q.最後に、ヒット屋は現在メンバーを募集中ですが、どんな人に来ていただきたいですか?
江西:私がヒット屋のメンバーに求めるものは5つあります。【①誠実さ ②コミュニケーション能力 ③クリエイティビティ ④正確さ ⑤元気とやる気】です。でもこれをすべて持っている必要はありません。例えば、まるは正確さは高いけどクリエイティビティはまだ低い。一方、別の人はクリエイティビティは高いけど正確さは低い、となったらお互いに補っていけばいいですよね。もちろん、私も含めみんながこの5つの要素を少しずつ高めていくのが理想ではありますが、人それぞれ得意・不得意があるのは当たり前なので、みんなで補っていけたら強いチームになるなと思っています。でも、元気とやる気はみんなに持っていてほしいです。業界のことを知らない人だと、ヒット屋はジョインしてすぐに自信が持てる部署ではないんです。触れ合うものすべてが初めてだとは思うのですが、そこで不安を感じられると難しいな、と…。
金丸:確かに、1番大事なのは元気とやる気だなと思います。僕もまったく違う畑から来て、仕事をしようにも何もわからなくて病みそうなときもありました。でも、わからないことすらも楽しめるようなポジティブさがあればなんとかなると思っていますし、逆にそれがないと不安だらけで絶対にやっていけません。いろんなことを早く吸収したいと思えるスポンジのような人がヒット屋で活躍できそうです。



江西さん、金丸さん、大変面白いお話をありがとうございました!

毎日同じオフィスで働いていて、それなりに仕事の様子を見たり、雰囲気を感じたりはしていましたが、60分間の時間をいただいて話を伺ってみると、初めて知ることもありましたし、勉強になったり感動したりすることがたくさんありました。

私が特に共感するのは、「そもそも仕事は楽しいもの」という部分です。
そうなんですよね。どこか、常識かのように「仕事は楽しくない。我慢する時間」と思われがちなのですが、自らの命の大半を投じる対象なのですから、楽しまないともったいないなと思います。

この話をしてくれた江西さんだけでなく、コウダプロではみんな仕事を楽しんでいます。
でも、じゃあコウダプロの人たちはどんな環境でも楽しく働けるのか?と問われたらそれは違います。
やはり、コウダプロの価値観に共感して環境に適応する人たちだからこそ楽しいのです。

そう考えると、カルチャーフィットってとても大事なことですね。

以上、ヒット屋のインタビュー記事をお届けしました!
現在、コウダプロではヒット屋の社員・インターン、ともに募集中です。
この記事を読んで少しでもヒット屋のことが気になった方は、ぜひご応募ください♪



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