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エンジニアみんなで本棚を作った話と、メンバーのおすすめ本N冊

こんにちは。エンジニアの佐々木です。

去年の10月に入社してから退勤後に時間ができて、本をよく読むようになりました。入社してから読んだのは15冊ほどで、読んだ感想を残すために読書メーターでの記録もし始めています。

最近は「ベタープログラマ」、「なっとく!アルゴリズム」、「サピエンス全史(洋書版)」、「お金2.0」を並行して、時間と場所に応じて読んでいるところ。「サピエンス全史」に関しては通勤中に電車で読みたいと思いKindleで買ったんですが、やはり紙の本の方が好きだなぁ…と改めて感じています。

先月読んだ「人生にゆとりを生み出す 知の整理術」に紙のメタ情報について書いてあったんですが、紙特有のにおいとか手触りとか、そういったメタ情報を紙から得られるのが好きな理由かもと思ってます。

さて、ここまでは僕個人の読書習慣について書きましたが、ここからはクラシコムエンジニアの読書環境についてスポットを当てたいと思います。

まずは最近大きな動きとして、エンジニアみんなで本をシェアして本棚を作った話をご紹介します。

みんなで作った本棚

クラシコムでは、読みたい技術書があれば基本的に何でも購入してもらえます。ただ、これまでエンジニアの人数が多くなかったこともあったためか、各々が個人的に技術書を購入して、個人的に勉強している状況が続いていました。

そんなある日

「最近こんな本読んでるんですよねー」
「それ知ってます!僕も読みたいと思ってました」
「あ、じゃあ今度持ってきますね」
「ありがとうございます!」
「そういえばなんですが、社内にエンジニア専用の本棚欲しくないですか?みんなで本持ってきてシェアしません?」

と、あっという間に本棚を作る流れに。

そしてできた本棚がこちら。日に日に増え続けていて、近々、隣でまるっと空いている棚まで進出する予定です。

作ってどうだった?

個人的にですが

  • 気になっていた本を気軽に読めるようになった
  • 読後の感想をダイレクトに聞ける
  • 本棚を眺めるだけで何となくワクワクする
  • 知らなかったけれど興味をそそられる本がちらほら
  • 財布にやさしい

というメリットを感じました。とくに、読後の感想をすぐに聞けるところが良いなと感じています。

まだまだ冊数は少ないのですが、苦手な分野があってメンバーにちょっと話をすると、「あの本のこの部分を読めば、○○について理解しやすいと思います」といった具合に教えてもらえたりします。これが非常にありがたいです。

ところで、本の管理はどうしてる?

持ってきた本の管理については、各々捺印するなどして誰のものかわかるようにしています。マネージャーの濱崎は、本棚が作られた日の夜、書道家の奥さんに素敵な蔵書印を作ってもらっていました。



これはかっこいい。

みんなのおすすめ本

せっかくの機会なので、エンジニアのみんなからおすすめの本を聞いてみました。ジャンルはあえて技術書以外からも選出OKにしています。(「実は昔この小説を読んでエンジニアを目指したんだ」みたいな意外なエピソードもあったりするんだろうかと)

エンジニアのみんなというのは、この画像から代表の青木を除いた5人。

早速みんなのおすすめ本N冊を紹介していきます。

マネージャー 濱崎

■ おすすめ本
ELASTIC LEADERSHIP

エラスティックリーダーシップ
複雑で変化の激しい問題に取り組みながら成果を出すチームとは、学習するチームであり、自己組織化されたチームです。そうした状態へとチームを導くには、どのようなリーダーシップが求められるのでしょうか。本書は「エラスティックリーダーシップ」というリーダーシップモデルをもとに、チームを学習する力のある自己組織化された状態へと育てる方法を解説します。 ...
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873118024/

おすすめのポイント
チームには3つのフェーズがあり、そのフェーズに応じてリーダーが取るべき行動やチームメンバーに求めることが分かりやすく書かれています。チームの中で自分がどういった動きをするべきか考えるうえで、とても参考になりました。チームをリードする人にはもちろん、チームで仕事をする全ての人にオススメの1冊です。

Oliver Lundquist

■ おすすめ本
Laravel: From Apprentice To Artisan

Laravel: From Apprentice To Artisan
Laravel: From Apprentice To... by Taylor Otwell [PDF/iPad/Kindle]
https://leanpub.com/laravel

おすすめのポイント
読んだ当時は個人的にIoCなど知らなかったコンセプトをたくさん紹介してくれて、非常に勉強になったし、自分のコードの構成も圧倒的によくなりました。

落合

■ おすすめ本
行動分析学入門

『行動分析学入門』―ヒトの行動の思いがけない理由 | 集英社新書
「禁煙」「夫婦のいざこざ」「運動能力のアップ」...etc.実践的解決のための科学的心理学!
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0307-e/


おすすめのポイント
この本を読んで行動分析学を実践してみるという内容ではありませんが、人間の行動を分析していく過程をユーザビリティを考える時の1つの手段として取り入れてみたらどうなるのか試してみたいです。

廣瀬

■ おすすめ本①
誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

誰のためのデザイン? 増補・改訂版
誰のためのデザイン? 増補・改訂版 目次 目 次 日本語版への序文 改訂版へのまえがき 第1章 毎日使う道具の精神病理学 今日の機器の複雑さ 人間中心デザイン インタラクションの基本原則 システムイメージ テクノロジーの逆説 デザインの挑戦 第2章 日常場面における行為の心理学 人はものごとをどのように行なうか?―実行と評価におけるへだたり 行為の七段階理論 人間の思考―ほとんどは潜在意識的 人間の認知と情動 行為の七段階と三つの処理レベル 語り手としての人間 間違ったもののせいにする 自分を責めてしまう
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1434-8.htm

おすすめのポイント
一般的に「デザイン」というと見た目の良し悪しだと思われがちだけど、デザインがモノやシステムの使い勝手を左右するということがよく分かる本。デザインという言葉に対するイメージが変わるのはもちろん、デザイナーではなくてもモノづくりをしている人ならば誰もがデザインの重要性を認識しなければならないと思わされる。(エンジニアのみんな読んで!)


おすすめ本②
正義と微笑(太宰治)

太宰治 正義と微笑
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1577_8581.html

おすすめのポイント
がんばろう、勉強しよう、と思える話。気取らず、地道に、真摯に、目標に向かう主人公に勇気づけられる。『3月のライオン』(羽海野チカ)が好きな人なら、たぶん刺さるはず。(新潮文庫なら『パンドラの匣』の所収されてます)

佐々木

■ おすすめ本①
ピープルウエア 第2版 - ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

日経BP書店|商品詳細 - ピープルウエア 第3版
日経BP社の公式サイト。日経BP社の発行する雑誌の年間購読申込、書籍・バックナンバーの購入、セミナーの受講申込みができます。読者からのお問合せもこちらへ。
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P85240.html

おすすめのポイント
チームで開発をする上でタメになるエッセンスがたくさん詰まっています。タイトルだけ見ると自己啓発本の類に見えそうですが、チーム開発に携わる人であれば読んで損はない面白い1冊。冒頭にある「ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なものである。」という一文にやられました。1987年初版で2013年に第3版まで出ている名著ですが、現在でも十分「あぁわかるわ…」と思わせられます。(第2版しか読んでないので第2版推しです)

■ おすすめの本②
BLUE GIANT / BLUE GIANT SUPREME

BLUE GIANT SUPREME
『岳 ―みんなの山―』の石塚真一が描く渾身の最新作! 小学館 ビッグコミック連載『BLUE GIANT SUPREME』公式サイト。
http://bluegiant.jp/

おすすめのポイント
泣ける、熱い。仙台の高校生がJazzに挑む話なんですが、読むと気持ちがリセットされます。

終わりに

今回メンバーにおすすめ本を聞いてみて、知らない本や、知っていても未読だった本がちらほらありました。この文章を読んでる方も、近くの人に1つの話題として何気なく聞いてみたら、意外な掘り出し物があるかもしれませんね。

また、技術のキャッチアップについて触れるとすると、QiitaやStack Overflowなどの情報サイトで技術に関してキャッチアップも可能ですが、紙の本には紙の本でまだまだメリットがたくさんあるなと感じます。体系立った知識の整理などをしたいときは、やはり本の方がよくまとめられていたりしますから。

今後、エンジニアとしてさらにスキルアップしていくために、良い本との出会いも大事にしていきたいですね。

こんなクラシコムのエンジニアメンバーと話してみたい、働いてみたいなと感じられた方。もしいらっしゃいましたら、ぜひ一度オフィスに遊びに来てみてください。

Webエンジニア
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