なにをやっているのか
竣工から20年以上が経ち、最寄り駅からも距離のある物件でも借り上げます。
全室空室でも1室の空室でも借り上げます。
【ランドマスター事業】
私たち株式会社ランドトラストは、不動産業界においてサブリースのひとつであるランドマスター事業を手掛ける会社です。
地域の不動産会社が抱える空室問題の解決策を提供しています。
■ランドマスター事業とは■
ランドマスターは、オーナー営業をせず、地域の不動産管理会社様が管理している物件の空室に対して、中古物件専門で1部屋からお部屋を借上げるシステムです。
サブリースといえば、通常は新築物件を一棟丸ごと借り上げて、賃貸経営を引き受けるのが一般的です。しかし、オーナー・管理会社様にとって本当に借り上げが必要なのは、築年数が経過した物件であると私たちは考えます。また、一棟丸ごとでは空室対策の根本的な解決につながりません。
「物件管理は管理会社様」「入居者募集は当社」と役割を切り分け、二人三脚でオーナー様の収益を最大化します。
■今後の展望■
おかげさまで、これまで10年にわたってランドマスター事業を運営することができました。売上も開始当初と比較して6倍にまで拡大。投資期間を含めても、直近4年間は連続して増収増益を達成しています。現在、借上物件6,000戸、提携先は900社を誇ります。
今後は、さらに提携数と管理戸数を拡大し、4~5年で借上物件を10,000万戸にするという中長期目標を掲げています。
なぜやるのか
1.不動産仲介に於ける双方代理の解消
株式会社ランドトラストが、なぜマスターリース・サブリース事業を中心にビジネスを組み立てているかというと、日本の不動産仲介の仕組みに不完全な部分があるからです。まず、貸主である不動産オーナーから、アパート・マンションの客付けを依頼(媒介委任)され、同一の不動産業者が集客し、入居者サイドに関しても、入居に関しての賃貸借契約の依頼(媒介委任)を受けます。この状況は双方代理といえる状況です。オーナーは高く貸したい、入居者は安く借りたい、この相反した条件を同一の代理人がまとめるのはどう考えても矛盾が生じます。つまりどちらかの利益確保に偏る仕事になるはずです。通常は不動産オーナー寄りの考えが強くなります。何故かと言うと反復継続して仕事が生じてくるからです。入居者は同一の不動産業者で複数の物件を借りることはまれなため、どうしても不動産業者は、オーナー寄りになるのです。この双方代理の状況は社員を疲弊させます。仲介(媒介)の仕事をする場合、どちらの利益のために頑張ればよいかがわかりにくいからです。株式会社ランドトラストでは、そういった状況を作り出さないためにもマスターリース事業を中心に不動産賃貸ビジネスを組み立てているのです。
2.既存不動産会社と競合せず、パートナーシップによりwinwinの関係を!
不動産管理会社や仲介会社を成長させるには、地域の競合会社の物件(オーナー)を奪っていく過程が必要になります。地域で20年以上不動産オーナーと共に不動産事業経営をサポートしてきた老舗不動産会社から、物件(オーナー)をスイッチさせることは、とても心が痛む営業活動です。しかし現実としては、新興の不動産会社が積極的に営業活動を行うことで、インターネットの集客に不慣れな老舗不動産会社の管理物件が管理移動をしている現実があります。
株式会社ランドトラストでは、この現実に対して管理移動の無い、満室経営(マスターリース)のソリューションを老舗不動産会社に提案しています。そして、我々と老舗不動産会社がwinwinの関係を築きあげることで、当社は同業地域不動産会社と競合すること無く、マスターリース物件を急速に増加させることができ、パートナーとしての不動産会社は、いままでと変わらない不動産オーナーとの関係を継続することが可能になります。
3.日本のローカルビジネスを元気に!
現在日本では、人類が初めて直面する急激な少子高齢化に起因する生産労働人口の減少により、ローカルなサービス業に於いての労働力不足が深刻な状況となっています。
製造業のような「モノ」の市場では海外でも生産できますが。「コト」(運ぶこと・介護すること・便利であること・泊まること・修理すること)を提供しているサービス産業の大半は提供者が顧客の近くにいることが必要で、しかも労働集客的です。このようなサービス産業を担う中小企業は、今後労働力の採用とリテンションに大きなコストを負担しなければなりません。そういったローカル企業にとって採用を考える際、エントリーの可能性が物理的に広い範囲となるインターネットによる遠方からの採用も可能になっているため、社宅・寮が必須となってきています。社宅・寮が無ければ、引っ越し等に大きなコストを転職者は負担せざるえないからです。
このようなローカル企業の経営者は非常に忙しく、なかなか落ち着いて賃貸物件を探す時間を取ることができないため、当社のようなスピード感や柔軟性のある提案は非常に喜ばれています。
どうやっているのか
1.1500万室、約10兆円マーケットの1%を狙う!
現在日本の民間賃貸住宅マーケットのサイズは、1500万室、約10兆円です。1500万室の内、空室は約400万室です。我々の目の前には、果てしなく大きなマーケットが広がっています。その1%である1000億円を売上目標として、現在10カ年計画の1年めを終了するところです。
2.全国47支店を2020までに達成
1年目は、千葉県内の1拠点で、2015年12月に終了しますが、予定どおり500室のマスターリース戸数目標を達成できそうです。また千葉県内100社のパートナー企業とのアライアンスが成立する予定です。(8月時点)順調にパートナー企業数と売上を伸ばすことができておりますので、計画どおり2015年12月に埼玉県の大宮に大宮支店を開設します。
2016年には、立川(西東京)藤沢(神奈川)に支店を開設予定です。
2020年の全国47支店の開設まで、粛々と規模の拡大を進め、2021年には売上規模160億経常利益20億円で、IPOを予定しています。
3.プロセス評価とエブリデイノー残業で、鉄壁のチームワークを実現
株式会社ランドトラストでは、給与評価に成果主義を採用しておらず、KPIとコンピテンシーを重要視した評価システムを導入しています。
KPI(重要業績評価指標)には、訪問件数やご案内数を中心にポイント制を取っており、マネージャーが厳密にプロセスをモニタリングしています。
またコンピテンシー評価によって、フェアな空気と鉄壁のチームワークを作り出しています。
株式会社ランドトラストでは、業界的な風潮である長時間の残業を排除し、エブリディノー残業を実現するために、スタッフ全員の意識をあげており、営業担当者の帰社時間の厳守やミーティングをいかに短時間で終わらせるか等様々なチャレンジの結果、限界まで残業を減らしていっています。