今回は、2026年2月にLANYへ入社した大西さんにインタビューしました!
京都大学教育学部を卒業後、新卒でデジタルマーケティング支援企業へ入社。7年間の在籍期間の中で「一人マーケター」として、Shopify関連アプリの立ち上げ期からグロース期にかけて、プロダクトマーケティング全般を一人で担ってきました。
「一人マーケは天職だった」と語る大西さんが、なぜ次のステップとしてLLMOコンサルタントの道を選んだのか──そこには、一人マーケの日々の中で見えてきた、"もっと届けられるはず"という思いと、LANYの組織づくりへの熱量に触れた原体験がありました。
今回は、そんな大西さんにこれまでの歩みとこれからの想いを、たっぷり語っていただきました。
【大西さんのプロフィール】
・京都大学教育学部にて、教育方法学(作文教育)を専攻
・新卒でデジタルマーケティング支援企業に入社。Shopify関連アプリの立ち上げ期からグロース期にかけて、プロダクトマーケティング全般を一人で担った経験を持つ
・2026年2月にLANYへ入社。LLMOコンサルタントとして活動する傍ら、R&D室のメンバーとしてLLMOの研究・調査にも携わる
「自分のマーケティング観を、次のフィールドで試したくて」たどり着いたLANY
「天職」だった一人マーケでの経験を活かしたい
──まずはこれまでのご経歴を、いまの仕事観に影響した出来事も含めて教えていただけますか?
大学では作文教育学を専攻し、「考えていることを言葉にして表現することが、自己実現につながる」という考え方に触れていました。この「言葉で表現することへの興味」が、マーケティングの仕事に惹かれた原点になっている気がします。
就職活動では「自分の目で事業やお客様の反応を確かめながら、スピード感を持って働きたい」という思いが強くなり、当時40名くらいの規模だったベンチャー企業(デジタルマーケティング支援企業)へ入社し、約7年マーケティング業務に携わってきました。
中でも大きな経験だったのが、2020年12月のリリース時からあるShopify関連アプリのプロダクトマーケティングを一人で担当させていただいたことです。サービスの運営から事例執筆、セミナー企画まで、施策の全体を自分の裁量で動かせる環境でした。
──約5年間、その幅の業務を一人で担われる中で、どんなことを大切にされていたのでしょうか?
数字で理論武装してから動くというよりは、「こうすればもっと届くはずだ」という感覚をまず信じて動いてみる。その結果として数字がついてくる、というやり方が自分には合っていました。
定量的な数字より"人"への理解を深めることで、筋の良い施策を打つ。そのために、お客様やパートナー企業の担当者と直接話す機会を、意識的にたくさん作っていましたね。
一人マーケは、自分にとってはむしろ「天職」に近い働き方でした。「全部自分でやりたい、実験したい」という気持ちが強かったので、裁量を持って動ける環境そのものが、自分にはすごく合っていたんだと思います。
──そんな中、次のステップに進みたいと思われたきっかけは何だったのでしょうか?
「お客様や一緒に働く人たちに提供できる価値の幅を、もっと広げたい」と感じる場面があったことです。
具体的には、担当していたのが特定のプロダクトに紐づくマーケティングだったため、自分が提案できる範囲も、その機能に紐づく施策に限られてしまう。そのこと自体にもどかしさを感じるようになりました。
そのもどかしさから、「もっと幅広い価値をお客様に届けられるようになりたい」、そして「今の自分のスキルが、他の環境でも本当に再現性を持って通用するのか試してみたい」という思いが、少しずつ強くなっていきました。
「素敵な会社」から「働きたい会社」に変わった
──LANYとの出会いのきっかけを教えてください。
実は、LANYのことは入社よりずっと前から知っていたんです。前職のチームメンバーがLANYのメルマガを購読していて、「内容がとても良い」と社内のSlackで頻繁に共有され、話題になっていたので。
そこから直接のつながりが生まれたのは、LANY代表の竹内さんの「マーケに興味がある人、ラフに話しましょう」という投稿にいいねをしたことがきっかけでした。
▲大西さんが目にしたLANY代表・竹内のX投稿。この投稿が入社のきっかけに。
DMをいただき、オンラインでお話しさせていただいた時間がとても楽しくて。そこからさらに発信を追うようになり、コンテンツの言葉選びの丁寧さに触れるうちに、「素敵な会社だな」という思いがどんどん強くなっていきました。
──LANY入社の最終的な決め手は何だったのでしょうか?
選考の過程で、COOの市川さんから伺った組織づくりに対する熱量の高さです。今のLANYの規模感の組織で、評価制度ひとつをとっても「こんなに本気で考えられているんだ」と、純粋に感銘を受けました。
同時に「このまま少人数でのマーケティングを続けるか、それとも未経験の道に挑戦してみるか」というキャリアの選択を意識するタイミングが重なっていたことも大きかったです。せっかくの機会だからと思い、その一歩を踏み出す決断をしました。
──入社前に不安や迷いはありましたか?
不安は2つありました。一つは、感覚的にやってきたマーケティングが、環境を変えても通用するのかという不安。もう一つは、営業経験がなかったので、コンサルタントとしてお客様と直接コミュニケーションを取ることには慣れが必要だろうな、という不安です。
それでも、カルチャーへのマッチという点では不安が全くなかったので、「ここで挑戦してみよう」と思い、入社を決意しました。
入社から半年、任される範囲が少しずつ広がっていった
──入社後、任される仕事はどのように変わっていったのでしょうか?
- 入社〜1か月
- オンボーディング/LLMO案件にアソシエイトとして参加
- 2〜3か月
- LLMOコンサルタントとしてデビュー
- 4〜6か月
- 案件と並行して、R&D室にも参加。
- LANYのメディア「LANY LLMO LAB ( https://www.lany.co.jp/lany-llmo-lab )」の記事の編集や、LLMOモニタリングシートの改修など、全社に影響のある業務も担うようになる
- 6か月〜
- 採用LLMOやエージェンティックコマースなど、新しい領域の開拓にも挑戦
入社直後はオンボーディングを経て、LLMO案件にアソシエイトとして入り始めました。2〜3か月目には、LLMOコンサルタントとしてデビュー。その後、IR領域の案件など、これまで経験したことのない切り口の案件にも挑戦させていただく中で、「LLMOって、マーケティングの戦略支援にも近くて面白い!」と実感していきました。
──現在の業務内容と、1日のスケジュールについて教えてください。
現在は、通常のLLMOコンサル案件を担当しながら、R&D関連の業務、そして採用領域のLLMO支援にも携わっています。1日の流れは大体こんな感じです。
1日にあれもこれも詰め込むと、業務の切り替えコストが思った以上に積み重なってしまうので、曜日ごとに担当業務をざっくり決めるようにしています。たとえば、月曜はR&D中心、水曜は採用LLMO中心、というように、1日に取り組む業務は2〜3種類に絞るようにしていますね。
積み重ねてきた「感覚」を「確かな根拠」に変えた
顧客理解も、技術理解も。どちらも深く突き詰める
──コンサルタントとして、特に手応えを感じた案件について詳しく教えてください。
入社2〜3か月目に携わらせていただいた案件です。当時、LANYとしてもまだ前例の少ないタイプの案件で、まさにこれから型を作っていくフェーズでした。個人的にそのジャンルに詳しかったこともあって関わることになり、「こうやったらいいんじゃないか」と提案した内容が、好意的に受け入れられたのがとても嬉しかったです。
▲同案件の監修を務めていた、代表竹内のX投稿
このプロジェクトでは、大きく2つの視点が求められました。一つは、顧客理解に基づいたマーケティングの視点。お客様の商品展開は顧客層ごとに全く違っていて、その整理自体が「マーケティングそのものだな」と感じておもしろかったです。
もう一つは、LLMの技術的な特性を踏まえた視点。固有の名称や設定が、一般的な言葉の意味に引きずられて、LLMが誤った説明を生成してしまう事象があり、そこを分析して正しい情報を伝えていく、という提案につながりました。
マーケターとしての提案と、LLMの専門性に基づいた提案。この両方が噛み合ってはじめて、筋の良い提案になるんだな、ということをこの案件で強く実感しました。
先方からも好意的な反応をいただけて、自信になりました。特定の型に縛られず、知恵と提案次第でどこまでも幅を広げられる。まさに、「“マーケティングの総合格闘技”だな」と感じた案件でした。
「感覚」を根拠のある提案に変えていく
──もう一つ、大きな学びになった案件について教えてください。
あるクライアント様の案件では、“感覚”を数字でしっかり裏付けて伝えることの大切さを、改めて実感しました。
このクライアント様は、事業者としての観点から非常に多くの論点をお持ちの方で、ご提案に対しても「その効果を、数字でどう説明できるか」を常に高いレベルで求めてくださる方でした。ご一緒する中で、感覚を大事にしながらも、それを数字でどこまで語れるか、もっと磨いていく必要があるんだと感じるようになっていきました。
「こうだと思う」という仮説を立てては、数字で確認し、違っていればまた仮説を立て直す。この繰り返しを重ねる中で、「感覚と数字を往復させる」ということが、自分の中に染み込んでいった感じがあります。
その結果、もともと大事にしていた"人への理解を深める"という感覚は変わらないまま、それをきちんと裏付ける力が、この半年で身についたように思います。
目指すのは「LLMOといえば、LANY」と言われる未来
──LANYのカルチャーや、メンバーとの関係性について、どのように感じていますか?
LANYのカルチャーとして真っ先に思い浮かぶのは、「本気でフィードバックをしている」場面です。役職や年次に関わらず、代表の竹内さんをはじめ、会社全体として「言うべきことをちゃんと言い合える」空気があるんですよね。
コンサルティングという仕事は、突き詰めれば「人が商品」です。だからこそ、耳の痛いことも含めて社内で言い合える文化は、コンサルタントとしての質を保つために欠かせないものなんだと思っています。「締まるべきところがちゃんと締まっている」というか──真の意味での心理的安全性が築けている、強い組織だなと感じています。
もう一つ感じているのは、LLMOというまだまだ未開拓な領域で、同じ熱量で議論できる仲間が多いことです。あれこれ議論しながらチームで検証を進めるのは純粋に楽しいですし、「わからないこと」を重く捉えるのではなく、「検証対象として実験しよう」と前向きに研究できる人が多いのも、すごく良いところだと思っています。
──これからLANYで、どのようなチャレンジをしていきたいですか?
お客様から「LLMOといえば、LANY」と言っていただけるような専門性を磨いていくために、目の前の案件での成果創出と、研究活動とその成果発信(R&D)を、両輪でやっていきたいと思っています。特に、R&D業務のウェイトをさらに増やしていきたいです。
複数の案件のデータを横断的に分析することで、「この傾向はこの業界特有のものなのか、それともLLM特有の傾向なのか」といった切り分けができるようになります。そうすれば、現場のコンサルタントも、もっと確信を持ってお客様に提案できるようになる。R&D業務は、そうやって会社全体の力を底上げしていける業務だと思っています。
少し先の話をすると、こうした仕事を重ねていく中で、自分自身がどう成長していきたいかも見えてきました。LLMOコンサルティングという仕事は、お客様の強みや魅力を見つけて、それが正しく伝わる形になるよう、一緒に磨いていくお手伝いをする仕事だと思っています。これって、マーケティングの本質に近い部分に触れているような気もするんですよね。
いろいろなお客様のLLMO支援をさせていただく中で、マーケターとしての地力も、確実に上がっていく感覚があります。極端に言えば、どんな業界のどんなお客様のマーケティング課題にも、自信を持って向き合えるようになっていく。そんな実感を持ちながら、日々の仕事に向き合っています。
「仮説を立てて検証できる人」が強い
──大西さんから見て、どんな人がLANYでLLMOコンサルタントとして活躍できると思いますか?
一人マーケなど、マーケティング業務を幅広く担当されてきた方は、LLMOコンサルタントとしてもスムーズに馴染んでいけるんじゃないかなと思います。LLMOはまだまだ確立されていないことが多い領域なので、漠然とデータを眺めるのではなく、「こうなんじゃないか」と仮説を立てて、それを検証できる人が強いです。
仮説を立てる際には、いわゆる3C分析やSWOT分析的な思考が自然にできると良いですね。マーケティングを担当している方なら、多かれ少なかれこうした考え方に触れてきているはずなので、そういう意味でも、早く力を発揮できるんじゃないかと思います。
──最後に、LANYへの入社や応募を迷っている方に向けて、メッセージをお願いします!
「マーケティングはおもしろいけど、他の仕事もやってみたい」という方に、LLMOコンサルタントはかなりおすすめです!
はじめての仕事に、はじめての環境で挑戦するのは、勇気がいることだと思います。私自身も、これまで感覚を頼りにやってきたスキルが本当に通用するのか、正直不安がありました。でも、LANYには、それぞれが得た知見を積極的に共有し合う文化、案件で成果を出すために助け合う文化がありますし、外部の専門家の方に専門的な質問をできる機会もあります。
日々新しい発見がある成長途中の領域だからこそ、仮説を立てて検証を重ね、成果が出た時のおもしろさは格別です。ぜひ一緒に、おもしろいことをやりましょう!