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「LMWメンバー紹介#5」Unityエンジニア|複数のxRスタートアップでの経験を経て、今ラストマイルワークスでやりたいこと

こんにちは!ラストマイルワークス採用広報神田です。

ラストマイルワークスメンバー紹介第5弾!今回はUnityエンジニア中島さんへのインタビューです。

中島さんは仮想空間共有プラットフォーム「comony (https://comony.net )」の開発をリードしてくれていますが、他にも社内wikiなどの作成や社内環境整備など、組織を影で支えてくれている存在です…!
(入社後右も左もわからなかった時めちゃくちゃ助けられました。(涙))。

新卒から一貫してスタートアップで活躍されている中島さんへのインタビュー、是非最後までご覧ください!


【プロフィール】
Unityエンジニア/中島駿太朗 (Shuntaro Nakajima)
新卒でハードウェアエンジニアを経験した後、VR/ARスタートアップにて勤務。
2020年6月にラストマイルワークスへ入社。



ー新卒から一貫してエンジニアのキャリアを積まれていますが、昔からものづくりが好きだったのですか?

元々は飛行機や宇宙が好きだったので大学は航空宇宙系のある機械工学科に入学をしました。
ただ実際に大学内で出来ることはシュミレーションしかなくて、あまり面白みを感じられなかったんです(この領域で実験を行う場合は、命懸けなので仕方ないのですが…。)。

そこで大学3年時試作して壊しサービス開発するという経験を積みたいと思い、一度大学を休学しインターンをしていました。



ーインターン時代、またその後の大学生活のことを教えてください!

IoT関連のベンチャー企業で1年間働いていました。
私はとあるアニメのロボットキャラクターを再現したスマートトイをメカニカルエンジニアとして担当しており、CADを使用した設計などを行なっていました。

大学に戻ってからはロボット関連の研究室で自律移動ロボットの研究をしていました。
具体的にはロボットに搭載したセンサーのデータを大量に集めるためにPC上で同時にいくつものシュミレーションをさせるんです。かなりハイスペックなPCの処理能力をフルに使って膨大なデータを集めていました。

そこで作ったシミュレーションやデータを見たときに、自分は普段PCのリソースのたった10%も使えていないんだなと思いまして、もしPCをフルに使い倒せるのなら人間の生活はもっと便利になるのでは?とコンピュータのリソースについて考えるようになりました!



ーちなみにVRに興味を持ったのはいつ頃からですか?

大学卒業後初めてOculus Goを買った際に、本格的にドハマリしました!!

Oculus Goで遊ぶ中でインターンで取り組んだIoTや大学の研究の機械学習、OculusGoでハマったVRなど当時の流行技術を使ったサービスは一見ばらばらに見えて、IoTがデータ収集、機械学習でデータ解析、VRを含むインターフェイスを通じて人間が利用する形になって提供される。というように同じ未来に向かっているように感じたんです。

その中でもCUIからGUIに変わって一気にコンピュータ利用者が増えたりPCからスマホになってインターネット利用が一気に増えたように、デザインやインターフェイスによる変化で生活をより良くするような概念や歴史が好きだったので、特にXRに魅力を感じるようになりました。

CUIからGUIに変わったところはエンジニア的にはPCリソースの無駄使いと言えなくもないものだったと思うのですが「黒い画面こわい」がなくなって、そもそも使わなかった人が使えるようになった変化と同じようなことがXRでも起きるんじゃないかなと思っています。
そういう視点をもってサービス作りや開発をしていきたいですね。


▲趣味でも色々つくっています。こちらはARグラスNrealLightとiPadを使ったバーチャルホワイトボード。



ー元々はハードウェアのエンジニアだったとのことですが、大学卒業後はどういった業務を担当していたのですか?

新卒では、スタートアップで機械設計の仕事をしておりました。
2社目では触覚デバイスのメカニカルエンジニアをしながら、ソフト開発もしたかったので、その触覚デバイス用のデモコンテンツをUnity使って作らせてもらっていました。

この会社の経験の中でXRスタートアップでよくあるPoCの先に届ける難しさに直面して、良いものを作るだけでなくビジネスを作る難しさというのを身をもって体感しましたね(笑)。

次の会社ではXRエンタメ施設を作っている会社で電気・機械系のハード設計から組込み系プログラムまで幅広く担当してました。
その会社も色々あって辞めることになりまして、その後ラストマイルワークスに入社しました。

入社の決め手は会社の面談で建築不動産×VRでやれることなどを聞いて、面白そうだと思ったこと、あとは雄さん(代表取締役社長:小林 雄)がVRにおけるWebブラウザのようなものを作りたいという思いがcomonyの根底にあると話していて、自分自身のやりたいこととも重なる部分も多いと思ったことです。


▲メカニカルエンジニア時に作成した「電動ドライバーの反動を再現する」デモ
video: https://twitter.com/i/status/1139363683803357185


ーラストマイルワークス入社後の担当業務を教えてください。

一貫して仮想空間共有プラットフォーム「comony (https://comony.net )」の開発に携わっています。

comonyは私の入社1ヶ月前にリリースしたばかりで、当時はWindows版とMac版、あとはWindowsに繋いだ状態で使用出来るOculus Rift版のみで、入社後まずはPC版comonyの機能追加を担当しました。
並行して当時Oculus版で出来ることはほぼ移動だけというような状況だったので機能追加やQuest対応を担当しました。

現在は引き続きcomonyの機能開発や、sdk開発、ギミック作成、ベトナム開発メンバーへのマネジメントなどを担当しています。
ギミックは例えばcomony内で動画を埋め込む機能や、テレポート機能だったりたくさんあります。コーディング経験がない不動産関係者の方や建築デザイナーの方々でも、空間モデルをcomony上にアップしてVR空間として人を案内したり検証したりイベントを開いたりすることが出来ます。

現状ラストマイルワークスでは、空間制作はカンボジアメンバーが担当しているのですが、カンボジアメンバーはコーディングよりモデリングスキルに強みを持っているので、日本とベトナム側でギミックを作成し、カンボジア側ではそのギミックを使いながら空間制作をすることが、お互いの強みを活かす良い形になっていると感じています。


▲「comony」内でのバーチャル内見の様子


ー今後やっていきたいことや、comonyの目指す方向を教えてください。

現状のターゲットの建築、不動産業界のクライアントでまずは大きなインパクトを残したいです。
今は住宅展示場に行く体験そのものをVRで出来るようにすることを目指していて+αでVRならではの価値提供をしたいですね。

例えば家の中を見られるだけではなくて、家具家電や壁材などのセットをパンフレット的に選んでシミレーションする機能や、時間に応じた日差しの入り方やがわかるような機能の追加、などです。
現状はお客さんのフィードバックを聞きながら日々仮設検証を繰り返しています。

一方色々な方向性で使えるプラットフォームだからこそ、不動産や建築業界だけに留まらずこういった業界でも使えるのではないか?など日々アイディアは出てきます。
ただまずはビジネスとして成り立たせることが最優先なので、不動産業界内の課題解決に繋がるサービスを目指しながら、R&Dのような形で裏で色々やってみるのも面白そうですよね!

リリースから1年経ち汎用性のある機能が揃ってきたので、これからやっとcomonyならでは、ラストマイルワークスならではの色を出す機能を追加して行くフェーズになってきました。
やりたいことはたくさんあるので、とても楽しみです!



ーcomony自体、プロダクトマーケットフィットをさせていくフェーズなので夢が広がりますね!逆に現状感じる課題感や難しさなどはありますか?

スタートアップらしいスピード感を持った事業展開と、ラストマイルワークスのメインビジョン”途上国に仕事を作る”という思想の両立が、時々難しく感じることもあります。

現状弊社は日本の正社員メンバーが20名程度ですが、事業自体は3事業部あるので、どうしても分散しがちになってしまい、且つリソース不足も起こることもありますが、それでもサービスの位置付けの共有などをしっかり行い、comonyの発展と平行してメインビジョンも大切にできる環境をつくれたらと考えています。




ー最後に、どういった方がラストマイルワークスにマッチしそうですか?

ビジネス視点を持ちながら、サービス設計が出来る人だと合うと思います!

マクロな視点で”VRの将来はどうなるのだろう?と考えながら、ミクロな視点でプロダクトマーケットフィットさせる為の必要機能や、より良い実装方法を考えたい人と一緒に開発が出来たらとても楽しそうだなと思います!

VRの未来がどのようなものになっていくのか一緒にワクワクしたい方是非一緒に働きましょう!


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