面接でお会いする候補者の方からよくいただく質問があります。
「水日休みって、実際どうですか?」
そのリアルな声を届けたくて、今回は社員31名への社内アンケートと、立場の異なる3名へのインタビューを実施しました。
入社前に不安だった人、成果にこだわる若手、長年この働き方を続けてきた管理職。それぞれの視点から、建前なしで語ってもらいました。
「土日休み」にこだわっている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
不動産業界の構造から考える働き方
なぜこの働き方なのかという前提
「水日休みって、なぜですか?」
採用の場面で、この質問をいただくことは少なくありません。
ただ、率直にお伝えすると、水日休みは制度として先に決まったものではありません。顧客に価値を届けるために働き方を設計した結果として、この形になっています。
この前提を理解するために、まずは不動産業界の構造から見ていきます。
不動産業界における「顧客が動くタイミング」
不動産の購入・売却・賃貸。いずれも、顧客が動くタイミングには明確な傾向があります。平日の日中は、多くの方が仕事をしています。そのため、物件の内見や意思決定は、自然と休日に集中します。
つまり、土曜・日曜・祝日です。
これは特定の企業の話ではなく、不動産業界全体に共通する構造です。
また、不動産業界には伝統的な縁起担ぎがあり、「水曜日」の「水」は、契約や売買が「水に流れる(白紙になる)」ことを連想させるということで、巨大な金額が動く不動産取引では、昔からこの縁起を大切にする文化があり、取引の日は大安の日にするなどの風潮も定着しています。
顧客の意思決定が週末に集中する以上、価値を発揮する側もそこに合わせて動く必要があります。

その上で、私たちはどう設計しているか
私たちは不動産テック企業として、こうした業界の前提をそのまま受け入れるのではなく、「どうすればより合理的に機能するか」という視点で再設計しています。
水曜休みも、単なる慣習ではなく、週のリズムを最適化し、最も価値を発揮すべき週末に向けてコンディションを整えるための設計です。
業界構造を理解した上で、テクノロジーと運用で最適化していく。それが、私たちのスタンスです。
休日は「制度」ではなく「設計の結果」
ここで重要なのは、休日の曜日そのものではありません。
「顧客にとって最も価値を出せるタイミングはいつか」
「そのためにどのように働き方を設計するべきか」
土日休みにすることで、水曜日に顧客と連絡が取れなくなれば、サービス提供のスピード感も1日遅くなってしまいます。
この問いに向き合った結果として、水日休みという形が生まれています。
つまり、休日は目的ではなく、あくまで設計の結果です。

現場メンバーに聞いてみた
「水日休みって、ぶっちゃけどうですか?」
採用の場面でよく受ける質問です。今回は実際に働く3名に、この問いをそのままぶつけてみました。入社前の不安から、働いてみてわかったこと。建前なしで話してもらっています。
Aさん(Sales / 入社1年未満)
「5連勤の"中だるみ"がなくなりました」
── 入社前、水日休みについてどう思っていましたか?
最初は「土日どちらも休めないのか」と思いました。でも選考を受けながらそれ以上に仕事内容が面白そうだったので、入社を決めました。
── 実際に働き始めて、変わりましたか?
すぐ気にならなくなりましたね。むしろ今は、この働き方の方が自分に合っていると思っています。
5連勤のときって、水・木あたりで気持ちが下がるタイミングがあったんですよ。月火の延長線上でなんとなく仕事をこなしている感じというか。
今は「月火の2日働けば休める」「木金土の3日働けば休める」って常に思えるので、生産性が落ちそうなタイミングで休めるんです。中だるみが起きない。気持ちのギアが常に入ってる感覚です。成果に直結していると思いますし、実際に数字も安定してきました。
アンケートより|26 / 31名(84%)が「週中リセットに価値を感じている」 ※「週の真ん中にリセットできる」を選んだのは26名。Aさんのような「中だるみがなくなった」という感覚は、社内で広く共有されています。
── 仕事の進め方にも変化はありましたか?
月火でアポ取りをして、水曜でリセット、木曜以降に商談を集中させるというリズムが自然とできました。週を「前半・後半」で設計できる感じです。以前は1週間がひとつの塊だったので、それと比べると管理しやすいですね。以前はなんとなく1週間を消化していた感じでしたが、今は週単位で仕事を完結させにいく感覚があります。

Bさん(CS / 入社1年未満・子育て中)
「入社前は不安でした。でも今は、むしろ良かったと思っています」
── 入社するとき、水日休みについて不安はありましたか?
正直、ありました。夫が土日休みなので、「休みが合わないのは大変じゃないか」と。選考を進めながらもそこだけがずっと引っかかっていました。
アンケートより|5名が「入社後に納得感が増した」 ※31名中5名が入社前に懸念があったが、働いてみて納得感が増したと回答。入社前の不安がある方でも、働き始めると印象が変わるケースは少なくありません。
── 実際に働いてみて、その不安は変わりましたか?
入って1ヶ月で、不安が逆転しました。 水曜に子どもの病院や役所の用事を入れられるのが、思っていた以上に助かっています。
以前は土日のどちらかを用事に使ってしまうと、家族でゆっくり過ごせる日がなくなってしまっていたんですよ。今は水曜に私が動ける分、日曜を家族でしっかり使えるようになりました。
水曜日に家事もまとめて済ませておくことで、日曜はアクティブに家族との時間を楽しめています。5連勤時代は土曜の気力回復に時間を費やしてしまっていたので、そこが一番変わったかもしれません。
アンケートより|水曜の使い方、最多は「通院・役所・行政手続き(18件)」 ※自由記述の分類で最多。
「有給を使わずに病院に行けた」「税務署が平日のみ対応だったが水曜に対応できた」という声も複数ありました。
※「子どもの病院を奥さんと相談して有給とることをせず病院にいける。平日どちらも疲れてできなかった家事を水曜日でリセットできる」 — Sales / 〜1年
※「授業参観や三者面談など子供の行事が水曜日・日曜日が多いので参加しやすい」 — CS / 5年以上

── この働き方に向いている人、向いていない人はどう思いますか?
「休みの曜日」そのものを最優先に考えている方は、最初は合わないと感じるかもしれません。でも、「その日に何ができるか」という視点に切り替えると、水曜日の使い道って結構豊富なんですよね。
逆に、平日にしか動けない用事が多い方にはすごく向いていると思います。
Cさん(CS / 在籍5年以上・管理職)
「水日休みは制度じゃなく、設計の結果です」
── 採用の場面で、水日休みについてどんな反応がありますか?
「なぜ水日なんですか?」という質問は多いですね。その質問自体はすごく良くて、働き方の前提を理解しようとしてくれているので。
答えは単純で、不動産業界の顧客は土日に動くからです。顧客が内見や意思決定をするのが週末に集中している。だから土日に価値を出す必要があって、その上で週中にリセットを置くと水日という形になる。制度として先に決まったわけじゃなく、設計の結果です。
── 採用でミスマッチになるのはどんなケースですか?
働き方の条件を最優先に考えてしまうケースです。土日に絶対休みたい、というのが最優先の方には、率直に合わないとお伝えしています。私たちが採用で見ているのは、条件への反応より前に、仕事への向き合い方です。この会社でどう価値を出したいか。
仕事への関わり方や成長を優先している方は、入社後も活躍されるケースが多い。スキルや経験は入ってから伸びますが、価値観の前提がずれているとどうしても積み上がらないので。
── 最後に、この記事を読んでいる方へのメッセージをもらえますか?
「水日休みだから」だけで判断するのはもったいない気がしています。ですが、一方で、「どんな働き方をしたいのか」という前提は、ちゃんと確認してほしい。
Live Searchは全員に合う会社ではないし、それでいいと思っています。価値観が合う人が来てくれることの方が、お互いにとって良いので。

この記事を読んで、少しでも共感した方へ
Live Searchは、誰にでも合う会社ではないかもしれません。
ただ、価値観が合う人にとっては、大きく成長できる環境です。
また、この環境はベンチャーとしての高い熱量やエネルギーを維持し、途切れさせないための設計でもあると考えています。
一方で、実は土日休みの企業と比べても年間休日数は多く、平均で125日を確保しています。環境の厳しさだけでなく、働き方とのバランスも大切にしています。大切なのは「条件の良さ」ではなく、「この環境が自分に合っているかどうか」。そして「自分自身の経験やキャリアを高められる環境かどうか」。その判断材料として、本記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
※アンケートは2026年4月実施(n=31)。対談は実際のアンケート回答をもとに再構成しています。