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「悪を許さない!」警察官を目指していた僕が、LMCに入社した理由

こんにちは。

昨年4月に入社したコンサルティング事業本部所属の片多と申します。

今回は僕が、警察官からLMCに就職先を切り替えた理由についてお話させて頂きます。

警察官を夢見て

夢見てと言っても一過性の浅薄な気持ちではありませんでした。

小学1年生の頃はサッカー選手、2年生の頃は野球選手、3年生の頃くらいから将来自分は警察官になるんだと漠然と考え始め、その気持ちを大学卒業まで一切の曇りなく保持し続けてきました。

何故警察官になりたかったのかと言いますと、理由は単純で、人を困らせたり悲しませる行為を故意にしようとする性根が許せなかったからです。

現在でもそんな気持ちは残っていて、新橋の飲み屋街にゴミが散乱している状況を目にしたり刑事事件のニュースを見ると腹立たしく思うことがあります。

しかし、そんな正義感も空振りし、採用試験に落ちてしまいます。

容易に受かると思っていた試験だった為頭が真っ白になりました。

今まで特に努力をした事がなく、常に現状の能力で十分乗り越えられるような低い目標を掲げていた僕が初めて挫折をした瞬間でした。

僕自身本当は諦めきれなかったものの、落ちた試験に自信が薄れ、母親からも他の道があると諭され、面接官が判断したのだから本質的には向いてないのかもしれないと諦めて新しい道を模索し始めることにしました。

失敗した自分を肯定してるだけなんじゃないか、方向転換をして逃げてるだけなんじゃないか、そういった省察も幾度と繰り返しましたが、採用試験の年齢制限がまだまだ先だった事もあり、いつかまた受ければ良いとの考えからこの行動に至りました。

初めは他に何がやりたいかなど空っぽの状態でしたが、いざ青年期からの夢を一旦忘れてみると案外やりたいことは見えてきました。

子供が好きだから保育士に、またはテレビの世界に興味があるからタレントマネージャーに、などお金や社会的階級、ブラックだホワイトだ云々と一般的には拘るべき要素に一切関心がなかったので、純粋に自分が面白いと思う仕事を求めました。

LMCに辿り着くきっかけ?!価値観が一変した大学時代

※大学時代の写真が無いので、昨年の納会の写真です。

ここで一旦時を遡り、大学時代に。

僕的には、後述する大学時代の経験が、後にLMCに惹きつけられる大きなきっかけになったと思っています。

大学に入学する前までは本を読む習慣もなく勉強も大嫌いな僕でしたが、2回生の税法の講義で心に大きな変化が起こるような出会いがあります。

その講義で配られたレジュメの端に、所得再分配に関する多様な考え方の記述があり、ジョン・ロールズやジョン・S・ミルといった政治哲学者の言説を初めて知ることになります。彼ら哲学者は現行のルールの在り方を理性的に批判し、新しいルールを論理的に提案します。

僕の周りには理性を排して感情で物事を話す人が多かったのでこれがとても新鮮で面白く感じられたのと、それまで絶対的だと思っていた法律や慣習は複雑な成り行きの結果偶然に現行のルールに落ち着いているだけで、実際は改善の余地が多くあることに気づかされます。(政治哲学についてもっと沢山書きたいことはありますが、これ以上書くと、最近の本田圭佑さんみたいにキャピタリズムとかロスチャイルドとか宣ってしまうので割愛します。)

この経験が僕を良くも悪くも180度変えました。

小学生の頃は友達とよく海か山に木の棒を持って遊びに行き、高校生の頃も休み時間によくプロレスをしていた僕が、今では休日サティを流しながら光文社古典新訳文庫を読み漁るようになるくらい変化しました。

また、先ほど「一切の曇りなく」と書きましたが、実際はこの時点で警察官になる事に少し迷いが生じていました。警察官を含め公務員は、国から与えられたルールを忠実に守る事に重きを置かなければならず先の経験で得た価値観とはマインドの在り方に矛盾があるからです。

そんな変化の後僕は、就活を始めてすぐ、LMCの求人の会社紹介に記載されていた「競合他社のいない」といった文言や、社長が事業を始めた当初の賃貸不動産業界を少し皮肉った「村のルール」といった言葉に強く引きつけられます。

当時の僕は福岡から東京に就活に行く状況だった為、福岡を出る前から3社か4社程短期間で面接を受ける予定でしたが、第一印象からここで働きたいと思っていました。

LMCに入社してから

その後、運良く採用して頂き、もう少しで1年が経過します。入社後は入社前に比べ、LMCの事業に対してより面白いという印象を抱いています。警察官への思いもほとんどなくなりました。

何が面白いのかと言いますと、LMCは「賃貸不動産業界にマーケティングを根付かせる」を目標に事業を行っているのですが、クライアントを納得させ動かすにはマーケティングに基づいて論理的に説明するだけでは足らず、感情も織り交ぜて接する必要があります。

(マイペースで人の気持ちを考えず個人主義的に生きてきた僕にとってこれがとてつもなく難しい事で一番の課題だと思っています。)

さらに20代前半で財閥系や電鉄系や商社系といった大企業のクライアントに対する報告や打合せに同行させてもらえ、さらには成長すれば上司など一切介在しないわけではないですがクライアントの担当者として大部分を任せてもらえることです。

日本人なら皆が知っているような大企業から「どうやったら物件の空室がなくなるのか」と相談を受け、それに助言をして、「やっぱりLMCの○○さんに相談すれば安心だね」と思ってもらえることは世の中にある数多のかっこいい事の中でもかなり上位に位置するかっこよさではないかと思っています。

僕はまだ自分のクライアントを持ってはいませんが、いつか社長や上司の方々のようにクライアントの悩みに応えることの出来る人間になりたいと憧憬の思いでいっぱいです。

プライベートでは

※仲良しの森平君と

ソファでゴロゴロ、本をペラペラ…

以上です笑

つまらなくて申し訳ありません。

よく読む本は先ほども少し出ましたが光文社古典新訳文庫といって古典のシリーズです。自分と正反対の主義・主張の内容を読むのも好きですし、異なる分野の偉人が同じ様な事を書いていたりするので、それを見つけて「これは真理かもしれない」という感覚になるのも好きです。

最後に

※約1年前の入社日

以上僕が小学生からの夢を諦めベンチャー企業に入社した理由をお話しさせて頂きました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。正直、こういった文章を書くのは初めてで何をどう書いたらいいのか分からなかったです。

どういう心理的変化がありLMC入社に至ったかを中心に書かせて頂いたので、具体的な業務・事業内容に対する言及がほとんどなく結局何をやっている会社なのか分からないという痛恨のミスを犯した形になってしまっている為、この点に関する詳しい事は他のメンバーの記事をご覧下さい。

【人事補足】

いかにも片多君らしい文章で、原稿を読んだ際には思わず笑ってしまいました。彼を一言で表すと「変わった人」です。私含めて変わってる人間ばかりのLMCにおいても、一際変わっています。先輩達に無茶ブリをされても、どんな仕事が降ってきても、ただ自分のやるべきことと捉え黙々と取り組む姿はまさに武士。さすが剣道部。常人とは違う常識を持っているので怒られることもありますが、そんな片多君だからこそ出せるアイデアや出来る仕事があると私は信じています。こってり系ラーメンばかり食べているので、身体には気を付けてほしいところです。そんな片多君とお話してみたい方は、是非お気軽にご応募ください!

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