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ぼくの本棚(吉田聖)

こんにちは。 吉田です。

今回は本の紹介ということなので、最近読んで印象深かった本を1冊紹介したいと思います。

その前に、僕の簡単な読書歴をご紹介します。
小学生~中学生にかけての頃は、基本的に読書=小説という感覚で、色々な小説を読んでいました。小説の中で、最も印象に残っている本は、東野圭吾さんの「白夜行」で人生で初めて寝食を忘れて12時間くらいぶっ通しで1冊丸々読んだ記憶があります。

大学受験を控えた頃から、実際に使えるような知識、技術を手っ取り早く学びたいということで、
勉強法や、受験法のような本を読み始めました。
この時、本に載っているような方法を真似するだけで、確実に効果に繋がっているのを感じ、読書はかなり効率がいいなということを感じていました。

大学生になってからは、事あるごとに読書をして、著者が長年かけて得た知識、経験を学んできました。
所謂ビジネス書や自己啓発書といった類のものですね。

そこから社会人になって3年目に入り、ようやく、実益に繋がらないけれども、
自分が知りたい、知的好奇心が満たされるような読書をすることができています。

そんな中で、出会った本をご紹介します。

「サピエンス全史」 ユヴァル・ノア・ハラリ著

です。すごく流行った本なので、改めて僕が紹介するのもおこがましいのですが。

手に取ったきっかけとしては、"読んだ人達の評価が高かったから”
なので、この作者の方も全く知りませんでした。

内容は長いので、簡単に紹介すると
“地球上に様々な生物がいる中で我々の先祖であるホモ・サピエンスがなぜ生き残ることができ、繁栄できたのか”といったテーマがあり、そこに対してサピエンスは集団で虚構を信じることができるからといった話から始まります。

3大革命(認知革命、農業革命、科学革命)を経て、文明が発展し、サピエンスとしては成功してきているのだけれど、その一方でサピエンスは地球上最大の侵略者でもあり、且つ個人単位では果たして幸せになっているのか。

技術が発達して、物質的にも豊かになってきている中で、狩猟生活の時代から生きるために働く(労働)時間は減ってきているどころかむしろ増えている。
それ自体には、目的を達成するみたいな自己実現欲求みたいなものを満たす要素はあるのだろうけれども、何かに縛られている時間としては変わっていない中で果たして幸せに生活できているのだろうか。

僕の感想としては、人類のルーツを改めて考え直すきっかけになったことと、
今我々が盲信している当たり前になっている事実や本質と思われていることも、人類が発展するために作られた虚構かもしれない、幸せって何だろうということを改めて考えることができる本でした。

上下巻があり、すごくボリュームが多いのですが、
一度読んでみると、今まで常識と思っていたことへの見方が変わるぐらいのインパクトがあるので、
もしお時間があれば読んでもらえると面白いと思います!

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