こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
ネットワークの基礎を学ぶシリーズの補講として、今回は「プロトコル」について解説していきます。
目次
■問題
■選択肢
■回答
■解説
□人間の会話で考える
□なぜプロトコルが必要なのか
□初心者ポイント
□もう一歩理解を深める
■まとめ
これまでの回では、TCPやIPといった単語が登場してきました。
今後もDNS、DHCP、ARPなどさまざまな用語が出てきますが、これらには共通点があります。
それが「すべてプロトコルである」という点です。
今回は、ネットワークを理解する上で非常に重要な「プロトコル」という考え方について、初心者向けに分かりやすく説明していきます。
■問題
ネットワークにおける「プロトコル」とは何を表すものか?
■選択肢
A. 通信速度を向上させる装置
B. 通信を行うためのルール
C. IPアドレスを管理する仕組み
D. ネットワーク機器そのもの
■回答
B. 通信を行うためのルール
■解説
プロトコルとは、ネットワーク通信を行うための「ルール」のことです。
コンピュータ同士が正しく通信するためには、
どうやって通信を開始するか
どんな形式でデータを送るか
通信が終わったことをどう判断するか
といったルールを決めておく必要があります。
この通信ルールがプロトコルです。
□人間の会話で考える
例えば、日本語を話せる人同士であれば会話が成立します。
しかし、片方が日本語、もう片方がまったく違うルールで話していた場合、会話は成立しません。
ネットワーク通信でも同じで、コンピュータ同士が共通のルールで通信する必要があります。
その共通ルールがプロトコルです。
□これから登場するプロトコル
これからの回でも、多くのプロトコルが登場します。
TCP
UDP
IP
ARP
DHCP
DNS
これらはすべて、それぞれ役割の異なるプロトコルです。
例えば、
DNS → ドメイン名をIPアドレスに変換するルール
DHCP → IPアドレスを自動で配布するルール
TCP → 確実に通信するためのルール
というように、それぞれ役割が違います。
それぞれのプロトコルについては順次説明しますので、いまは「こういうのがあるんだ」と思っていただければOKです。
□なぜプロトコルが必要なのか
もし通信ルールが統一されていなければ、メーカーや機器ごとに通信方法がバラバラになってしまいます。
その結果、機器同士が正常に通信できなくなります。
プロトコルを共通化することで、異なるメーカーの機器同士でも通信できるようになっています。
□初心者ポイント
「TCPとかDNSとか、全部別々のものに見える」と感じるかもしれませんが、実際にはすべて「役割の違う通信ルール」です。
まずは、
プロトコル = 通信ルール
というイメージを持つことが大切です。
□もう一歩理解を深める
ネットワーク通信では、1つの通信の中で複数のプロトコルが組み合わさって動いています。
例えばWebサイトを見る場合でも、
TCP
IP
DNS
HTTP
など、複数のプロトコルが連携しています。
このように、それぞれの役割を分担することでネットワーク通信が成り立っています。
■まとめ
プロトコルはネットワーク通信のルール
コンピュータ同士が正しく通信するために必要
TCPやDNSなどもすべてプロトコル
役割ごとに異なるプロトコルが存在する
□今後について
今後のシリーズでは、TCP、DNS、DHCPなどさまざまなプロトコルが登場していきます。
「これはどんな通信ルールなのか」という視点で見ると、ネットワーク全体の理解がしやすくなります。
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