こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
今回は実践編として、ネットワークで非常によく使われる「ping」コマンドを実際に使ってみます。
これまでの回では、IPアドレスやデフォルトゲートウェイ、TCP/UDPなどを学んできました。
今回は、「実際に通信できるか確認する方法」を体験してみましょう。
目次
■今回やること
■pingとは?
□!!!!注意点!!!!
■実際にやってみよう
■8.8.8.8って何?
■成功するとどうなる?
■失敗すると?
■pingは何をしている?
■初心者ポイント
■もう一歩理解を深める
■まとめ
■今回やること
Windowsのコマンドプロンプトで ping コマンドを実行し、通信確認を行います。
■pingとは?
pingは、相手と通信できるか確認するためのコマンドです。
ネットワークの現場では、障害調査で最初に使われることが非常に多いコマンドです。
例えば、「ネットにつながらない」「サーバにアクセスできない」といった場合、まず ping で疎通確認を行います。
□!!!!注意点!!!!
pingは通信確認でよく使われる便利なコマンドですが、他者が管理しているサーバやネットワーク機器に対して、意図的に大量のpingを送り続けるなど、不要な負荷をかける行為は絶対にやめましょう。
場合によっては、業務妨害などとして法律上問題になる可能性があります。
実践編では、自宅環境や自身が管理している環境の範囲で試すようにしましょう。
■実際にやってみよう
まず、Windowsのコマンドプロンプトを開きます。
Windowsキー
→検索文字に「cmd」と入力しエンター
→コマンドプロンプト起動
次に、以下のコマンドを入力しエンターを押してみましょう。
ping 8.8.8.8■8.8.8.8って何?
8.8.8.8 は Google Public DNS と呼ばれるGoogleのDNSサーバのIPアドレスです。
インターネット上で非常に有名なIPアドレスで、通信確認にもよく使われます。
■成功するとどうなる?
通信できる場合は、以下のような結果が表示されます。
C:\Users\user>ping 8.8.8.8
8.8.8.8 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =20ms TTL=115
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =18ms TTL=115
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =18ms TTL=115
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =22ms TTL=115
8.8.8.8 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 18ms、最大 = 22ms、平均 = 19msこれは、「相手と通信できた」という意味です。
■失敗すると?
もし通信できない場合は、以下のような表示になります。
C:\Users\user>ping 8.8.8.8
8.8.8.8 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
8.8.8.8 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 0、損失 = 4 (100% の損失)、
これは、
- ネットワーク接続がない
- Wi-Fiが切れている
- 通信がブロックされている
などの可能性があります。
上記例の実施時はパソコンからインターネットに接続できない状態で実施しています。
■pingは何をしている?
pingは ICMP というプロトコルを使って通信確認を行っています。
簡単に言うと、「聞こえてますか?」「聞こえてますよ」というやり取りをしているイメージです。
■localhostにもpingしてみよう
次は、自分自身に対して ping を実行してみます。
ping 127.0.0.1これは「ループバックアドレス」と呼ばれる特殊なIPアドレスで、自分自身を表します。
成功すれば、「PC内部のTCP/IP機能が正常に動いている」ことが確認できます。
■初心者ポイント
「Webサイトが見れない = インターネットが壊れている」と思いがちですが、実際には原因がさまざまあります。
例えば、
- DNSの問題
- Wi-Fiの問題
- ルータの問題
- サーバ側の問題
などです。
pingを使うことで、「そもそも通信できているのか」を切り分けできます。
■もう一歩理解を深める
実際のネットワーク障害対応では、
① ping
② tracert
③ nslookup
のように、段階的に確認していくことが多いです。
今後の実践編でも、こうしたコマンドを少しずつ紹介していきます。
■まとめ
pingは通信確認を行うコマンド
ネットワーク障害調査で非常によく使われる
8.8.8.8 はGoogle Public DNS
127.0.0.1 は自分自身を表す特殊なIPアドレス
□採用情報
ラワンセでは一緒に働くエンジニアを募集しています。
・IT業界での経験を活かして、エンジニアとしてステップアップしたい方
・インフラエンジニアとしてキャリアの幅を広げていきたい方
・実務に近い環境でスキルを身につけていきたい方
・これからエンジニアとしてのキャリアに挑戦したい方
ラワンセには、それぞれのキャリアに応じた形で成長していける環境があります。
今の環境でこのままでいいのかと感じている方や、エンジニアとして次のステップに進みたいと考えている方は、ぜひ一度お話ししてみませんか。