なぜ設計の世界へ踏み出したのか
大学は工学部の土木専攻でした。正直、当時は「なんとなく」進学したという感じで、将来に熱い夢があったわけではありませんでした。
新卒で入ったのは、アクタスという高級家具の小売会社。高額家具をお買い上げいただいたお客様のご自宅に販売員として納品立ち合いで伺うことがあって、そこで感じたことがありました。「置き家具だけでは、空間づくりには限界がある。箱(空間そのもの)に携われるようににならないと次の成長はない」と。
それがきっかけで、設計の世界に飛び込もうと決意しました。ただ建築の専門教育は受けていなかったので、CADスクールに3ヶ月通いながら基礎を習得し、自分でDMを送って住宅リノベーション会社に転職しました。実務と並行して学べたので、覚えるのは早かったですね。
住宅のリノベーションでおよそ1年経験を積んだあと、次は店舗設計に挑戦したいと考えました。「まずは自分の好きな世界観を表現しているデザイン事務所で学ぶ、その次は店舗設計にチャレンジしたいな」というイメージは最初からありました。
YouTubeで見た「仕事が溢れている会社」に、なぜ飛び込んだのか
LSを知ったきっかけは、友人がインスタのストーリーでシェアしていた建築系YouTuberの動画でした。そこに本間(代表)がちらっと映っていて、そこからLSのYouTubeチャンネルにたどり着いたんです。
動画を見て感じたのは「仕事が溢れている会社なんだろうな」ということ。普通に考えれば「大変そう」と受け取るかもしれません。でも私には逆に映りました。
仕事量が多いということは、それだけ覚える(成長)スピードが速くなる。
設計の仕事は場数が全てだと思っています。同じ時間を過ごすなら、案件数が多い環境の方が圧倒的に成長できる。そう判断して、本間さんに直接連絡しました。
入社前の不安は特になかったです。YouTubeでLSの実態を隠さず発信していたので、「こういう会社だ」という認識を持って飛び込みました。実際に入ってみてもギャップは全くなかった。
入社半年で、沖縄国際通りの一等地案件に挑戦
入社後に一番大変だったのは、入社から半年ほど経った頃に担当した沖縄・国際通りの案件です。
大手デベロッパーが手がける新築ビルの一等地。隣のテナントには全国チェーンの大手が入っていました。やり取りする相手は40〜50代のベテランがずらりと並び、入社半年の私が、そこに設計担当として立つことになりました。
スケルトンから入る大型案件で、大手デベロッパーと管理会社から工事許可をもらうことが必要でした。隣のテナントを担当するのは業界大手の企業。出す図面の細かさもクオリティも、比較されていたと思います。最後の最後まで工事許可が得られるかどうかという状態が続きました。
乗り越えられたのは、沖縄の地元協力業者を巻き込んだプロジェクトにできたことです。遠方で密なコミュニケーションが取れない分、現地の業者さんに頼るしかない。「一緒にプロジェクトを完遂させて欲しい。」というまっすぐな姿勢で依頼しました。
彼らの助けがなければ、正直無理でしたね。
「自分の成果」から「チームの成果の最大化」へ
LSに入って一番変わったのは、仕事に対する考え方や視座です。
入社当初は「プレイヤーとして、自分がどれだけ案件を回せるか(数字を出せるか)」が全てでした。でも今は違います。設計部のメンバーで、どうやって数字を最大化できるかを考える方が増えました。
マネジメントで意識しているのは、メンバーそれぞれの目標と会社の目標をリンクさせること。これは本間さんのやり方が影響しています。
4人それぞれ個性が違う。得意な領域も、テンションが上がる業態も違う。だから「やりたい業態を担当できるように」「お客様との相性も考えて担当を決める」ということを意識しています。設計は感性の仕事でもあるので、本人が興味を持てる案件の方がアウトプットが上がる。
本間さんとの関係でいえば、今は設計部内のことは任せてもらっています。私の話をちゃんと聞いてくれる。「一緒に作る側」になれているという感覚があります。
今後目指すのは「誰が担当しても、LSらしいクオリティ」
これから力を入れたいのは、仕組み化です。
誰が担当しても一定のLSクオリティが担保できる状態にしたい。今はまだ、個人の経験や感性に依存している部分がある。そこを標準化することが、チームが本当に強くなるための鍵だと思っています。
「大きな会社・仕組みの中で働くことに飽きた人」へ
他の企業で設計担当として働いている方に伝えたいことがあります。
「プロジェクトの一端だけを担当し続けている」「決まったルーティンワークに飽きてきた」——そういう感覚がある人は、LSが合うと思います。
LSでは、ヒアリングからデザイン提案、図面、プレゼンまで、設計として一気通貫で関われます。
私自身、店舗内装のキャリアはLSの1年だけ。
それでも場数が踏める環境があったから、今ここに立てています。
未経験の方でも、店舗経営者の視点を理解する姿勢があれば十分やっていけます。その視点は教えてもらうものではなく、数をこなして自分でつかむものですが、LSならその場数を短期間で積める。
大きな組織の一部ではなく、自分の仕事として設計に向き合いたい人が来てほしいと思います。