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【Member's Story 002】自衛官からエンジニアに転身!?CTO中筋丈人に聞いてみました

こんにちは!

ライフスタイルデザインの「赤いイナズマ」、永瀬です。

先日、夏休みをいただいて実家に帰省しておりました!

週末家にいなかったので、シャツをクリーニングに出す時間がなかったのですが、Non-Ironシャツがあったのでタスカリマシタ。

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さて、第1回からたくさんの方に見ていただき、求職者の方からも好評の「Member's Story」ですが

第2回は、CTOの中筋丈人氏の登場です!

自衛官からエンジニアというこれまた異色の経歴の持ち主ですが、仕事に対する価値観や、何故自衛官からエンジニアへ転向したのか、などなど盛りだくさんの内容となっております。

音声データも併せてどうぞ!

Member's Story:執行役員CTO 中筋丈人 by FABRIC TOKYO's Podcast


【プロフィール】中筋丈人

1980年茨城県出身。高校卒業後、陸上自衛隊に入隊 重迫撃砲副砲手として各種任務に従事。その後、ITエンジニアにキャリアチェンジをして、エンタープライズ系システム設計構築、大規模無線LAN設計構築などを経て、2013年NHNテコラスに入社し、サービス企画やITインフラの設計運用に従事。2015年アマゾンジャパン㈱入社 ディストリビューションセンターのシステム構築、運用業務に従事。2016年4月にリードエンジニアとしてライフスタイルデザインに参画。同年11月に執行役員CTOに就任。

【インタビュー本編】

「Member's Story」の第2回は、CTOの中筋丈人さんにゲストとしてお越しいただきました。中筋さん、よろしくお願いします。

中筋:よろしくお願いします。

森:ポッドキャストって出たことありますか?

中筋:あります。

森:どんなものに出たことがありますか?

中筋:友人のエンジニアが『soussune(そうっすね)』というポッドキャストをやっていて、それに1カ月ぐらい前に出て。もう公開されています。

森:何と検索すれば出てくるんですか?

中筋:「そうっすね」だと出てこないので…。

森:「そうっすね ライフスタイルデザイン 中筋」とかですか?

中筋:そうっすね。(笑) それで出てくると思います。検索したことないけど。

森:では、中筋さんのポッドキャストを聞きたい場合は、「そうっすね ライフスタイルデザイン 中筋」と検索したら出てくるかもしれない…。

中筋:そうですね――あ、出てきますね。Googleだと3番目に出てきます。

【参考】11. 自衛隊からCTOになった話 | soussune - エンジニアわいわいポッドキャスト「そうっすね」(2017年06月20日)

森:SEOもうちょっと頑張ってほしいですね。

中筋:そうですね。ちょっと言っておきます(笑)

なんて面倒くさそう事業なんだ、と思い入社を決めた

森:「Member's Story」ということで、うちで働いている人たちが普段どんなことを考えているかとか、そういったことをインタビューしていきたいなと思っているので、回答していただければと思います。

中筋:はい。

森:簡単に、どんなことをライフスタイルデザインでやっているかを話していただいてもよろしいですか?

中筋:はい。一言でいうと、当社運営サービスの「LaFabric」のシステムの開発ですね。

森:システムの開発というのは、どんなことですか?

中筋:お客様部分でいったら、ECのサイトのプログラミングであったりとか、ページをつくったりとか、あと裏側の部分でいったら、それこそデータベースの設計ですとか、あと裏側の部分でいったら、それこそデータベースの設計ですとか、あとはうちのサービスで、生産者側とつなげていくという目標があるので、そこの部分を実際につくっていくというところがありますね。

森:工場側との仕組みとか。

中筋:そうですね。バリューチェーンを構築するというか。

森:なるほど、わかりました。
では、そんなシステム開発、エンジニアリングを担当している中筋さんですけど、どんな経緯で今、ライフスタイルデザインにいるのか、教えてください。

中筋:はい。ITエンジニアになったのは10年ぐらい前で、何度か転職して、WEB系の企業とかSIerとかいろいろ渡り歩ていて、年齢的にもスタートアップで挑戦できるのは最後かなとか思いつつ、何か面白そうな会社はないかなと探している中で、ライフスタイルデザインの情報を見て、正直面倒くさそうなシステムをつくろうとしているなあというのに興味を持って、今ここにいますね。

森:最初は「面倒くさい」と思っていたんですね?

中筋:そうですね。今も思っています(笑)。

森:今お幾つでしたっけ?

中筋:今年で37(1980年生まれ)になります。

森:スタートアップは最後の挑戦だと思ったわけですね。何で今、もっと昔の話しなかったんですか?

中筋:さっき紹介した「soussune」でも、そんな話したから、はしょっちゃって。

森:もういいかなと、みたいな(笑)。ちょっと教えてください。

エンジニアになる前は陸上自衛隊という異色キャリア

中筋:分かりました。簡単に略歴を話すと、最初、学校を卒業して、カー用品店でメカニックみたいなことをやって、その後に陸上自衛隊に入って、陸上自衛隊で重迫撃砲というのを4年間撃ち続けました。退官して、それが26、7のときだったんですよね。そこからITエンジニアのキャリアになって、さっき言った流れになるという感じです。

森:なるほど。自衛隊で迫撃砲担当だったと。面白いですね。

僕は何度か聞いているんですけど、自衛隊ということを経験した後に、エンジニアの方にキャリアを転身されるじゃないですか。そのきっかけは何でしたか?

中筋:僕はもともとコンピューター好きだったので、退官した後に何しようかなと思ったときに、「コンピューター好きだから」というような感覚で始めたんですけど。もちろん、コンピューター仕事にすると、食いっぱぐれないだろうなみたいな、そういうのももちろんありましたけど。

森:将来性みたいな。抵抗感なかったですか?もともとエンジニアリングができたわけではない?

中筋:そうですね。最初はプログラミングなんて、趣味でちょっと書いた程度だったので。でもあまり抵抗感なかったですね。

森:非エンジニアの僕からしてみたら、20代後半ぐらいのときに転職するタイミングって、周りのエンジニアに追い付くのはすごい努力が必要なんじゃないかなと思うんですけど、そのあたりはどうだったんですか?

中筋:多分努力はしてきたと思うんですけど、基本的に僕、何でも楽観しているので、どうにかなるだろう、みたいな。あと、基本的に自分の能力を信じているという(笑)。

森:それはどういうことですか?

中筋:頑張ればできると。

森:できるはずだという考えから入るということですか?

中筋:そうですね。

森:それはやっぱりずっと持っているものなんですか?例えば学生時代とか、あとは自衛隊時代とか。

中筋:学生時代は正直なかったというか、そこまで考える機会がなかったので、何とも言えないんですけど、社会人になってからは、自衛隊も含めて、そういうことはずっと思っていました。やっぱり「できる」と思わないと、その時点で自分自身の成長にふたをしているのと同じことなので。基本的に何でもできると思ってやっています。

森:前職は大手ECサイト――Amazonという会社じゃないですか。それに至った経緯ってどんなところだったんですか?

中筋:もともと――これ言っちゃっていいのかな(笑)。仕事上お付き合いがあって、ヘッドハント的な感じですね。で、面接受けて、入れさせてもらうという感じです。

森:なるほど、そうなんですね。ちょっと微妙な話題でしたね。では、今のは聞かなかったことにしますね(笑)。

そんな中で、今、中筋さん、うちに入社してくれて、大体多分1年半ぐらいたったのかな、と思うんですけど、2016年の3月ぐらいからですけど、僕は最初に会ったときから、今はなきカフェで話したと思うんですけど、オフィスの横の。すごい魅力的な人だなと思って。魅力的というのは、僕はエンジニアじゃないので、エンジニアリングのところの能力とかよくわからないんですけど、まず、学生時代ヤンキーじゃないですか。

中筋:ヤンキー、なのかな?

森:非行少年でスケボーばかりしていた(笑)。

中筋:スケボーとか、ギターとかやっていましたね。

森:不真面目学生。

中筋:そうですね。ヤンキーはちょっと否定しますが(笑)、真面目かどうかと言われると、真面目じゃないです。

森:そんなところから自衛隊に入って、僕のイメージでは、自衛隊、すごい厳しい環境でいらっしゃって、そこからITエンジニアに転身するというチャレンジをして、世界でもトップクラスの企業であるAmazonでもエンジニアリングをして、「こんな面白い人がいるんだ」という最初は印象なんですよね。何かすげえ変わっているな、みたいな感じで、ぜひ一緒にお仕事させてもらいたいなというのが、多分約2年弱前ぐらいなんですけど、どうですか?うちに入って。

中筋:冒頭でも言いましたけど、面倒くさそうだなと思ったシステムはやっぱり面倒くさいし、これからもっと面倒くさいことをしなきゃいけないという意味では、やっぱり入ってよかったなと思いますね。

森:何ですか、それ(笑)。

中筋:「面倒くさい」というのは、つまり課題の山で、課題がいっぱいあるということは、それだけ…。

森:問題が山積みで。解決すべきところがいっぱい。

中筋:そうです。ソリューションがいっぱいあるということですね。

森:なるほど、なるほど。

中筋:そのソリューションを片付けるということは、ビジネス的にもインパクトがあるし、うちでよくユーザーとかカスタマー、あとはその裏側の生産している人たちにもベネフィット(利益)があると思っているので、だから面倒くさければ面倒くさい方がいいということです。そういう意味で、入ってよかったなという感じです。

森:なるほど。前回「Member's Story」、CFOの三嶋さんと話したんですけど、同じようなことを言っていましたね。仕事の魅力みたいなところは、どんなところなの?みたいな話を聞いたら、「こんなに複雑で難しくて、サプライチェーンが長くて面倒くさい仕事はない」みたいな。それに全部かかわれて、これは本当に成功したら、すごいビジネスになるんじゃないかみたいなことをおっしゃっていて、ドMなんだなあと思っていたんですけど、やっぱりCTOもドMなんですね。

中筋:そうですね。最適化され尽くしてしまった業界とかって、もう言ってしまえば、何もやることがないということなので。僕らみたいなスタートアップが何かやる意味もなくなっちゃうし。だから課題とかは多い方がいいですよね――という感じですね。

森:非常にアパレル業界、アナログですもんね。

中筋:アナログですね。

森:うちはだから生産も、商品企画も、物流面とかも、全部自社で見ていたりとするじゃないですか。だから大変ですよね。

中筋:大変ですね。大変だけど、そこがやっぱり面白いですよね。

森:そうですね、はい。ほかに何か担当分野の仕事とかってありますか?

中筋:そうですね。ちょっと技術的な話でいえば、例えば割と新しいテクノロジーはどんどん取り入れようとしているので、これを聞いて、うちに入りたいなと思ったエンジニアの人たちは、もう好きな技術を基本的には使えるので、どんどん応募していただければと思いますね。

森:具体的には今、どんな技術とかを活用しようとしているんですか?

中筋:そうですね。フロントエンドでいったら、ES6とか、TypeScriptの、モダンなJavaScriptですね。あとReactとか、Vue.jsとか、そういった割と新しいやつを使っています。

サーバーサイドの方は、言語はPHP使っていたりして、そこも僕はレガシーというか、割と古くから書かれているものなんですけど、フレームワークを並べて使ったりとか、その設計もドメイン駆動設計でやったりとか、今までちゃんとした設計ができなくて、歯がゆい思いをしていたエンジニアの人たちも、うちに来るといい設計ができるので、ぜひ来てください。

森:そういうのは積極的に、提案とかも取り入れるという。

中筋:そうですね。よくあるのが、新しい技術が出ても、これ君は使えるけど、ほかの人たちは使えないんじゃないの?みたいな話が結構出たりするんですよね。でも、基本的にそういうのはないので、みんな常に高いものを目指そうとしているので、それがサービスにとってよいものだったら取り入れるべきという考えでやっているものですから。なので、あまりそういった余計なブロッカーがないというか。

森:確かにうちはオールドビジネスとオールドエコノミーの分野をベンチャー企業でやっている割には、結構新しいサービスとか技術とか、積極的に取り入れようとしていくすもんね。

中筋:そうですね、そうなんです。



経営はいろいろ起こって感覚が麻痺る!?

森:うちに入って、自分は変わったなあとか、成長したなあみたいなことはありますか?

中筋:そうですね。あまり自分で変わった思うことはないと思っています。周りから見たらわからないんですけど。成長したなと思うことは、もともとマイペースだったんですけど、さらにマイペースになったなという――言い方が悪いですね。より一層動じなくなったという。

森:動じなくなった。ストレス耐性がついたということですか?

中筋:そうですね…。

森:ストレス耐性じゃないのか。

中筋:何ですかね。慣れていくというか。

森:麻痺ってきたということですね?

中筋:そうですね。まあいろいろあるじゃないですか(笑)。だからCEO、CFO、CTO、みんなどんどん動じなくなっていますね。

森:「前ああいうの、あったよね?」みたいな、そういう感じに。確かに会社を経営していると、麻痺ってきますよね。周りの経営している友人とかも、結構言います(笑)。

中筋:麻痺っていると。

森:そうそう。メンタルが強くなってくるわけじゃなくて、何か麻痺ってくるって。

中筋:この前Twitterか何かで流れてきたんですけど、CEOになると脳が破壊される、みたいな。

森:何かありましたね。

【参考】CEOになると脳にダメージを受ける:研究結果

上記を引用し、最も多くリツイートされたと思われるアカウント「生体装置部品」

中筋:要は脳のシナプスというか思考回路が最適化されていくという話だと思うんですけど。

森:あれ僕タイトルだけ見て、さっと開くのをやめて、スマホしまいました。

中筋:言っちゃいましたね。(笑) 破壊というよりも最適化。いろんなデシジョン(Decision)とかするじゃないですか。

森:では、プラスというか、「いいこと」ということですか?

中筋:経営という面に関してはプラスなんでしょうね。

森:人生というところにおいては、サイコパスになっていくみたいな、そういう感じですか?

中筋:まあ――そうですね。サイコパスかどうかはわからないですけど(笑)。経営者としては最適化されてきます。一友人としてはどうなのかみたいなのは、もしかしたら出てくるかもしれないですけど。

森:じゃ、経営をすればするほど、友達がいなくなっていくということで、会社の経営をやっておりますけれども、頑張っていければなと。

中筋:そうですね。そうしたらまた別の友人ができると思うので。

森:まあまあ――そうですね。友達なくしたくないですね、でも。

中筋:まあそうですね、はい。

森:どうしましょうか。そんなカオスな話をしているんですけど、オフの日の素顔ということを聞けと言われているんですけど、どんなオフを過ごしていますか?

中筋:これは――そのまま言った方がいいんですか?

森:そのままで大丈夫ですよ。

中筋:基本的には寝ていますね。で、午後起きて勉強したりとか。気になっている新しい技術のサンプルコード書いてみて、こういうふうにできるんだというのをやったりします。で、夜になって元気だと、社長と飲みにいったりすることもありますね。

森:そうですね(笑)。

中筋:結構な確率で。という感じですね。

森:中筋さんは本当に何か、誘ったら来てくれるという安定感がありますね(笑)。

中筋:基本的に土日に予定がないので。

森:僕も予定あまり入れない派ですね。うちそういう人多いじゃないですか?三嶋さんもそうだったんですよね。何か友達とドライブ行くと言っていましたよ。それで何もしゃべらないみたいな。何もしゃべらずに、東京ぐるぐるドライブしているらしいです、友達と。

中筋:三嶋さんは家で1人で無言か、ドライブしながら無言かという感じですね。

森:どのみち無言、みたいな。

中筋:そうですね。(笑)

森:会議していると、一番しゃべりますけどね。やっぱり二重人格なんですね。

中筋:AB型だからなのかな。

森:何か面白いですね。中筋さんって、家はどちらでしたっけ?

中筋:三茶(三軒茶屋)ですね。

森:前までは小田原で。

中筋:そうですね、小田原から一時期通っていましたからね。

森:もう今、考えられないんじゃないですか?

中筋:そうですね。もう無理ですね。

乗り物が苦手な中筋さんはいつも運転手

森:そんな強そうな中筋さんでも、実は苦手なものがあって。乗り物が苦手。

中筋:そうですね。飛行機は絶対乗れません。新幹線は、我慢すれば乗れます。

森:どうなっちゃうんですか?

中筋:多分――パニック障害というやつなんですけど、すごい動機が苦しくなって、とてつもない恐怖感に襲われるわけです。

森:なるほど。電車とかは?

中筋:電車は特急がちょっと苦手ですね。鈍行だったら大丈夫です。

森:それは速さのせいですか?

中筋:多分、長時間この乗り物から出られない、自分がアンコントローラブルな状況に置かれるのがだめなんですね。だから小田原に住んでいたときも、東海道線で通っていて、横浜、川崎あたりって結構距離長いじゃないですか。だからあそこの区間って、結構実は嫌いだったんです。

森:船も?

中筋:船も駄目ですね。

森:じゃあ、けっこう駄目ですね。

中筋:多分飛行機も、自分の操縦だったら大丈夫だと思います。

森:なるほど(笑)。車はいつも運転してくれていますもんね。3カ月に一回恒例となっている経営合宿では、いつも車担当ですもんね。

中筋:僕のこの持病のせいで、経営合宿が「車で移動できるところ」という(笑)。皆さんに合わせてもらっていますけども。

森:いやいや、毎回楽しんでいます。今までの経営合宿でどこが一番よかったですか?場所は。

中筋:そうですね。熱海よかったですね。

森:1年前。

中筋:この間も。

森:7月ですか。

中筋:そうですね。この間のところがよかったかな。1年前の熱海はホテルが…。

森:ちょっとゴージャス過ぎましたね。ゴージャス過ぎるというか、カップル専用みたいな、そんな。カップル用の部屋でしたね、それをぜいたくに、1人でみんな使っているという。何とも寂しい状況に置かれましたね。

中筋:そうですね。

森:確かに熱海、いいですよね。みんなで夜花火して楽しかったですね。

中筋:朝も海岸を散歩すると気持ちいいんですよ。

森:やっぱり海沿いいいですよね。

中筋:いいですね。

森:僕はどこだろうな。僕も結構熱海はいいなと思いますね。すごいいい感じの距離感だし、東京から。移動時間も2時間ぐらいですっと行けますし、ご飯もおいしいし、いろんなお店あるし。あとは朝起きて散歩もできるし、夜は海岸でみんなで花火しながらお酒飲んでいたみたいな、結構楽しいですよね。

中筋:そうですよね。そうなんです。

森:みんなうちのメンバー、経営合宿、「いいな、熱海行くとか」とか言っていますけど、僕らかなり勘違いされていません?

中筋:勘違いされています。別に遊びに行っているわけではないという。

森:そうそう(笑)。温泉も入るし、花火とかもするけど、本当、1日10時間ぐらい缶詰で、合宿で会議した後に、そういったことをやっているだけですもんね。

中筋:はい、そうです。だからもういつも1泊2日でやって、2日目の帰りなんてもう、みんな車の中で疲れ切って爆睡して。

森:みんな寝ていたり、無言だったりとか。もう大分疲弊していますよね。

中筋:していますね。もう結構いい意味で疲れ切りますね。

森:そうですね。ただ、何かいい感じのリズムになっているので、僕は経営合宿好きなんですけどね。

中筋:そうなんですよね。




いろんなクラスタが集まっているライフスタイルデザインの魅力

森:次の質問ですが、「メンバーが語るライフスタイルデザインの魅力」。何かありますか?

中筋:さっき言った、面倒くさいものをよりよくしようとしているというところは、仕事においてすごいチャレンジなんで、そういったところは魅力になると思いますけど。

あと、組織的な、人員構成的な話の魅力というと、若いメンバーが多くて、みんな何かを得ようとして働いているので、そういう意味では、ほかのスタートアップとかもそういうところあると思うんですけど、熱気みたいなのがもちろんあるし。そういったところが魅力じゃないですかね。で、ほどよく僕みたいな、ややおじさんみたいな人たちがちょっといて、何かバランスみたいなのも一応はとれているんじゃないのかなと思ったりします。

森:なるほど、なるほど。

中筋:森さんも30代ですよね?もう「若手」とは言われない。

森:そうですね(笑)。メンバーのバランスがよく、熱気にあふれているのが魅力だと。

中筋:そうですね。あとはITとファッションという2軸でやっているので、いろんなバックグラウンドを持って入ってきた人たちが多いんですよね。僕だったらエンジニアですし、たつさんとかだったら、ちゃんとアパレルもやっていたので。だから、結構知らないことをいろいろお互い知れて、そういうことからも面白いかなと。

森:確かに。誰かに何か聞けば解決すること多いですよね。生産の話とか、エンジニアリングの話も、素材とか、パターンとか、縫製とか。確かにそうですね。

中筋:だから本当に何か、みんなが同じクラスタの人じゃなくて、いろんなクラスタの人が集まっているから、そこはすごい面白いと思います。

森:確かに。中筋さん結構飲み会とかもメンバーと行ったりとか。飲み会というか、飯食いにいったりとか。

中筋:若い子たちをすしに連れていくとか。

森:渋谷ですか?

中筋:渋谷ですね。

森:誘われたことない(笑)。もう若手じゃないということですね?

中筋:森さんとは土日に焼肉で。

森:確かに。平日までいたくないと。

中筋:時間ないですからね。

エンジニアの3大美徳の話

森:確かに。そんな中筋さんが語る、ライフスタイルデザインの魅力。
三嶋さんにも聞いたんですけど、やっぱり役員ということで、結構頼られることも多いと思うんですけど、メンバーから。「実は内緒にしておきたい仕事のコツ」ってありますか?

中筋:あまり考えたことがなかったな…。

森:あまり人に話したことがないな、みたいな。でも、自分は実践していて、お勧めみたいな。

中筋:仕事のコツかはわからないですけど、2ちゃんねるのひろゆきさんも言っていましたけど、「明日できることは明日やる」みたいなのがあるじゃないですか。要はタスクのいつやるかみたいな話があるんですけど、「急がば回れ」で。目の前のことをやろうとするんだけど、一回ちょっと止まって、これって本当に今日やる必要があるんだったけ?みたいなのは、結構考えています。というのと、あともう1つは、メールはほとんど見ません。

森:どうしているんですか?

中筋:本当に重要なメールだったら、再度来るなり、電話がかかってくると僕は信じているので。結構外資の人たちって、多分この感覚多いです。

森:Amazonのときとかそうだったんですか?

中筋:そうですね。結構「ちゃんとやる」って、もちろん大事だけど、さっきの最初のタスクの話もそうだし、メールの話もそうなんですけど、ちゃんとやるというのは、大きな仕事をやる上で、ちゃんとやるって何が大事なんだっけというのは、コツかはわからないですけど、日々考えています。雑務で終わっているので。

森:なるほど。じゃ、同じようなことですね。「急がば回れ」ということもそうだし、メールをほとんど見ないというのも、あるいは重要なことを見極めましょうということですかね。最も重要なことに集中した方がいいんじゃないかということですね。

中筋:そうですね、はい。

森:なるほど、確かにそれはそうですね。でも、メッセージすぐ帰ってくる印象がありますけど。

中筋:そうですね。メッセージは割と基本的には、即答を期待されているから、messengerとかslackになるわけで、それはそういう前提があると思っているから返しています。逆にメールってそうじゃないときがあるので、見なくていいと(笑)。

森:なるほど。そうやってちょっと優先順位をつけられているということですね。役割が違うということですか。

中筋:そうなんですけど、まあ「面倒くさい」というのもありますけど。(笑)

森:エンジニアの三大美徳である――何でしたっけ?

中筋:怠惰、傲慢…。

森:怠惰。面倒くさくあれということですね。傲慢、あと短気。

中筋:そう、短気です。

森:怠惰、傲慢、短気。この3つをエンジニアは美徳として大事にしろという感じですよね。Rubyの開発者(まつもとゆきひろ氏)が言ったことでしたっけ?たしか。

中筋:誰でしたっけ?ソースは忘れちゃいましたけど。海外がソースだったと思います。

「怠惰・傲慢・短期」というと、ちょっと日本語だとネガティブっぽい言葉だから、誤解されやすいんですけど、原文で見ると、なるほどなという。

【参考】プログラマの3大美徳 by ラリー・ウォール - Wikipedia

森:なるほど。じゃ、本質的に理解したかったら、原文で読んだ方がいいんですね?

中筋:そうですね。まあ言い換えると、例えば「怠惰」だったら、「面倒くさいから自動化する」というふうに考えると、すごいポジティブな内容になるじゃないですか。ほかの人が面倒くさくならないように、今面倒くさいことをやって、将来的に楽をするとか、そういう考え方なので。怠惰という言葉だけで見ちゃうと、エンジニアじゃない人から見たら、「何という職種なんだ!」みたいな感じになるんですけど、一応そういう裏というか、深掘りするとそういうポジティブな意味が込められているということです。

森:ただ怠けていればいいというわけではなくて、怠けるためにしっかり自動化できるところは自動化しようと。人間がやる必要はないところはもう、やらなくていいところを大切に、それでシステムをつくっていきましょうみたいな。

中筋:そういった感じですね。

森:わかりました。中筋さんが今後、そういった感じで、うちの「面倒くさい」とおっしゃっている事業を、一緒に働きたいメンバーというのは、どういった人なのか、教えてください。

中筋:人物像という感じですかね。

森:三嶋さんは何と言っていたっけな――忘れました。。あ、「夢追い虫」と言っていました。(笑)何かそういうことを言っていました。夢を持って行動しようとしている人。どんどん連絡してきてくださいと言っていました。

中筋:三嶋さんっぽいですね。

森:そうですね。AB型のくせに。どっちの三嶋が言っているのか、気になりますね。

中筋:そうですね。でも、「家で1人で無言の三嶋さん」が言っていないことはたしかですね。

森:そうですね。何人いるんですかね、三嶋さんて。多重人格、阿修羅みたいな感じですね。

中筋:確かに、確かに。

森:どうですか?どんな人と働きたいですか?

中筋:エンジニアという文脈で言うと、やっぱり三大美徳を持っている人がいいなと思いますね。加えて、面倒くさいことをやろうとしているので、その面倒くさいものがきれいに片付いたときに、素晴らしい世界があるんだよというのを、長期的な視点で見て、一緒に働ける人かなと思いますね。

森:なるほど、なるほど。わかりました。ありがとうございます。
中筋さんから何かありますか?

中筋:特にないんですけど(笑)。

森:そうですね。普段から話していますもんね。

中筋:とりあえず、うちにどんどん応募したいと言ってきていただければいいんじゃないかなと。

森:CTOの回なので、きっとエンジニアの人が聞いてくれるんじゃないかなと思っているので、期待ですね。

中筋:そうですね。

森:今募集しているのはエンジニア?フロントエンド?

中筋:フロントエンド、サーバーサイド、UIデザイナー。

森:WEBデザイナーとUIデザイナーの違いというのは、中筋さんはどう思っていますか?

中筋:UIデザイナーは、より機能的な部分を考えられるという感じですね。今、WEBもいろんなことができるので、裏側で持っているステイトに応じて、そのUIを動的に切り替えるとか、あるいはこのボタンをクリックしたら、ここが動的に切り替わるとかあるので。紙をつくるような感覚でデザインというのができないので、そういうのをやっぱりイメージしながら、ここの様子がこう動いたらという部分まで先回りして考えないと、やっぱりデザインできないので。ちゃんと機能的に考えてできるのがUIデザイナーだと僕は思っています。

森:なるほど。そういったUIデザイナーを募集しているということで。

中筋:募集していますよ。

森:わかりました。年収応相談です。

中筋:(笑)

森:あと、ストックオプションの方も、うちは基本的にはストックオプションを全社員に持ってもらおうと、そういったような感じで考えていますので。今既に全社員持っていますしね。

では、そんな感じですかね。

中筋:そんな感じで。

森:今日は深夜作業ということですが。

中筋:これから深夜作業ですね。

森:本日(8/10)秋冬ものリリースするので、皆さん買ってください。今日のゲストはCTOの中筋さんでした。どうもありがとうございました。

中筋:ありがとうございます。

インタビューの音声データはこちらから!(Podcastで公開中)

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