当社のHRエージェント事業部のマネージャーとして、現在もプレイヤーとして現場に立つ我妻裕介。
人材紹介会社、消防士、そして再び人材紹介へと、少し遠回りなキャリアを重ねていく中で、理想のキャリアや人材業界の在り方について考えてきました。
なぜ、他の人材紹介会社ではなく、マルゴトを選んだのか。
本記事では、エージェント経験者である我妻が、これまでの葛藤と、いま感じている仕事の手触りについて語ります。
Q1. まず、これまでのキャリアを簡単に教えてください。エージェントとして、どんな経験をしてきたんですか?
RAから消防士へ👩🚒!“まったく違う道”を選んだ理由
新卒でウィルグループに入社し、最初は第二新卒向けの人材紹介で法人営業をしていました。その後、一度まったく違う道に進み、約6年間、公務員として消防士をやっていました。
もともと人材業界に入った理由は、「人の役に立つ仕事がしたい」という気持ちからでした。ただ、1社目で働く中で、人材紹介って思っていたほど綺麗な世界じゃないな、と感じる場面も多くて。
その反動もあって、「人の役に立つ仕事の究極系って何だろう」と考えたときに、衝動的に浮かんだのが消防士でした。
「何かが起きてから」ではなく、「起きる前」に関われる仕事を
消防の仕事はやりがいもありましたが、一方で強く感じたのが、「何かが起こってからでないと助けられない」という限界です。
社会から隔離されてしまった人や、心身を病んでしまった人を前にして、もっと前の段階で手を差し伸べられたら…と思うようになっていきました。
誰かの命や人生に触れる経験を振り返りながら、改めて考えたとき、仕事やキャリアって、人の人生にとってとても大きな要素だと感じたんです。仕事がうまくいっていれば、人生全体の幸福度も上がる。
その部分にちゃんと向き合える仕事がしたいと思い、人材紹介の世界に戻ることを決めました。
エージェントとして戻って感じた、やりがいと拭いきれない違和感
外資系の人材紹介会社では、両面型のエージェントとして約2年働きました。
消防士としての経験を経たことで責任感も強くなり、数字にも本気で向き合えるようになって、結果として社内で評価され、半年で役職に就く経験もできました。
一方で、モヤモヤが完全になくなったわけではありませんでした。
求職者の方には、本当は選考を受けている企業のメリットもデメリットも伝えたうえで、次のキャリアを選んでもらいたいのに、売上を作るために、その順序を逆転させなければいけない場面がどうしても出てくる。
叶えたいのは「求職者の方の希望するキャリア」なのに、まずは数字「売上達成」という状況に、このままでいいのかな」という違和感が、少しずつ積み重なっていきました。
Q2. エージェントの仕事自体は好きだったと思うんですが、「このままでいいのかな」と感じ始めたのは、どんな瞬間でしたか?
はっきりとしたターニングポイントがあったというより、違和感が少しずつ積み重なっていった感覚でした。
1社目のときは、第二新卒がメインの支援層だったこともあり、「この人の将来をどう描くか」というより、「大量募集している企業にどれだけ当て込めるか」でKPIが測られる世界でした。
正直、人生レベルでのやりがいは感じられなかったですね。ただ、新卒だったので、「アポが取れた」「自分が開拓した企業で決まった」といった、小さな成功体験は素直に嬉しかったです。
3社目では、ある程度自分のやり方で売上を作れるようになっていて、1社目で感じていたモヤモヤは、半分くらいは解消できていました。ただ、それでも超えられない壁がありました。
先ほども少し触れましたがどうしても「メリットだけを強調する」「選択肢を狭める」営業をしなければいけない場面が出てくる。
「納得いくキャリアを実現したうえで転職する」という順序を大事にしたかったのに、数字を優先するために、その順番を逆転させなければいけない。
その違和感を、最後まで拭いきれなかったですね。
Q3. そんな中で、マルゴトを知ったきっかけと、最初の印象を教えてください。
きっかけは、1社目の同期だった事業部長からの連絡でした。
1年に1回くらいは会っていたんですが、彼に子どもが生まれてからは、2年ほど会えていなくて。そんなタイミングで突然「一緒にやらない?」と声をかけられたんです。
正直、最初は冗談だと思いました(笑)。
でも話を聞いていくと、マルゴトという会社で、これまで感じてきたモヤモヤを解消できるエージェントを本気で立ち上げようとしていることが伝わってきて。
不安がなかったわけではありません。外資系の人材紹介会社で得られていた成功体験を手放すことへの葛藤もありましたし、英語が飛び交う環境で働くことが楽しくて、日系企業に戻るイメージが正直あまり湧いていなかったんです。
Q4. それでも入社を決断したのは、どういう理由があったのですか?
大きく2つあります。
1つ目は、事業部長の本気度です。
彼が本気で何かをやろうとしてきたときは、必ずやり遂げてきたのを知っていました。「これは本気なんだな」と感じて、その熱に押された部分は正直あります。
もう1つは、自分自身の初心に立ち返ったことです。
消防士を退職する時も、「何かが起こる前に人の役に立ちたい」と思っていたはずなのに、いつの間にか、売上のために人のキャリアを扱っている感覚になっていた。それは本末転倒だな、と。
最後の一押しは、マルゴトを調べていく中で、当時の代表が同じ北海道出身で、しかも高校の先輩だったことを知ったことです。
さすがに「運命かもしれない」と思いました(笑)。
Q5. 実際に入社して、働き方はどう変わりましたか?正直、良かったことも大変なことも教えてください。
働き方の面では、かなり改善されたと思います。
時間の使い方を自分で設計できるようになりましたし、「ちゃんと人として働けている」という感覚はあります。
ただ、楽になったかと言われると、決してそうではありません。
売上起点の人材紹介ではない分、こちらが紹介した案件を必ずしも承諾してもらえるわけではない。その難しさは、想像以上でした。
でも、その分「どうすれば本当に納得してもらえるか」を徹底的に考えるようになりました。楽ではないけど、手応えはあります。
Q6. 今はマネージャーとして、プレイヤーも続けていますよね。マルゴトでのエージェントの仕事は、どんなところが面白いと感じていますか?
求職者の方から「転職してよかったです」と言ってもらえたときですね。
特に、「他のエージェントではなかなかないですよね」と言われることがあります。
マルゴトでは、自社で紹介する案件だけでなく、他社エージェントから提案されている案件についても、メリット・デメリットをフェアに伝えます。その人のキャリア軸に照らしたときに、どちらが良いかを一緒に考える。
面接対策もテンプレではなく、個別に資料を作ってすり合わせていきます。
売上至上主義ではないからこそ、逆に難しい。でも、その難しさを超えるために、解像度の高い情報提供ができるようになる。そのプロセス自体が、エージェントの仕事をもう一度面白くしてくれていると感じています。
Q7. 最後に、少し前の自分と同じように悩んでいるエージェントに、今だから伝えたいことがあれば教えてください。
「その世界だけが正しいと思わなくていい」ということですね。
自分が実現したいと思っている世界を、簡単に諦めないでほしい。
ギャップがあるなら、その差をどう埋めるかを考えて、行動して、PDCAを回していけばいい。時間はかかるかもしれないけど、本気で向き合えば、実現できる可能性はちゃんとあると思っています。
まるごと人事エージェントで働くうえで大切なのは、求職者ファーストでもあり、企業ファーストでもあり、そして自分ファーストでもあること。その「三方良し」を本気でやろうとする意欲と覚悟があれば、挑戦する価値はあると思います。
我妻さん、ありがとうございました!
キャリアを重ねていく中で、「このままでいいのかな」という疑問は誰しもが抱くものだと思います。
その感覚は、これからのキャリアを考えるうえで大切なサインかもしれません。
マルゴトには、売上だけに偏らず、人の想いも大切にするエージェントとしてのあり方を追及できる環境があります。
もし今、自分の仕事に少しでも引っかかりを感じているなら、選択肢のひとつとしてマルゴトも知ってもらえたら嬉しいです!
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