こんにちは。
勤務先薬局での棚卸業務を終えたばかりの調剤大好きC子です。
3ヶ月に1度巡ってくる棚卸、もうかれこれ30回近く経験してきたでしょうか。
そんな私が、数ある薬局業務の中でも、DXによる業務効率向上をもっとも肌で感じているのが棚卸です。1点1点、医薬品類を数えていく作業自体に変わりはないのですが、「棚卸補助アプリ」登場により、これまで大量に印刷・消費してきた紙、所要時間などが大幅に削減、我々スタッフの心身的負担も随分軽くなりました。初めてこのアプリを使って医薬品箱をスキャンしたときの感動と言ったら…。
薬剤師やファーマシーテクニシャンであれば、毎日必ず触れるのが当たり前の数多の医薬品ですが、入力スタッフ達となると必ずしもそうとは限らないですよね。スタッフ総動員で対処する棚卸作業中、彼女達にとっては10錠シートや14錠シートの判別、分包顆粒品の束数、多岐にわたる規格やメーカーなど留意すべき項目が多く、棚卸自体がこれまで相当なプレッシャーだったはず。それが今や、医薬品バーコードをスキャンさえすれば、1シートあたりの錠数確認、期限登録、作業中の修正もサッと可能になりました。いちいち紙に記入する手間も省け、誰もがサクサクと棚卸を進めることができ、これまで棚卸といえば“残業確定”だったのが、時間内に終わるとは…画期的とはまさにこのことです。
とはいえ、人間の欲は際限ないものですね。
格段に便利になったものの、まだまだ「こうだったらもっと楽になるのに…」というさらなる思いは尽きません。通常の薬局営業と並行して進める棚卸作業中には、途中でTELが掛かってきたり、患者様の来局対応、入力・調剤も当然あります。その度に、いったん棚卸現場を離れざるを得なく、もう一度戻ったときに「あれ?どこまで数えたっけ?」となることも。こうなると、カウントミスや漏れの可能性も否定できません。一つ一つ紙に記入しながら進めていたアナログ的棚卸の頃は、そういったお悩みはなかったのですが、DX化が進んだことにより、別のあらたな課題も生じてきたようです。
棚卸に限らず、薬局業務周りでの「こうだったら良いのに…」といった期待感は、どこの薬局でも、他にもまだまだありそうです。こうした気付きは、薬局DXが進み、実際に利用したからこそ生まれる“現場発リアルな思い”と言えるでしょう。
「今までずっとこうやってきた」「こうするしかないと思っていた」と諦めるのではなく、「こうだったら楽なのに…何とか解決できないか」という思いがあれば、ぜひmediLabにお寄せください。
「まもる君」「kakeru君」など既存プロダクトに限らず、薬局業務周りのことであれば、薬局向けAIサービスの企画・開発に日々取り組むmediLabエンジニア達が耳を傾けますよ。
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<2025.8.21>