どうも、mediLab CEOの松田です。
すっかり季節は冬、12月ですね。街の空気は冷たいですが、mediLabの開発現場は熱気に包まれています。
今日は少し時計の針を戻して、アイセイ薬局 西荻店様を訪問した「あの夏の日」の話をさせてください。 今でこそ当たり前のように動いている機能も、当時はまだリリースされた直後。 実はこの日、我々開発チームにとって、一つの「大きな挑戦」がありました。
文字通り「出来立て」の機能を現場へ
西荻店様は、非常に多くの医療機関からの処方箋に応需される、多忙な店舗です。 訪問当日、我々は「インタビューのわずか2時間前に実装・リリースしたばかりの新機能」を、その足で店長様にお見せしました。
それが、ハイリスク薬やRMP(医薬品リスク管理計画)に関わる「加算取得可否支援機能」です。 今では多くのユーザ様にご愛用いただいているこの機能ですが、当時はまだ世に出たばかりの、まさに「湯気が立つような」状態でした。薬剤師の皆様が現場で一番ストレスを感じるのは、算定への「迷い」です。
「これ、前回説明したっけ?」「今回算定して大丈夫か?」 その確認のために過去の記録を遡る時間は、多忙な現場では命取りになります。
そんな中、あの日のKakeru君は、画面上でこう言い切りました。
「ハイリスク加算、取れますよ!」
あるいは逆に、
「今回は算定できないと思われます」
この表示が出た瞬間、店長様が「これは感動的ですね!」と仰ったのが忘れられません。AIが過去の膨大なログを一瞬で解析し、「いける/いけない」を断言する。
これにより、薬剤師様は「確認作業」から解放され、自信を持って目の前の患者様に向き合える。これこそが、我々が技術で解決したかった「現場の痛み」でした。
最後の砦としての「安全性」
また、この日の対話でハッとさせられたのが、「医療安全」に対するプロフェッショナルな姿勢です。
「加算が取れるかも大事だけど、それ以上に『これで本当に大丈夫か?』という安全性の確証が欲しいんです」
「どれほど注意していても、見落としへの不安はある。だからこそ、最後の砦としてAIにチェックしてほしい」
痺れました。Kakeru君は、単なる「効率化ツール」や「点数稼ぎのマシーン」であってはならない。薬剤師という、命を預かるプロフェッショナルの「背中を守るパートナー」でなければならない。
店長様が語る「理想の薬局像」に触れ、我々が背負っている責任の重さと、それを技術で支えるやりがいを改めて痛感した一日でした。
そして、12月の今。
あれから数ヶ月。
あの時、西荻店様にいち早く触れていただいた機能は、今や「当たり前品質」**として実装され、さらなる領域まで進化を遂げています。
「開発した機能は、現場で使っていただいてこそ価値がある」
リリースして2時間後に目の前で「感動」というフィードバックをいただいたあの経験が、今の爆速開発の原点になっています。西荻店の皆様、あの時の「挑戦」を温かく受け入れてくださり、本当にありがとうございました。いただいたアイディアの数々は、12月の今、さらに進化した形となって皆様の画面にお届けできているはずです。冬の寒さに負けず、mediLabはこれからも現場と共に走り続けます。
<2025.12.30 mediLab CEO 松田悠希>