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町家再生協議

先日の週末を利用して京都に赴き、関係者で協議して来ました。

今回は地元の方も参加して頂いたのですが、町家を利用した「民泊による近隣住民への被害」は結構深刻なものになっているようです。
地方創生や民泊、古民家再生というキーワードには人が惹きつけられるものがあるのかなと思いますが、光には必ず影が付き従います。
その影を理解した上でなるべく影を薄くできるようにし、近隣とうまく付き合っていける再生法を考えていきたいと思う次第です。

当社が今取り組みたいのは、町家を利用したベンチャーインキュベーション施設です。
京都には大学が沢山あり、学生の街でもあります。
その学生たちの「柔らかいアタマ」を使わない手はありませんし、潜在的にも起業家たちが育ちやすい土壌だということはセラミックやゲーム機メーカーなどの躍進を見ていても分かることです。
ですが昨今では、構想をぶつけたり話し合ったりできる場が無いようにも思えます。
そこで、みんなが集まり易く寛げるような町家をシェアオフィスのようにできないかをチャレンジしてみたいなと思っています。
民泊については、以前も書いたように「安かろう悪かろう」から来ている宿泊客のモラルの低さも原因の一つだと思っていますので、「ホンモノ民泊」と銘打って1人あたりが周辺相場価格よりも高い代わりに古来からの技術や本物の建材を使った空間を提供していきたいなと考えています。
ですが場所も大切ですので、なかなか理想的なものとは出会えないのかなと。
ですから今は町家ベンチャーオフィスを推進していこうと考えています。

本格的に動き出すのは桜の季節が過ぎた頃から。
京阪神の学生さんで手伝って下さる方がおられれば是非!!

茗渓コンサルタンツ株式会社 では一緒に働く仲間を募集しています
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