micsのクリエイティブディレクター森が語る、クリエイター3か条とは?

ライター・デザイナー・ビデオグラファーの複数のプロダクションから成るフリーランスクリエイター経済圏『mics(ミックス)』。Webメディア、ブランディング、デザイン、映像など、さまざまなジャンルのクリエイティブ領域を横断して、名古屋スタートアップ株式会社、チームどみにおん、株式会社カチノデが合同で事業を行っています。

今回は、株式会社カチノデの代表であり、micsのクリエイティブディレクターでもある森 一浩に、マネージャーの若目田がインタビューしました。

森 一浩|プロフィール

1995年生まれ、愛知県出身。愛知県立芸術大学在学中に、名古屋大学発ベンチャー「Tier IV」のグループ会社としてクリエイティブデザインオフィス「株式会社カチノデ」を設立。グループ会社のデザイン以外にも多数のクライアントワークを展開している。2018年、『mics(ミックス)』の創業メンバー&クリエイティブディレクターとして、ベンチャー・スタートアップ/第二創業を中心にデザイン/広報・PR/ブランディングなど、多角的にクリエイティブ領域でのサポートを行っている。

“やりたいこと”を軸に、変化し続ける

若目田:デザイナー、ディレクターと、森くんは色んな側面がありますよね。“自分”を一言で表すと、どんな人ですか?

森:「常に変化する人」。本質的にやりたいことは決まっているけれど、表面的にしていることは常に変わっているというか。いろんなことをしているので、外から見ると「こいつは何をやっているんだ?」と思われるかもしれません。でも、実は繋がっていて。

若目田:芯の部分は変わっていないけれど、表面上は変化しているように見える、と。

森:そうですね。あまり、“こだわり”がないんですよ。「これがやりたい」とか「特定の何かを作りたい」というマインドはないんです。ただ、やりたいことというのが1つあって。

若目田:芯の部分ですよね。どんなことをやりたいのでしょうか?

森:普段何気なく過ごしているところにも、実は価値となりうるものが眠っているのではないかと思っていて。そういう、まだ見えない価値や、まだ気づいていない価値を引き出すようなデザインがしたいと思っています。

若目田:プロダクトをゼロから作り上げるというよりは、既存のものをリブランディング、付加価値を付けて世の中に再び出すということですね。

森:そうですね。その具体的なやり方については限定していません。だから、表面上は変化しているように見えるんじゃないかと思います。

(写真:カチノデメンバーの江坂氏と森氏)

若目田:ありがとうございます。では、私たちが初めて出会って、こうして一緒に仕事をすることになったきっかけを話してもらえますか。

森:オプティマインド(物流AIのスタートアップ)の松下社長が開催してくれた起業家飲み会で、初めて出会いましたよね?その次に鍋会をやって。それがきっかけで、micsのもう1人の代表・チームどみにおんの長谷川 滉と私と若目田さんで、1回集まることになって。そこで、micsの構想や、どういうものを作ろうとしているのかを共有しました。

若目田:自分で聞くのも気が引けるのですが…私と初めて会ったときは、どんな印象を受けましたか?

森:第一印象は、「イカツイ兄ちゃんだな」と(笑)。でも、話し始めるとスイッチが入って、どんどん話し出しましたよね。お互いの会社の雇用形態も似ていて、共通の悩みもある。

若目田:お互い、状況が似ていましたもんね。

micsは、“今の働き方”を象徴する組織

若目田:冒頭で、森くんの職業を一言で表すなら「変化する人」だと伺いました。とはいえ、立ち位置としては、デザイナーやディレクターになりますよね。その視点から見て、micsはどういう組織だと考えていますか?

森:今の働き方を象徴するような組織だと思っています。micsでは、いろんな人たちがプロジェクト単位で集まって何かを作り、プロジェクトが終わったら一時的に解散します。プロジェクトが始まれば、また集まって。

micsの各クリエイターは、基本的に何かしらのスキルを持っていて、中には大学生もいるし、フリーランスの人もいます。そういった人たちが集まって、1つのプロジェクトを成立させているのは、今の働き方や時代の象徴なのかなと思います。

若目田:森くん自身は、そういう働き方をしたいという思いはありましたか? 結構、仕事好きですよね?

森:仕事が好きというより、デザインが好きなのかもしれません。働き方が変わっていくという話は、大学1年生ぐらいのときに聞いていて。1つの企業に入り、そこでずっと仕事をするという働き方は、これからの時代もう古いよねと。それに影響されました(笑)。

若目田:たしかに、私たちmicsの組織はリモートワークで、フリーランスしかいないですよね。

クリエイターであるための3か条とは?

若目田:では、ここからは今日の本題…今から無茶ぶりをします(笑)

森くんが考えるクリエイター3か条とはなんですか? 森くんが「変化し続ける人」であり、クリエイターでいるための必要な条件・素質を教えてください。

森:ある分野において、普通の人よりも圧倒的に量をこなしている(作っている)こと。作ることを楽しんでいる人。今まで誰も作ったことがないものを作ろうとする、新しいものを開拓していく姿勢があることです。

若目田:なるほど。1つめの、「ある分野において普通の人よりも圧倒的に量をこなしている(作っている)」とは、どういうことですか?

森:クリエイターは、直訳すると「作る人」ですよね。作る人が作っていなかったら、作る人ではないなという。

若目田:常に作り続けることが大事だと。そう思うにいたったきっかけはありますか?

森:大学2・3年生のときに、就活に向けて自分の今までの活動を振り返ったとき、何も作品を生み出していないなと思いました。作ってはいたんですけれど、全然量がないなと。そこで初めて振り返って気が付きました。

若目田:そうなんですね。2つ目の「作ることを楽しんでいる」というのは?

森:これは、“快楽”のような“楽しむ”という意味ではなく、どちらかというと研究というニュアンスですね。自分が作りたいものを探っていくことや、単純に作って「わぁ、楽しい」ではなく、「作ること」自体を楽しむというか。

若目田:創作へのモチベーションですね。では、3つめの「今まで誰も作ったことがないものを作ろうとする、新しいものを開拓していく姿勢があること」とは?

森:世の中にはいろんなクリエイターがいて、膨大な量の作品があると思います。けれど、それとまったく同じものを作っていたら、ただ作り直されているだけになりますよね。それが、今の時代に合った作られ方をしていたり、別の視点・考え方が織り交ざっていたりするなら、その人はクリエイティビティを持っていることになります。

まったく同じ、例えば模写などは、コピー・模倣であり、職人さんに近いのかなと思います。伝統をそのまま受け継ぐという意味で。クリエイターは、やはり新しい視点が入っているかどうかという点で、違うかなと思います。

若目田:職人と呼ばれている「クラフトマン」と「クリエイター」は違うと。そして、森くんはクリエイターでいたいと。

森:クリエイターとクラフトマンは、対立する概念ではないと思っていて。クリエイターであり、クラフトマンである人もいると思うんですよ。扱っているものは伝統的だけど、そこにクリエイティビティを発揮している、違う視点を盛り込んで作っている人はいっぱいいると思います。

若目田:なるほど。では、最後の質問になります。今、それぞれの想いを並行させてmicsという会社を運営しています。森くん自身は、micsをどう作っていきたいのか、どんな人と働きたいという、ちょっと先の未来を考えていたら、教えてください。

森:先ほどの、クリエイター3か条のような考え方に共感できる人と一緒に仕事が出来たらいいなと思います。

それから、今私たちは、地元の名古屋に特化して、名古屋だからこそできることを展開しています。それができるのは、今このタイミングだからこそだなと思っていて。強豪とか少ないじゃないですか。そんな中で、“これからの名古屋”を作っていけることにモチベーションのある人だったらいいなと思います。

若目田:ありがとうございました。


執筆:吹原

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