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「これ足りないと思うので、やっちゃいますよ」的なノリで仕事ができる人は成長していける環境だと思います。

当社社員のワークスタイルを紹介するシリーズ、今回は当社の3代目 M Cloud Brothers リーダーこと、佐井高志です。


●経歴
中央大学理工学部卒業、中央大学大学院理工学研究科修士課程修了。在院中の研究 「製品属性と使用者・使用状況の関わりに基づく人的エラーの予測」 で、2014年日本品質管理学会の研究奨励賞を受賞。 2002年、新卒でフューチャーシステムコンサルティング(現フューチャーアーキテクト)株式会社に入社。流通業の情報系システムを中心に9つのプロジェクトに従事。 2008年より当社入社。システム開発の責任者として、「MINAGINE就業管理」 などの開発を担当。2012年より オフショア開発を推進、ベトナムに駐在してシステム運用保守・開発を担当。現在は全社的なシステム利用方針策定、業務のIT化推進に取り組んでいる。
2017年4月より、HR クラウドサービス事業部の部長に就任し、システム開発だけでなく、事業部のマーケティングや営業も統括していく(予定)。

SEの仕事とはどのような仕事をするのでしょうか

システムというのは領域が広くて、SEの仕事のイメージが強いプログラミングは、その中の一要素です。プログラムのほかにもサーバー、サーバーの上に乗せるWebサーバー、データベースサーバー等、いろんな構成要素があるので、それらをメンテナンスしています。大きな会社だと構成要素別に担当が分かれることが多いのですが、弊社はまだ小さな会社なので、すべて見ています。システムの仕事は家を建てるのに似ています。例えば、家を建てる際には図面引く建築家、基礎工事をやる方、内装や壁を塗る方と色々な工程を色々な人が行います。システムでは一番最初は、システムで何を実現するのか決め、次にそれをシステムに落とし込む為にどう設計するか。設計した後はテストし、その後もメンテナンス等があります。まさに家を建てているみたいな感覚です。




文系の学生はSEになることに苦手意識があるように思いますがどう思いますか

文系でも就職してSEになる事は昔からありますが、文系でも理系でもSEに向いているかどうかはあまり関係ありません。私は理系ですが、学生時代にコンピュータ使ったことはなく、会社に入って研修で初めてプログラミングを経験しました。当時は3ヵ月プログラミングすれば、恐ろしいことにプロとして仕事できる世の中でした(笑)。 文系でも理系でもある程度のセンスは必要かもしれません。昔はプログラマーになるには会社に所属しなきゃいけませんでしたが、現在は趣味でプログラムをやっている人も結構多いので、SEの経験がない人も独学で、周りから「意外とセンスあるじゃん!」と噂になる話もあります。



SEでのセンスとはどのようなセンスでしょうか

算数が得意という感じです。システムはy=f(x)がたくさんある形なので、それを感覚的に理解できるようにならないと厳しいというのはあります。どうしても駄目だという人以外は、慣れればハードルは高くないです。世の中で流行っているサービスは、システムとしてはあまり難しくなく、アイデアの部分が重要なことが多いです。アイデアと、ちょっとしたプログラミング能力があれば、今は事業として成功するんじゃないかと思います。作ってみて本当にいいものであれば、誰かがきちんと作ってくれるし、システムとしてすごいものを作る必要はないんです。Facebook等も今は難しいことをやっていますが、初期はもっと単純なものでした。

ベトナムでの勤務について日本と変わった部分はありますか

ベトナムでは停電が起こったり、海底ケーブルが切れてネットワークが遅くなるということは時々あります(笑)。 ベトナムでシステム業界というのはとても新しい業界なので、中年の方があまりいません。20代後半の若い人が多く働いています。同年代で皆仲良いので、就業時間外に皆で遊んだりもします。ベトナム独特の商習慣というのはあまりなく、日本と変わらず仕事を進められています。母語が違うので、社員とコミュニケーションをどのようにとるかというところが課題です。現在は日本語を喋ることができる社員がいるため、仕事の指示は日本語で行っています。



佐井さんから見て、新卒でミナジンで活躍できる人とはどういう人ですか

弊社のようなベンチャー中小企業は、足りないピースがたくさんあります。そういった意味ではどのような人でも活躍できるのですが、強いて言えば自ら足りないピースを埋めていく人がいいと思います。「これ足りないと思うので、やっちゃいますよ」的なノリで仕事ができる人は成長していける環境だと思います。 仕事には、少しのセンスについても大事だと思っています。センスというのは様々あると思うのですが、仕事をしていくうちにわかってくる適性のようなものだと思っています。以前所属していた会社に入社した際、「リーダーシップとは、英語で言うとlead(引っ張る)。リーダーシップというのは役割、役職じゃない。引っ張るのに役割、役職等は関係ない。新卒社員は会社の社員としては無能かもしれないが、例えば会社で一番大きなあいさつをするのもリーダーシップで、それでチームに活力を与えることがあるのかもしれない。」という話をいただきました。 リーダーシップは「組織をよくしよう」という行動の小さな積み重ねだと思います。システムの仕事には、細かくて未知の仕事がたくさんあるのですが、3時間くらい調査して手を動かしてみたらその細かい領域について社内で一番詳しくなっていたりする。そのような小さなところでリーダーシップをとっていくことが、結果として会社にいい影響を及ぼすことになる。弊社には足りないところがたくさんあります。率先して組織を良くしていこうとするリーダーシップが僕の中での仕事のセンスだと思います


就活生の皆さんへ一言

新卒での就職というのは、多くの人にとって最初の大きな選択だと思います。就職の目的というのは、自分自身の才能の発見だと思っています。例えば、アスリート等すごい才能持っている人は、我々よりもっと早く才能が開花し、活躍しています。就職というのは、自分の持つ才能をどうやって開花させるかを決める場所だと思っています。 就活生の皆さんには、自分の才能と、その才能を伸ばす仕事のスタイルというのをきちんと考えて、自身にとって最善のチョイスをしてほしいと思います。私自身はたまたまプログラムやシステムのことについてある程度の才能があった訳ですが、最初から才能を見越して就職したかといえばそうではないです。とはいえ、自分の選択に確信をもって進めば生き方はよくなるはずなので、自分の才能と、仕事のスタイルをしっかりと考え、自分にとって最善のチョイスをして、いい人生を獲得してほしいなと思います。

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