でも、マーケをするなら「知らないまま」は通れない法律の話。
採用面談で、よくこんな質問をもらいます。
「入社するまでに、何か勉強しておいた方がいいことはありますか?」
この質問に、私たちはいつもこう答えています。
「特別な勉強はしなくて大丈夫です」
でも、そのあとに必ず続く言葉があります。
「ただし、マーケをするなら、知らないままではいられないことはあります」
それが、法律です。
マーケは、自由。でも【 何でもアリ 】ではない
マーケティングという仕事は、アイデアを出したり、表現を考えたり、伝え方を工夫したり…とてもクリエイティブで、自由度の高い仕事に見えます。
でも同時に、お客様にどう伝えるか、何を約束するのか…という責任が、常にセットでついてきます。
だから私たちは、「入社前に知識を詰め込んでほしい」とは思っていませんが、
マーケティングに関わりたいと考えているなら、最低限、こんなルールのもとでやっている仕事なんだよということを、今回はお伝えしようと思います。
マーケに関わる人が、必ず触れることになる法律
ここからは、「全部覚えましょう」という話ではありません。
「こういうものがある」と知っておくだけで、仕事の見え方が変わる
そんな法律を紹介します。
1)広告表示に関する法律
景品表示法(景表法)
広告や表現において、実際より良く見せすぎていないか、お客様を誤解させる表現になっていないか、を定めている法律です。「ちょっと盛る」「伝わりやすくする」と「誤解させる」は、紙一重。マーケでは、この線引きを常に意識します。
医薬品医療機器等法(薬機法)
特に、化粧品、健康食品、サプリメントなどに関わる場合、避けて通れません。
「効果がある」と言いたくなる場面ほど、言ってはいけない表現があります。
マーケは、
「言いたいことを言う仕事」ではなく、「言っていいことを、工夫して伝える仕事」だと実感する法律です。
2) 契約・取引に関する法律
特定商取引法(特商法)
ECや通販に関わると、必ず出てきます。表示しなければならない情報、解約や返品のルールなど、お客様との“約束事”を明確にする法律です。マーケは集客だけではなく、「その後の体験」まで含めて設計する仕事だと気づかされます。
不正競争防止法
他社の真似をしすぎていないか、誤認させる表現になっていないか、競争の中で、
やっていいこと・ダメなことの境界線を示す法律です。
「勝てばいい」ではなく、「どう勝つか」が問われます。
3) 権利に関する法律
著作権関連法規
画像、動画、音楽、文章など、マーケ素材の多くは、誰かの「つくったもの」。
「ネットにあったから使える」ではなく、誰の権利かを考える癖が必要になります。
商標法
商品名、ブランド名、ロゴなど「名前をつける」こと自体が、法律と深く関わっています。ブランディングと法律は、実はかなり近い存在です。
個人情報保護法
顧客データ、アンケート、LINEやメールアドレスなど、マーケでは、お客様の情報を扱います。だからこそ、信頼を壊さない扱い方が前提になります。
これらを「覚えてから来てほしい」わけじゃない
ここまで読むと、
「大変そう」
「難しそう」
と思ったかもしれません。
でも、私たちが伝えたいのは、
「入社前に全部勉強してきてください」という話ではありません。
そうではなくて、マーケは自由だけど、責任がある仕事。表現には、必ず誰かへの影響がある。だからこそ、考えながら進める仕事だということを、知った上で、この仕事を選んでほしいということです。
この会社でマーケをする、ということ
私たちは、ノリだけでやるマーケや数字だけ追うマーケではなく、「ちゃんと考えて、誠実につくるマーケ」を大切にしています。
法律は、縛るためのものではなく、守るためのものだと思っています。
- お客様を
- チームを
- 会社を
そして、自分自身を守るための前提知識。
もしこの記事を読んで、「面倒くさいな」「自由にできなさそう」と感じたなら、正直に言うと、株式会社未来のマーケの仕事は合わないかもしれません。
でも、
- ちゃんと考える仕事がしたい
- 誠実に価値を届けたい
- 自由と責任、どちらも引き受けたい
そう思ったなら、きっと楽しい仕事になると思います。
今すぐ転職しなくても大丈夫です。
でも、いつか一緒に考えられたら嬉しいです。