みなさんはじめまして、須田です。ミラティブではグロースハックとマーケティングの担当しています!
スタートアップというものは、スピード感を大切にしていかなければならないと思っています。目まぐるしく変わる世界に対して、いち早く対応していかなければなりません。
3/7(木)、「Mirrativ」内で斗和キセキさんの「背中のアレ」を実装した企画をスタートしました。
斗和キセキさんとは3月1日に登場したVTuberです。背中を浮遊する三角形がガンダムシリーズのモビルスーツ「アストレイ レッドフレーム改」に似ているということでTwitterで話題に。たった1日でTwitterのフォロワーが5万人突破、YouTubeチャンネル登録者数は2万5千人に登り、人気VTuberになったシンデレラガールです。
その三角形を「Mirrativ」のアバター機能エモモに実装したのです!
3月7日にリリースし、現在約10,000人以上にご利用いただいています!
実はこの企画の発案が3/6(水)10時。そしてリリースが3/7(木)14時。
約28時間でリリースに至った様子を実際のslackのやり取り等をお見せしながらご紹介します。
きっかけは3/6(水)10:16から
代表の赤川が斗和キセキちゃんの記事を見て、ふとマーケティングチームに共有したことがすべてのはじまりでした。
この投稿にマーケティングチームの私が反応。
併せて即座にPMの山田に相談してみると、山田も乗り気に。熱冷めやらぬままデザインチームとUnityエンジニアに相談を持ちかけます。
私から斗和キセキさんからパーツ制作/配布の許可をいただきたい旨を伝えると、デザインチームリーダー:シブタニも乗ってきます。
するとなんと。すぐに3Dデザイナーの下原が呼応して、下記の投稿をしたのです。
赤川のニュース共有が10:16。デザインのプロトタイプ完成が12:55。3時間もかかっていません。
デザインチームはこの流れにノリまくり。
しかし、モデルとアニメーション制作/実装の時間軸を考えると、今週中には出せると良いね…といった話をしていたところ、
とまさかの1時間の宣言。これには実装担当のUnityエンジニアの横手も謎の宣言を繰り出します。
実装と同時に公式にご相談
前述の通り、無断のままで出すのも大変失礼にあたるため斗和キセキさん運営に許可をいただく準備をはじめます。赤川から斗和キセキさんのプロデューサー氏に概要を、須田からは具体的なコラボ内容をご連絡し、ぜひ「公認アイテム」として許可をいただけないかをご相談しました。
ご返信を待つと同時に下原はフル稼働。ついに発端から約9時間後、完成します。
効果を最大にするためにスピード最優先
このスピード感ある制作に対し、下原は以下のように解説してくれました。
「この斗和キセキさんのパーツはプロダクト的に最も効果のある時期(つまり今すぐ)にリリースしたかったので、3D的な細かいことは気にせずに30分くらいでスピードモデリングしました。
▲実は左右対称でなかったり、三辺で微妙に頂点位置が異なったりしています。
▲UVもy軸から平行投影のみ。
▲テクスチャを反映したUnity上でのルック。エモモシェーダーはテクスチャが単色のシンプルなものでもセルルック的にまとまるように作っているため、テクスチャ制作も短時間で済みます。
▲Unity側で諸々のセットアップをして完成です。
ここまで出来たらUnityエンジニアにお渡しします。
アセットバンドルを作成し、実機での確認。
間の確認や意思決定待ちの時間を抜くと、約2時間足らずの作業時間で実装が完了です。
運営からの快諾もいただき、リリースへ
あとは斗和キセキさんの運営からご連絡を待つ状態になりました。
するとついにご連絡が!「ぜひエモモのパーツに登場させていただきたい」とご快諾をいただきました。
ここから、ユーザーさんへの告知に使う素材やバナーをデザイナー:シブタニも意気込んで準備。
斗和キセキさん運営にも、宣伝用ポップアップの素材や文言などを、細やかな部分まで衝撃的なスピード感でご確認をいただきました。
そしてついに3/7 14:31にリリース!
3/6 10:26のきっかけから3/7 14:31の約28時間でリリースに至りました。
たくさんのお客様にキセキさんになりきってもらっています。
最後に
今回このリリースは私がリードした形とはなったものの、3Dデザイナー、エンジニア、企画の協力と各々のプロフェッショナリティによってリリースに至りました。
この間、経営サイドからの確認は「ペット機能を使われている既存クライアントさんとの合意に反しないかだけ見てね」といったリスクチェックのみ。
「これを実装したらいいんじゃないか?もっとユーザーさんに楽しんでいただけるのではないか?」という気持ちを全員で共有しながら、リリースまでたどり着けました。
今後もユーザーさんのニーズを基にした、クオリティ/スピード/リスク管理、全てを高度に兼ね備えた開発をしていきたいと思います。
なお今回のスピード開発の裏側には、ここでは書ききれない様々な工夫がされているのでまた別途まとめられる…かも…!?Techblogにもご注目いただけると嬉しいです。
https://tech.mirrativ.stream/
最後に、今回の斗和キセキさんならびに運営スタッフの皆さんの全面的なご協力に、改めて心より感謝申し上げます。
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