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地域の魅力を伝える子ども向け体験プログラムを共創する 〜佐渡の限界集落での挑戦〜

ミテモでは、教育とデザインの力で地域の活性化を共創しています。今回は、そんな事例を1つ紹介します。

ミテモでは、佐渡市歌見・虫崎エリアにて活動するUKUUという地域団体と共に、地域の未来を考える取り組みをおり、その一環として、小学生向けの地域職業体験プログラムの開発を地域の方と共に行いました。今回は、佐渡の漁師の暮らしに密着し、一緒に漁に出て、仕掛けをする、仕掛けを回収する、魚を捌くなどさまざまな体験を行いました。

そもそも、なぜこのようなプログラムを開発するのかを少し説明させてもらいます。

このプログラムの目的は3つ 

①地域の新たな価値の創出/再発見

②持続可能な関係性の構築/参加者にとってまた訪れたいと思えるようにする(第2のふるさと)

③地域住民の自信、自分達の地域に誇りを持ってもらう

この3つを実現するために、普段の地域の暮らしを体験コンテンツ化し、さらに地域の自走へとつながるようにサポートを続けています。

では、具体的にどのようなプログラムを開催したのかを公開したいと思います。

《1日目》

・キックオフ/自己紹介

・港へ移動、漁の説明

・漁船へ乗船→網の仕掛け

・晩御飯のおかずを釣るために再び乗船/船からサビキ釣り

・魚捌き体験(釣った魚と、旬のイカを漁師さんがレクチャーして実際に捌く)

・漁師さんと共に、地域の料理を食す


《2日目》

・前日に仕掛けた網を引き上げに(朝5時半に出発)

・網から魚を外し、どんな魚がかかったかを確認

・漁師さんが兼業で実施する、お米づくりをしている棚田へ移動し、海と棚田の関係性を知る

・振り返り

実際にこのプログラムを実施したことで、参加者された家族は本当に満足して帰られ、その後も地域の方に手紙を送ったり、交流が続いているそうです。狙いである「第二のふるさと」に近づいたのではないでしょうか。

また、参加者の満足だけでなく、地域の人の自信につながったことは大きな成果でした。特に漁師のメンバーは、「自分の何気ない仕事にここまで喜んでもらえるなら、是非またやりたい」と次を楽しみにしている姿は印象的でした。

これまで、大きな価値だとは思っていなかった、暮らしや営みが、実は価値がある。暮らしや営みを変えずに、そこに価値を創り出すことこそ、地域における持続可能につながるのではないでしょうか。

ミテモでは、このように地域と共に、地域の持続可能を目指した取り組みをおこなっています。

地域への取り組みに興味がある方、教育やデザインの力を活かして課題を解決てみたい方は、是非、一緒にミテモで取り組んでみませんか?

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