こんにちは!採用広報の銭場です。
今期から新設された社内表彰制度、Productivity Champion Award(PCアワード)。
このアワードは半期の業績目標に対し、日々の工夫や改善を通じて組織の生産性向上に大きく貢献した個人を表彰する制度です。
今回は記念すべき第1回目の受賞者である、資産継承サポート部の西村さんに受賞の裏側を聞きました。
ーよろしくお願いします!最初に、これまでのキャリアを教えてください。
マネックスには派遣社員として2020年に入社しました。2年間、口座をお持ちのお客様の住所変更などを行う部署に所属した後、2022年4月から正社員登用となり、現在の資産継承サポート部に配属となりました。トータルで5年ほど在籍しています。
ー現在はどういった業務をされていますか?
マネックス証券の口座をお持ちのまま亡くなられた方に対する相続人さまへの手続きをサポートしています。財産の開示や資産移動など各種手続きを行っています。
ー今回、PCアワードを受賞されていかがでしたか?
当日まで知らなかったので、嬉しかったのと驚きとでちょっとパニックになってました(笑) まさか私が!?というのが率直なところですね。資産継承サポート部は、八戸のオフィスにあるのですが、普段はあまり日の目を浴びない部署なので、今回を機に社外だけでなく、社内にも目を向けてもらえるようなきっかけになったらいいなというのも同時に思いました。
ーアワードを受賞した業務内容を改めて教えてください。
分割協議書といって、亡くなった方の財産を、相続人全員で協議し、合意のもとにどのように分けるかを記載した文書があります。記載項目のみ決まっており、書式は相続人様が独自に作成するものになります。そのため当社の資産がどこにあるのかというのを目視で確認しなきゃいけない、且つ、その財産を複数名で分与する場合、今までは担当者が目視確認・移管書類準備・残高明細の色分けなどで1件あたり1時間以上を要していました。時間も手間もかかる大変な作業だったこともあり、この一連の流れを一つの仕組みと捉えて一元化するということで、業務効率化につなげました。結果として、処理件数17%向上による部全体への貢献や、運用刷新、相続業務全体の1日あたり処理件数が約17%向上しました。時間で換算すると、従来1時間掛かっていた作業を、40分程度まで短縮することができました。
ーすごく手間がかかる作業だったんですね。
そうですね。結局、決まった形がないので、マネックス証券の資産が分割協議書に載っていないということや、そもそも故人に証券口座があることを知らなったお客さまも多いです。故人の生前は、そのご家族も銀行口座のことは把握されているケースが多いのですが、現金以外の金融資産を持っている可能性もある、ということが財産分与になるまで考えつかない方が多いのが現状です。こうしたネット証券などで資産を持ってることがわかった時に、分与される方全員で分けたいとなったときの手続きを、今まで全部資産継承チームの社員が手作業で全て行っていました。間違った書類を送ってしまってはいけない重要な作業なので、いかに正確に効率化できるかというのが大きな課題でした。
ー今回の業務できっかけや心がけたことはありましたか?
分割協議書を読み取ってからの作業が一番大変だったので、大幅に作業工数を減らしていこうと思ったことがきっかけでした。証券業協会の集まりに参加した上長より、他社が書類一枚で予算を作成していた事例の共有があり、「これは自分たちでも取り入れるべきではないだろうか?」という発想に至りました。分割協議書ってどうしてもお客さまに書類をお返しするまで時間がかかってしまうので、それだったら自分たちの手作業の部分を減らしてしまえば、お客さまへの手書きの負担も軽減することもできるし、こちらも迅速に案件を返すこともできると思いました。なので、一番は改善と精度の向上を意識して取り組みました。
ー最後に、仕事をする上で西村さんが大事にしていることを教えてください。
「面倒は最小限で、成果は最大限に出す」ということです。業務内容で作業が多くて面倒ということは、実際、理由を突き詰めると、効率化すればできる作業みたいなのも多くあると思っています。そうした面倒や無駄な時間をできるだけ省いて、その分本当に必要なところにエネルギーを注げれば、 もっと質の高いものを自分たちも作り上げていくこともできるし、お客さまに良いものが提供できるかなって思っています。
ーありがとうございました!