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Mojave にアップデートしたら Vagrant 環境が動かなくなった時の話。

Mojaveが2018年9月25日に発表!!

今回、Mojaveが2018年9月25日に発表されて、ダークモードが使えるということで、「アップデートしたいな〜」とずっと思っていたが、開発環境が壊れるのを恐れてずっとアップデートしていなかった。

ところが、知らない間に「夜中にアップデート」を選んでしまっていたようで、ある朝Macを開いたら、目の前には砂漠が広がっていた。そう、Mojave砂漠だった。

<今回アップデートした内容とOS環境>

旧バージョン → 新バージョン

VirtualBox 5.2.8 → 5.2.20
Vagrant 2.0.2 → 2.2.0
MacOS HighSierra → Mojave

HighSierra からMojave にアップデートしたぐらいで、Vagrant が動かなくなることなんてないだろうと信じていたのだが、思いのほかかなり重症だったので、これはもうネタにしてしまえとばかりに作業内容をまとめることにした。

とりあえずモハベ砂漠の位置を確認してみた。

場所はアメリカの西のほう。

右上のポイントがモハベ砂漠。その左 直線状に、モハベの町もあるようだ。なるほど勉強になった。


1)Virtual Box 失踪( Virtual Box を 5.2.8→ 5.2.20にアップデート)

とりあえず、いつもどおりの Vagrant up でさっそくVirtualBoxにエラーが。


どうやら、Mojave には対応していないバージョンだった模様。

アプリケーションを覗いたら、案の定 VirtualBox が使用不可になっていた。



アップデートすれば解決するらしいので、メッセージを信じて VirtualBox をアップデートした。

→ Vagrant up に戻る


2)iTerm2 権限剥奪(iTerm2とターミナルにアクセス権限を付与)

さてお次は次のエラー

エラー内容

The nfsd service does not appear to be running.
Starting the nfsd service
==> default: Mounting NFS shared folders...

The following SSH command responded with a non-zero exit status.
Vagrant assumes that this means the command failed!

どうやらiTerm にファイルへのアクセス権限が必要な模様。
この時点でこの先がさらに長くなることを確信した。


対処法

システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > フルディスクアクセス  にiTerm2 とターミナルを追加した。

→ Vagrant up に戻る


3)NFS が仕事放棄(NFSを起動させる)

エラー内容

mount.nfs: requested NFS version or transport protocol is not supported

NFSが動いていないようだ。いつのまにか仕事を放棄されたらしい。
ならば働けとばかりにコマンドを打ち込んだ。

  • 対処法

/etc/exports がなければ空ファイル(exports)を作成しておかなければならない。

sudo touch /etc/exports

次にNFSに命令を下す。

sudo nfsd enable

これでNFSが動きだした。
→→→ Vagrant up に戻る

その後別の問題でまたこのメッセージが出た。

その解決方法は、hostsファイルに書かれているはずの1行がいつの間にか消されていたのが問題だった。

sudo vi /etc/hosts
127.0.0.1 localhost

この1行がなくなっていることがあるので、一度確認してみていただきたい。

4)ようやく動きだしたと思ったら、SSH vagrant で入れなくなった

vagrant ssh XXXXXX@XX.XX

Permission denied (publickey,gssapi-keyex,gssapi-with-mic).

Vagrant up でようやく Vagrant は立ち上がったのだが、SSHでログインできなくなっていた。

参考にした手法はいくつかあったが、試したものの結局は設定を戻すことにした。

記事を参考にしたが自分はやらなかったこと

+ /etc/auto_master の中のコメントアウト
# /home auto_home -nobrowse,hidefromfinder
https://issyxissy.me/mac-home-directory-mkdir-error/

+ vagrantファイルへの追記はやらなかった
config.ssh.insert_key = false
https://qiita.com/shyse/items/9ec50b868b90f847c75f


Macを再起動してログイン成功!

Mac自体を再起動をかけ、Vagrantを立ち上げ直してから、再度SSHログイン→無事成功!!


無事にダークモードを満喫

開発環境への影響は他にもあったが、今回は Vagrant にとどめるとして、楽しみにしていたダークモードを満喫した。ただ、対応していないアプリケーションの場合、背景が真っ黒になることで文字が読みにくくなるものもあった。

これでようやくOSのアップデートも終わって、眩しくない目に優しいダークモードで仕事ができると思ったが、よくよく考えたら、いつも作業しているコンソール画面は、すでにある意味ダークモードだったのであまり恩恵を感じないまま作業に戻ることになった。


今回お世話になった先輩方の記事

https://qiita.com/oieioi/items/d45d30d2622eca095a67
http://www.1x1.jp/blog/2013/08/vagrant_synced_folder_with_nfs.html
https://mawatari.jp/archives/solution-of-vagrant-ssh-connection-error

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