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【社内学習】IT企業でデザインを学ぶということ

「デザイン」と聞いて、パッと思い浮かぶものってどんなものでしょうか?

おしゃれなパッケージやファッション、プロダクトの見栄え。確かにデザインが欠かせません。


でも、少し目を凝らしてみればもっともっと多くの場所に、「デザイン」が潜んでいることに気づきます。そんな奥深い「デザインの世界」をもっと知りたい!ということで、ただ今DS事業部ではデザインを一から学ぶ講座を行なっています。

なぜデザインなのか?

デザインとはそもそも、目的を達成するための計画や実現化の一連のプロセスのことを指します。この時点で「あれ、イメージと少し違うな」と思う方もいるかもしれません。かく言う私も、デザイン=モノの設計といったイメージを持っていました。

でも実際にはデザインが最も重視されるのは、“あらゆる意味において”の「設計」部分です。

デザインは、人間工学やエンジニアリング、サービスとも深く関わり、UXの向上や問題解決、マーケティングの構築にも欠かせないものなのです。

また、このようにさまざまな角度から突き詰めていくと、自分自身の思想や行動、人とのコミュニケーションに至るまで、人間の行動のすべてにデザインが関わっていることが分かってきます。

デザインの真髄は、モノを生み出すだけではなく、コトをも生み出すことなのです。

小野田實 私のマル,April. 2021,姫路市立美術館,アートディレクション/デザイン:見増勇介

何を学ぶのか

このような「すべてに関わる」デザインを一から学びたい。そんな思いから、DS事業部では社内学習として自由参加のデザイン講義を行っています。

講師にお迎えしているのは、こちらの先生。

デザイン講座では、点の構成やタイポグラフィの歴史、名刺の設計から「良いデザインとは何か?」といった考察まで、デザインに関する知識をさまざまな視座から学びます。

しっかりと人間に寄り添いつつ、エコロジカルな視点を忘れない。そんな洗練されたデザインを見ていると、デザイナーに対する畏敬の念が湧いてきます。そして、今当たり前に享受している便利さのそこかしこにデザインの妙が隠れていることにも気づかされます。

題材によっては、課題があることも。受講者は発表やプレゼンを行いますが、デザインの性質上「正しい答え」はありません。こういった面からは、デザインという概念をある意味でツール化させた、自己開示(あるいは自己呈示)と他者受容の習得の場としての可能性も感じます。

麻布台ヒルズギャラリー開館記念 | オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期,November. 2023,麻布台ヒルズギャラリー,アートディレクション/デザイン:見増勇介

デザイン講座を受けてみて

「あらゆるところにデザインが必要だ」と言われると、その知識の習得も「広く浅く」になってしまいそうに感じますが、この講座から受けるイメージはむしろその逆です。

「あらゆるところに通じるデザイン」が必要だからこそ、その確固とした核となる「それぞれの個性に基づいたデザイン」が必要であることに思い至ります。

デザインを学ぶということは、さまざまな視座を通して「自分らしさの確立」を行うことに近しいのではないでしょうか。

そしてそのために必要なのは、誰かの声に耳を傾けること、自分の声に耳を澄ますことです。そんなコミュニケーションの基本を、都度デザインが思い起こさせてくれるように感じます。


今学ぶこと、の楽しさ

ミロ展─日本を夢みて,April. 2022,愛知県美術館,デザインディレクション:見増勇介


学生と社会人の一番の違いは、インプットとアウトプットの「量と質の比率」に表れます。

学生の時には「インプット量>アウトプット量」であり、インプットは学問に根ざしていて、ある程度の質が確保されている上、アウトプットの質はあまり問われません。これが社会では「インプット量<アウトプット量」へとひっくり返り、さらにアウトプットの質が求められます。

しかし、社会人になった今だからこそできることもあります。

それは、インプットの量の少なさを質によって補う、という方法です。

まず、この「インプットの質」を求めることって、学生時代の学習以上に自分都合でできるので単純に楽しいんですよね。苦手は省いて、その分得意な部分から習得すればOK、さらにインプットの質が上がれば、自然にアウトプットの質も上がります。


そんな中で受講しているこのデザイン講座、やっぱりとっても楽しいです。みなさまもぜひご参加を!



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