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仕事に「色」はついていない。激動の陰で目立たず攻める、異彩の事務。(OP/伊藤春香)

【挑戦者側から、社会をおもしろくする。】

目立ちにくい業務でありながら、さまざまなタイプが集まるナイモノでも異色のスタンスで働き続け、入社2年目で社内MVPにも輝いた彼女の仕事ぶりをインタビュー!

理系の大学院を出て、印刷会社の研究職、IT系営業、塾での管理事務を経て、2019年2月にナイモノに入社した伊藤。日々変化し続けるナイモノを3年半にわたって支え続けてきた、「ちょっと変わった働き方」について、ご紹介します!!

学生たちのリアルな熱気

ナイモノのオフィスの1階には、セミナーやイベントを開催するスペースがある。

全国各地の学生たちが首都圏の成長企業と出会う就活支援サービス『ジョーカツ』でも、シーズン中は毎日のように、この場所で説明会や講演、CA面談が行われている。

2019年の春、まさに文字どおり「溢れるほど」の学生たちがこの場所に集まっていた。

30名も入れば手狭になるほどの空間に、43名の学生たちが日本全国から訪れ、期待と不安が入り混じった表情で就活に向き合っている。彼らが、企業の社長や採用担当者の言葉に一喜一憂する表情、日を経るごとに変わっていく顔つき。

当時入社して間もない伊藤は、その光景を見て学生たちの熱量を肌で感じていた……。
事務職として働いている中で、ジョーカツを利用する学生たちとは、ディスプレイ上の文字や文章で接するだけだった。そんな学生たちが、日常業務の向う側にある「リアル」であることを、改めて認識させてくれた。

その後、新型コロナによってオンラインが主流になった中でも、このイベントでの経験があったからこそ、PCの向こう側にいる学生たちを感じることができ、彼らの成果に向かい続ける伊藤の業務の根幹にもなっている。

日々の改善点を「淡々と」

伊藤の業務は、いわゆる「事務」ではあるが、その内容は多岐にわたる。

取引先の企業との選考日時調整、学生のイベント動員や進捗状況管理。その両者の感想の共有をする上では社内のCA(キャリアアドバイザー:学生担当)やRA(リクルーティングアドバイザー:企業担当)とのやりとりも頻繁に生じる。

企業と学生、CAやRAと、全方面とも言えるほどに接点をもちつつ「どれが重要」ということはなく、すべての立場に気を配り、業務をバランスよく進めていくことが求められる。

本人は、「感情の揺れは少ないほう」だと言う。

仕事への向き合い方についても、「仕事は、楽しい……んですかねぇ?」と、笑いながら言葉を濁す。その言葉が表すように、社内の誰もが伊藤の仕事ぶりを「淡々と」と表現する。

「私の仕事は、社内のCAやRAが働きやすい状態にすること。CAやRAのように具体的な数字をもっているわけでもないので、明確な“達成”というものはありません。ただ、ちょっとした改善点を見つけて修正したり、効率的じゃないところや無駄を改善したりするのは、もともと好きなんです。それが実際にうまくいったときは、達成感はありますね」


AI、印刷技術、営業、塾……いつも違和感があった。

伊藤にとって、ナイモノは新卒で就職して4社目となる。

情報系学部で画像認識などの機械学習を学び、大学院にも進んだ。「研究はおもしろいけれど、研究そのものを仕事にするのは……」と考えて、印刷や情報技術に強みをもつ数万人の民間企業への入社を決めた。

配属されたのは、コスト削減や技術開発などを担当する部署。

研究の日々を過ごし、売上に直結するわけでもなく、仕事の成果が見える機会もなかった。何より、修正や改善のアイデアが生まれながらも実行に至らない大企業の慣習やスピード感に、歯がゆさがあった。

2社目は、CRMによる営業支援を行うIT系ベンチャー。

営業の道を選んだものの、初日の時点で自分には向いていないと気付かされた。営業として人と話すことよりも、必要な作業に没頭するほうが心地いい。営業系の本を何冊も買ったものの、部屋に積み上がっていくばかり。「読んだとしても、人並みにしかなれない……」

3社目を選んだ理由は、「そもそも朝9時から働く必要があるの?」だった。

社員数名の塾で、授業の構成や時間の割り振り、生徒の宿題管理、月謝の管理、課題のコピーや資料作成と、授業以外のすべての業務は何でもやった。それでも、自身がどれだけ動いたとして、会社が大きくなるイメージはもてなかった。

いつも、「個人として自由に働けるようになりたい」との想いがあった。

「何も決まっていない」という刺激

結果的に、これまでの3社の違和感をすべて解消できたのがナイモノだった。

ジョーカツのサービス開始から1年が経とうとしていた時期に、伊藤はナイモノに飛び込んだ。

多くのことが決まっていないどころか、サービスとして足りないものばかり。イベントプログラムの内容も、社歴やポジションにかかわらず全員でアイデアを出しながら決めていく。企業や学生との連絡や管理の方法も人それぞれで異なる。

伊藤の目には改善や効率化の要素だらけに映り、むしろそれが刺激的だった。

ある日、就活イベントの参加学生の属性やタイプと実際のマッチング率を見ていると、何かしらのパターンがありそうだと感じた。そのデータを実際にExcelに落として試算してみると、ある傾向があった。さらにそのパターンを可視化するためのExcelをつくった。伊藤にとっては、ちょっとした工夫のひとつではあったものの、社内から「すごい仕組みができた!」と評された。

他にも、毎日数百件とくる説明会予約を管理する仕組みを改善したり、既存のオンライン上でのやりとりを簡易化する方法を考えたり、時にはCAが担当する業務までも請け負うこともあった。

「どの仕事も、オーダーがあったからやったのか、自分から考えてやったのか、よく覚えていないんです。そもそも自分でどうしていくか考えないと、終わらない仕事量なので。自分で“やる”と決めた、というよりも業務量が多すぎるので、こなしていたら生まれちゃった、みたいな感じです(笑)」


「バレないように働きたい」

過去に勤めた3社はどれも2年以内で辞めている。そんな伊藤も、ナイモノでは3年半が経った。

「自由に働きたい」と言う伊藤だが、ナイモノでの仕事はこれまでの3社と比べて求められる内容も業務量もまったく異なる。

「本当に自由にやらせてもらっていますね。忙しいのはいつもそうですし、重ための仕事が突然きたら“やだな……”とは思いますけど、どちらにしてもやるしかないので(笑)」と、変わらず淡々と語る。

入社2年目になってCAの社員が休暇中には、学生との連絡や評価表の入力、企業との調整など、通常はCAが担当する業務まで行なった。それも求められたからではなく、「CAの業務が漏れているのは、自分のせい」だという責任感と、CAと共に仕事をする中で「誰にも文句は言わせない」という意識から、できるだけ先手を打って対処していくことを目指した。

――― 結果的に伊藤は、MVPとして表彰された。

「黒子じゃないですけど、本当はバレないように働きたいんですよね。私は前に出たくない。あくまでも裏方として、前に出る人を輝かせるような立場にいたいんです。CAやRAが動きやすいように環境や仕組みを整えていくだけで。たまに注目されたり、インセンティブがあったりすると、貢献できた実感がありますけど(笑)」

組織の拡大と新しい立場

入社したばかりの時は混沌とした中で何も決まり事はなく、「できることをやるだけ」と動いてきた。

決められた業務を受け入れて「淡々と」こなす事務職ではなく、これから起きる可能性を先回りして考えて動き、「淡々と」攻めていく。それが、伊藤の仕事のスタンスとも言える。

環境がどれだけ変化しても、どんなに厳しい状況であっても、伊藤には気負いがない。

業務プロセスの改善も、管理の効率化のためのツールの改良も、「ただ、この方が良さそうだから」と動く。目の前のリスクやトラブルに抗うことなく柔軟に対応して、手間や損失を最小限に抑えつつ、効果をプラスにする。その結果として、組織への好影響が生み出されていく。

そんな伊藤も、今では3人の後輩がいる身になった。

「みんな優秀なので、何かを教えるという感じではないです。もちろん困っているときには、助けられることがあればとは思いますけど、基本的に自由に育ってください、と思っています。

これから会社も大きくなっていく中で、それに耐えうる仕組みづくりをしていきたい。今までは一人で淡々とやっていても何とかなってしまったところがあるけれど、社内では長いほうなのでそこはさすがに……(笑)」

変化の中で、自分の仕事をつくる。

今後のナイモノに「合う人」は、どんな人か。

「変化を恐れないで、自分で動ける人……ですかね。ナイモノって、本当に変化ばかりの会社なので。そこに抵抗感がなくて、自分で提案できる人。スキルよりも、ガッツがあるかどうかだと思います。と言っても、私にガッツがあるかどうかと言われたら、わからないんですけど(笑)」

決して目立とうとはせず、その気もない。社内でかかわるCAやRAの下支えをしながらも、「バレないように、目立たないように」と、改善を積み重ねていく。

伊藤にとって、仕事に「色」はついていない。大変な仕事と楽な仕事、やらされる仕事とやりたい仕事、言われた仕事と自発的に動いた仕事……、そうした区別はない。彼女の前にはただ、「やったほうが良い状況になる仕事がある」から、それに向き合い対処していく。

PCのディスプレイとキーボードの向こう側にいる企業と学生に、影響を与える。あくまでも淡々と、自分が考える「より良い方法」を模索していくことで、ナイモノを支えていく。



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