スマホが世界と繋がるマイクになって、1億人と音楽で繋がる。F1レーサーになる夢に破れたから出会えたnanaという夢

nanaは、スマホひとつで世界中の人たちといつでも、どこでも、誰とでも、歌い合ったり、楽器でセッションしあったりといった音楽でコラボレーションができる、そんなアプリです。

ぼくは自分の人生すべてを賭けてこのサービスを創りました。なぜ、ぼくがこのサービスを創ることになったのか、どうやって300万ユーザー(※2017年3月現在)を集めることができたのか、そのお話をさせてください。

レーサーになりたかった過去の話

ぼくがnanaを始める前に一体何をしていたのかというと、実はモータースポーツの世界にいました。父と兄は車が大好きで、兄はホンダ・インテグラのワンメイクレースに趣味で参加していたほどだったのですが、小さい頃の僕は「何がそんなにおもしろいんだろう」と、ものすごく冷めた目で見ていた記憶があります(笑)。 そんな自分自身がまさか車にドハマリすることになるとは思いもよらなかったのですが、そのキッカケは19歳のときに通った自動車免許取得のための教習所で、「車を運転する」行為が想像以上におもしろかったことでした。車は便利な道具で、それも人の能力を遥かに超えたモノですよね。それを扱うことがもう新鮮で新鮮で…。そこからは一気に車に興味を持ち始めましたね。『オートスポーツ』、『F1速報』、『OPTION』などの雑誌を読み始めて、『イニシャルD』、『オーバーレブ』、『湾岸ミッドナイト』、『F』といった車漫画も買い漁り、F1やGTも見始めたりして(笑)。

ちなみに、F1は昔から兄が好きなこともあって、なんとなく一緒に見ることもあったのですが、車に興味を持ち始めてからのF1は別格で「なんてかっこいい世界なんだろう」と、一発でファンになりました。それが2004年のことで、元F1ドライバーの佐藤琢磨選手が活躍していたシーズンでした。ぼくは自然と彼に興味を持ち、生い立ちなどを調べてみたら、彼が19歳からF1ドライバーを目指し、たった5年でその夢を成し遂げたということを知ったんです。

それで、「よし!俺も行ける」と思ってしまったんですよね。その時(笑)。

ぼくは昔からとにかく好きになると周りが見えなくなってしまうタイプで、「絶対にF1ドライバーになれる!」と信じ込んで、すぐにバイトを始めました。そして、貯めたお金でレーシングカートを買って、そこからは毎週カート場に通いましたね。当然、練習自体にもそれなりのお金がかかるので、毎朝起きたらまずF1のオンボード映像やカートの地方選手権の映像を見て、乗れない間もずっとイメージトレーニングをしていました。 また、佐藤琢磨さんをベンチマークにして彼のように5カ年計画を立て、特に見せる相手がいるわけでもないのに、レース後には必ずレポートを書いていましたね。

そして、結論から言うと、ぼくは5年でレーサーの道を諦めざるを得なくなりました。19歳からレーシングカートを始め、少しずつステップアップし、23歳のときには鈴鹿サーキットが主催するレーシングスクールに入学し、フォーミュラへとステップアップできました。しかし、2009年、24歳になった頃には資金が枯渇してしまい、これ以上活動を続けることが不可能になってしまったんです。

その時はめちゃくちゃ悔しかったですね。自分は絶対にF1ドライバーになると思っていましたから。急に目標がなくなって、なにもやる気がおきない状態になりました。それでも、生きていくためにお金は稼がないといけないので、これまでのバイトに加え、自分が所属していたカートショップのEC代行をしたり、カートの走行会イベントを開いたりしてどうにか生計を立てていました。 この頃からインターネットに触れる機会が増えてきたのですが、レースの世界しか知らなかった自分にとってはあらゆる情報、あらゆる人の考え方、生き方を知ることのできるインターネットとメディアの世界はものすごく新鮮で刺激的でした。特にTwitterがもたらしてくれた体験は、ぼくがテクノロジーに強く興味を持つようになるキッカケとなりました。

元レーサーが音楽アプリを作ることになったきっかけ

さて、少し話はズレますが、『We are the world』という楽曲をご存じでしょうか。これは1985年3月にリリースされたアフリカの飢餓と貧困救済のためのチャリティーソングで、マイケル・ジャクソン、スティービー・ワンダー、レイ・チャールズといった当時のスーパースターが一同に介し、製作された名曲です。 2010年のハイチ地震の際にも、この『We are the world』をあらゆるアーティスト達が歌い、それをチャリティにつなげるというムーブメントが起こりました。その中のひとつに、『We are the world for Haiti(Youtube Edition)』というアマチュア&セミプロシンガー57名で作られたバージョンがあるのですが、ぼくははじめてこれを観た時、思わずシビレてしまいました。

https://www.youtube.com/watch?v=9hhX0KkQBW4

レーサーを目指す前は、Jazz Barのシンガーになりたいと思っていた時期があるほど歌うことが好きだったんです。特にスティーヴィー・ワンダーが大好きで、とにかく暇さえあれば思いっきり歌っているような学生時代をすごしていました。中でもこの『We are the world』が大好きだった理由のひとつに、『音楽で世界をひとつに』というコンセプトがあります。ベタではありますが、宗教、思想、価値観を超えて僕達は本当に分かり合えるかもしれないという希望と一体感。考えるだけでワクワクします。

ただ、よくよく考えてみると、実はまだ誰も実現できてないんじゃないかと思うんです。85年のオリジナルはオールアメリカンだったし、ハイチの時はインターネットの力で多種多様な人々が歌ってはいたものの、まだ”世界”といえるほどの規模ではなく。本当の意味で「世界をひとつに」なんてできていないじゃないかと。

当時のぼくはスマホを買ったばかりで、ボイスメモ的なアプリでひとりでコブクロの主旋律を歌って録ってはそれを自分でハモって遊ぶという遊びをしていました。その時、あることに気がついたんです。 スマホは常に人が肌身離さず持ち歩くモノでいつでもアクセスできます。これは、PCと違って、世界60億人が持つデバイスになるかもしれない。このスマホが世界につながるマイクになれば、世界中全ての国の人々と歌い合うことが可能になるんじゃないか。本当の意味で「音楽で世界をつなげる」ことが実現できるんじゃないか、と思ったんです。

そして、F1ドライバーを目指していた時に感じていたあのワクワク感、自信が蘇ってきました。これは絶対におもしろい。何よりも自分が欲しい。世界中と歌ってみたい。 その想いを元にnanaは作られました。

nanaについて

nanaの基本的な使い方は、例えばぼくが歌ってそれをレコーディングします。すると、その僕の歌に、誰かがギターを重ねて、さらに他の誰かのベースが重なり、キーボードが重なり、ドラムが重なり….あら不思議!アカペラで始まった僕の歌がいつの間にかバンド・サウンドになっている、そんなことができるアプリです。 nanaの特徴は何といってもこの重ね録り(オーバーダブ)機能があることで、リアルタイムに合わせる必要がないため、いつでも手軽に誰かと合唱をしたり、セッションをしたりすることができます。

↓実際のコラボレーションで生まれたサウンド例がこちら。 とても STAY TUNESahara Ours

まるで一緒にスタジオで録ったような音源ですが、nanaの重ね録り機能を使って、遠く離れた人同士、知らない人同士のコラボレーションで作られているんですね。こういうサウンドが今では月間200万曲ほど投稿されています。

サービスとしては2012年8月にβ版を、同年11月に正式版をリリースしました(最初はiOSのみ)。リリース当初は全く鳴かず飛ばずで、かなり辛い時期が続いたんですが、2013年12月ごろから急に大きく伸びはじめ、現在では300万ユーザーを超え、その半数が10代の女性というようなサービスとなっています。

ありがたいことに、「日本の10代若者に人気のサービス」として取り上げていただくくことも増えてきました。そして、最近は日本以外にも、海外ユーザーが非常に伸びてきています。直近の新規獲得数でいうと、日本32%、海外68%という比率になっており、特にタイ、北米、インドといった国々でユーザー数が伸びてきています。

ぼくたちはこの新規獲得比率をとても重要視しています。それは、もともとnanaをグローバル・サービスにすることを最優先の目標として置いているからです。

僕らの中期目標は、2010年に『We are the world』が実現できなかった「150ヶ国、1億人が人種を超えて共に音楽を軸につながり合えるプラットフォームになる」ことなんです。言語、人種、国境を超えて皆が当たり前のように共に歌い合い、演奏し合える世界を作る。それが僕達のミッションです。

nanaにはすでに1ヶ月間に113ヶ国からの投稿があります。もちろん投稿数が少ない国も多いし、なによりも国を超えたコラボはまだまだ少ない。けれど、そこは改善していけば良いだけ。僕らは今、夢の延長線上にいると信じています。

一緒にサービスを創っていくメンバーを大募集中

現在は社員数が16名で、半数以上がエンジニアというチームでnanaを作っています。登録ユーザー数が300万人を超えて、毎月順調に成長はしているものの、150ヶ国1億人という目標達成はまだまだ遙か先。この目標に向かって、もっと成長速度を上げていきたいし、もっともっと仮説検証のスピードを上げていきたいんです。だから、そのためにエンジニア、QA、サポート、マーケター、バックオフィスなど、全ての職種でメンバーを募集しています。

音楽が好き、ネットサービスやアプリが大好き、いつか世界中で”当たり前”になれるサービスを作りたい。そういった想いをお持ちの方をお待ちしております。

ぜひ、ぼくらと一緒にnanaを世界へ。

株式会社nana music's job postings
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